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脳神経血管内治療科

最終更新日 2019年1月16日

脳神経血管内治療科の紹介

脳神経血管内治療は、カテーテルという細い管を脳に関係する血管まで誘導し、そこからいろいろな治療器具を病変に到達させて行う治療です。
私たちの理念は、人を人たらしめる脳を守ることです。
脳は体を動かしたり五感で感じたことを認識したり、喜怒哀楽も感じます。記憶してそれを用いて思考して行動します。

脳はこのような機能で私たちを私たちらしくしています。

血管はその脳に必要な血液を循環しています。そのため、脳神経血管内治療をするときは血管の向こうに脳の機能を思い描いています。

治療そのものは身体への負担が少ないものですが、脳の負担もできるだけ少なくなるように配慮しています。

特徴

治療が安全に行えることと、納得のいく説明が大切であると考えています。

脳神経血管内治療は外科的治療より小さい侵襲で行えますが、リスクは病態により様々ですので、説明とご決断までの時間は十分とるよう心掛けています。

治療を安全に行うためには、治療による合併症で最も多い脳梗塞をできるだけ予防することが必要です。

合併症である脳梗塞の予防は抗血小板剤により行いますが、個々人で薬の反応が異なることが分かってきました。この予測のために、おおよその薬効を判定できるVerifyNowを導入する予定です。VerifyNowを用いて適切な抗血小板剤の投与を選択することにより、治療の安全性を高めてまいります。

また、当院では治療後に血小板自然凝集の検査や、フローサイトメトリーによる血小板活性を施行することで脳梗塞発症の病態の検討も行っています。

未破裂脳動脈瘤の破裂のしやすさは大きさ、部位などから予測しています。

近年、瘤の流体力学的見地を用いることで瘤の破裂しやすさの判定がより正確となってきています。当院でも瘤の流体力学的解析装置を導入する予定で、これにより治療される方はより納得され、治療しない方もより安心して経過観察できるようにしております。

急性動脈閉塞症の国際研究では、デバイス(特にステント型血栓除去カテーテル)を用いた治療の有効性が証明されました。

見えない血管の状態を推測しながらの治療ですから、不確実な要素と独特な怖さがあります。しかし、一刻を争いますので最善を尽くしてまいります。

神経疾患のリスクは身体障害や生命に関わるため、不安が強くなり判断が困難になる方もいらっしゃいます。このような場合は簡易で即効性のある心理療法により不安を減らすことで、自分らしい判断をしていただけるように援助いたします。

主な症状

意識障害、突然の頭痛や片麻痺、構音障害、複視、特徴的な耳鳴(血管の拍動とともにシャー・シャーやザッ・ザッ)、認知機能の急激な悪化など

主な疾患、治療法

  • くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤(破裂、未破裂)
  • 脳出血の原因となる脳動静脈瘻
  • 脳梗塞の原因となる(頭蓋内外)動脈狭窄
  • 急性脳動脈・静脈閉塞症

などを対象としています。
主な治療法としては、

  • 未破裂脳動脈瘤に対する「コイルによる脳動脈瘤塞栓術」
  • 頚動脈狭窄に対する「ステント留置術」
  • 急性期脳梗塞に対する「カテーテルによる血栓回収療法」

などがあります。

コイルによる脳動脈瘤塞栓術

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤(脳内の動脈にできたふくらみ)の破裂を防ぐため、コイルと呼ばれるプラチナ製のやわらかい糸状の金属を動脈瘤の中につめる治療法です。

ステント留置術

頚動脈狭窄(頚動脈が動脈硬化により狭くなってしまっている状態)などに対して、ステントと呼ばれる網目状で拡張することのできる金属製の筒をいれて血管を広げる治療法です。

カテーテルによる血栓回収療法

脳梗塞の急性期治療として行われるこの治療法は、カテーテルと呼ばれるビニール製の細い管を血管に挿入して、ステントリトリーバーという先端がメッシュになっているワイヤーで血栓をからめとったり、ペナンブラという器具で血栓を吸い取ったりする治療法です。

外来診療担当表

外来担当医表(サイト内リンク)

※外来の受診については外来のご案内(サイト内リンク)をご覧ください。

スタッフの紹介

甘利和光医師

甘利和光医師の画像

脳神経血管内治療科部長

出身大学

日本大学

日本大学大学院

卒業年

平成5年

平成11年

専門分野

脳血管障害

脳神経血管内治療

トラウマの心理療法

専門資格

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
医学博士

診療実績

診療実績(平成29年度)
術式名 手術件数
経皮的頸動脈ステント留置術 21件
脳血管内手術(1箇所) 13件
経皮的脳血栓回収術 12件
脳血管内手術(ステント) 4件
血管塞栓術 2件
経皮的脳血管形成術 1件
53件

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

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