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苦情事例集 白い糸状のものが生えたいちご

最終更新日 2023年4月1日

1.概要

いちごの表面に白い糸状の菌糸状のものが生えました。

苦情品の画像
苦情品

カビの顕微鏡写真の画像
カビの顕微鏡写真

カビの電子顕微鏡写真の画像
カビの電子顕微鏡写真


2.検査結果

  • 培地:ポテトデキストロース寒天
  • 生育:速い
  • 形態:綿毛状 菌核形成
  • 色:白から褐色 黒色菌核

3.結論

Botrytis属のカビと推定されました。

4.参考

 Botrytis属のカビは広い範囲の青果物を侵す病原菌で、なかでもイチゴ灰色カビ病菌としてよく知られています。漿果類の栽培されているところならどこにでも存在するカビです。
 世界中に分布しています。各種の栽培植物に寄生し、灰色腐れカビといわれます。果実・野菜、果実加工品、果汁、干し柿などから検出されます。代表種はB.cinerea。マイコトキシンは産生しません。また、ブドウから貴腐ワインを作るときに用いられます。

2007年3月8日掲載

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医療局衛生研究所微生物検査研究課

電話:045-370-9379

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ファクス:045-370-8462

メールアドレス:ir-eiken@city.yokohama.jp

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