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苦情事例集 スイートコーン中の異物

最終更新日 2023年4月1日

1.概要

コーンの一部が黒くなっていました。

スイートコーン中の異物の写真
スイートコーン中の異物

スイートコーン中の異物の顕微鏡写真の画像
スイートコーン中の異物の顕微鏡写真

2.検査結果

  • 外観:大きさ10×8mmのトウモロコシ粒の表面に、黒色のかび様の物質が付着していました。
  • 光学透過顕微鏡:丸い微細な粒子が多数認められました。
  • 走査電子顕微鏡:大きさ約10μm、球形で表面に多数の突起のある粒子が認められました。
  • 真菌検査:黒穂胞子が認められました。

3.結論

黒穂胞子に汚染(黒穂病)されたトウモロコシが混入したと考えられました。

4.参考

黒穂病:植物体の奇形を伴う糸状菌病。梅雨明け頃から、外部は白色で中に黒い粉のつまったゴール(肥大組織)を形成し、葉、節、穂に発生します。ゴールは成熟すると表面が破れ、中の黒い粉(黒穂胞子)を飛散してまん延します。黒穂胞子は厚膜胞子でもあり、地面に落ちて翌年の伝染源となり、地中で5年位は生きているとされています。

2007年3月8日掲載

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医療局衛生研究所理化学検査研究課

電話:045-370-9451

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ファクス:045-370-8462

メールアドレス:ir-eiken@city.yokohama.jp

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