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苦情事例集 メロンによる刺激

最終更新日 2023年4月1日

1.概要

メロンを食べたところ、異常な味がし、直後から舌の先が痛み、口の中がヒリヒリし、喉の奥が焼けるように痛みました。

2.調査結果

苦情のあったメロンは、柄の部分から過熟し腐り始めていました。メロンは、成熟過程で揮発性物質を生成することが知られていることから、これらの物質を検査したところ、エタノール650ppm、酢酸エチル420ppmを検出しました。
(酢酸エチルは、人に対して400ppm程度で眼、鼻、のどの刺激症状が起こります。)

3.結論

メロンの過熟によって生成された酢酸エチルなどの揮発性物質が口内、舌等を刺激したものと思われます。

4.対応策

過熟果や実くずれ果は、エタノールや酢酸エチルなどの揮発性物質が多く生成されるので、購入、喫食の際、注意する必要があります。

5.引用文献

食品苦情処理事例集 全国食品衛生監視員協議会編集

2007年3月8日掲載

このページへのお問合せ

医療局衛生研究所理化学検査研究課

電話:045-370-9451

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ファクス:045-370-8462

メールアドレス:ir-eiken@city.yokohama.jp

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