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血管内治療センター

最終更新日 2019年6月1日

血管内治療って?

血管内治療は、血管の中からカテーテルと呼ばれる細い管を病変に到達させて治療するもので、身体を切り開くことがないことから負担の少ない治療として近年急速に普及してきました。当院では従来から脳血管内治療に積極的に取り組んできましたが、その適応の拡大とニーズの増大に応えて平成31年度から血管内治療センターを開設しました。脳神経血管内治療専門医・指導医3名の体制で、小児・周産期以外の脳卒中の血管内治療に24時間365日対応します。

対象となる疾患

くも膜下出血、脳内出血の原因となる脳動脈瘤(こぶ)、脳動脈奇形、硬膜動静脈瘻、
脳梗塞の原因となる急性期脳主幹動脈閉塞、頭蓋内・頭蓋外血管狭窄など脳卒中疾患全般に対応します。

血管内治療の種類

脳動脈瘤のコイル塞栓術

脳動脈瘤(脳内の動脈にできた膨らみ)はくも膜下出血の原因となります。脳血管内治療では、血管を通して動脈瘤内に到達し、プラチナ製のコイルを動脈瘤に詰めることで破裂の予防を行います。

双こぶ状の脳動脈瘤に対してステント(金網でできた筒)を併用してコイル塞栓術を施行しました。動脈瘤は完全に閉塞しています。

脳動静脈奇形・硬膜動静脈瘻の塞栓術

脳動静脈奇形は脳出血やくも膜下出血、けいれんの原因となります。当院では液体塞栓物質であるOnyxを用いた塞栓術が可能で、それに開頭摘出術や定位放射線治療を組み合わせたハイブリッド治療にも対応します。

けいれんで発症した大型の脳動静脈奇形を、液体塞栓物質Onyxを用いて塞栓しました。
ほぼ完全な閉塞が得られています。

頸動脈狭窄症に対するステント留置術

頸動脈狭窄症は脳梗塞の原因となります。その予防として、頸動脈内膜剥離術(CEA)や頸動脈ステント留置術(CAS)が施行されます。CEAは直接血管を切開して動脈硬化の部分を取り除く治療法で、CASは動脈硬化による狭い部分にステント(金網でできた筒)を送り込んで拡張する治療法です。当院ではCEA、CASいずれの治療も対応可能です。

内頸動脈狭窄症に対して頸動脈ステント留置術を施行しました。良好な拡張が得られています。

急性期脳主幹動脈閉塞症

脳梗塞の中でも重症な急性期脳主幹動脈閉塞症については、迅速な診断を行い血栓回収療法が開始できる体制が極めて重要です。しかしながら横浜市においても、24時間365日血管内治療に対応できる施設は決して多くないのが現状です。当センターでは脳血管内治療医の増員により、対応可能な体制を整備しました。治療に当たってはステント型血栓回収機器やペナンブラ血栓吸引カテーテルを駆使して、約80-90%の有効再開通率を得ています。

右片麻痺と意識障害で発症した左内頸動脈閉塞症で、ペナンブラ血栓吸引カテーテルとステント型血栓回収機器で血栓回収療法を施行しました。完全再開通が得られ、症状は改善しました。

当院では脳卒中の血管内治療を主に行いますが、症例に応じて脳神経外科手技と血管内治療を組み合わせたハイブリッド治療にも対応します。
また急性期治療と同様に、未破裂脳動脈瘤や無症候性内頸動脈狭窄症の治療などの内科的・予防的治療についても、神経内科と共同して診療を行っていきます。

スタッフの紹介

中居康展医師

中居康展医師
血管内治療センター長

出身大学

筑波大学

卒業年

平成5年

専門分野

脳血管障害
脳神経血管内治療
脳卒中の外科手術

専門資格

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
日本脳卒中の外科学会技術指導医
日本脳卒中学会専門医

略歴

筑波大学医学医療系講師、筑波メディカルセンター病院診療科長を経て現職

岸本真雄


血管内治療センター副医長

出身大学

香川大学

卒業年

平成21年

専門分野

脳血管障害

専門資格

日本脳神経外科学会専門医

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター地域連携総合相談室

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

ファクス:045ー753ー2894(直通)

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