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薬剤部

最終更新日 2019年4月1日

薬剤部の紹介

薬剤部は、調剤、注射剤調剤、製剤・無菌製剤、注射薬の混注業務、医薬品情報管理業務、医薬品管理業務、薬剤管理指導業務(服薬指導等)、病棟薬剤業務などの業務を行っています。当院では平成20年1月から電子カルテシステム(NEC)を導入し、患者情報の一元管理及び各職種間の情報共有を図っています。

平成24年度の診療報酬改定で「病棟薬剤業務実施加算」が新設され、治療における病院勤務薬剤師の役割の重要性が増していることから、当院では、平成24年10月より病棟薬剤業務を実施しています。

また、薬剤師は、感染制御チーム(ICT)、褥瘡対策チーム、栄養サポートチーム(NST)及び救急サポートチーム(EST)の一員として、医師、看護師をはじめ多職種で構成されているチーム活動に積極的に参加しています。

さらに、毎年、薬学会や院内外の学会や研修会に発表するなど、能力開発にも努めており、薬学生の実務実習の受け入れ体制を整備し、実習生を受け入れ指導しています。

薬剤部の体制

薬剤部長(副病院長(医師)が兼務)、副薬剤部長、担当係長2名、職員13名、嘱託職員1名
薬剤師数16名(常勤14、非常勤2)
職員の採用について(サイト内リンク)

専門・認定薬剤師

日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 4名
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 2名
日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 1名
日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師 1名
日本病院薬剤師会 指導薬剤師 1名
日本化学療法学会認定 抗菌化学療法 認定薬剤師 1名
日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士 3名
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 1名
日本アンチ・ドーピング機構 スポーツファーマシスト 1名

学会活動実績(平成28年度)

  • 原弘士・臼田誠・永井徹・城倉健「DOAC適正使用における薬剤師の関わり」2016.4 第41回日本脳卒中学会学術集会
  • 青野壮・五十嵐俊・平野秀隆「当院におけるエンパグリフロジン開始患者への服薬指導強化による薬剤師の関わり」2016.5 第59回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 一澤里枝・櫻塲秀一・五十嵐俊・平野秀隆「製薬企業における医薬品情報提供の課題」2016.6 第19回日本医薬品情報学会学術大会
  • 五十嵐俊・永井徹・青野壮・臼田誠・原弘士・平野秀隆「当院における重症低血糖による入院症例の患者背景と薬剤に関する調査」2016.6 第7回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
  • 永井徹・臼田誠・原弘士・櫻塲秀一・五十嵐俊・平野秀隆「頭蓋内出血発症リスクに与える薬剤の影響 医療薬学フオーラム2016」2016.6 第24回クリニカルフアーマシーシンポジウム
  • 臼田誠・永井徹・原弘士・五十嵐俊「メロペネムの対緑膿菌のCLSIブレイクポイント(BP)変更による治療への影響」2016.6 医療薬学フオーラム2016 第24回クリニカルフアーマシーシンポジウム
  • 永井徹・臼田誠・原弘士・五十嵐俊「神奈川県下7施設におけるVCM 低感受性MRSA の検出状況と治療の現状」2016.6 医療薬学フオーラム2016 第24回クリニカルフアーマシーシンポジウム
  • 永井徹・臼田誠・原弘士・五十嵐俊「抗MRSA治療薬(VCM・TEIC)の投与初期血中濃度コントロールと患者アウトカム」2016.6 医療薬学フオーラム2016 第24回クリニカルフアーマシーシンポジウム
  • 永井徹・臼田誠・原弘士・五十嵐俊「神奈川県下8施設における抗菌薬使用量と薬剤感受性の検討」2016.6 医療薬学フオーラム2016 第24回クリニカルフアーマシーシンポジウム
  • 櫻塲秀一・五十嵐俊・平野秀隆「多剤併用の適正化を推進するための持参薬調査」2016.8 日本病院薬剤師会関東ブロック第46回学術大会
  • 原弘士・永井徹「単純ヘルペス髄膜炎の抗ウイルス薬治療と反応性」2016.10 第63回日本化学療法学会東日本支部総会
  • 五十嵐俊「EBM学習(教育)が薬剤師業務に与える影響に関する調査(第1報)」2016.10 第10回日本薬局学会学術総会
  • 大久保莉菜・永井徹・五十嵐俊・平野秀隆「当院におけるワルファリン関連出血合併症への乾燥人血液凝固第IX因子複合体の使用実態」2017.1 第15回かながわ薬剤師学術大会
  • 岩崎夏海・間瀬尚子・五十嵐俊・平野秀隆「入院時におけるお薬手帳の実態調査と薬剤管理指導業務に与える影響について」2017.1 第15回かながわ薬剤師学術大会
  • 原弘士・永井徹「インフルエンザワクチン未接種理由に関するアンケートと考察」2017.2 第32回日本環境感染学会総会・学術集会
  • 原弘士・櫻塲秀一・臼田誠・永井徹・五十嵐俊・平野秀隆・城倉健「急性期脳卒中患者に対する抗菌薬使用状況」2017.3 第42回日本脳卒中学会学術集会
  • 永井徹・大久保莉菜・原弘士・五十嵐俊・平野秀隆「ワルファリン服用患者の出血に対するプロトロンビン複合体製剤の使用実績」2017.3 第42回日本脳卒中学会学術集会

業務紹介

調剤業務

「医薬分業」推進のため、外来処方は原則、院外処方を発行しており、平成25年度の院外処方発行率は98%です。院内では後発医薬品(ジェネリック医薬品)の採用を推進し、採用率30%以上を維持しています。院内での調剤は、院外処方せんの普及と共に入院患者さん中心となっており、薬物療法の安全管理向上と医療の適正使用を図っています。錠剤が飲めない患者さんや注入する内服薬は、粉砕法ではなく、簡易懸濁法を導入しています。また、安全性を考え、棚の配置などを工夫し、調剤支援システム(TOSHO)を導入し、効率的な業務及び調剤過誤の防止対策を進めています。

注射剤調剤業務

注射剤調剤は、注射調剤支援システム(TOSHO)を導入し、入院患者さんに対して、医師からの注射指示に基づき、注射剤の投与量、投与経路、投与速度、薬剤の重複、配合不可の確認などを行った後、1施用ごとのセットを行っています。

製剤・無菌製剤業務

臨床で必要とされる市販されていない特殊な製剤を、有用性、有効性、安定性、安全性等を調査し調製しています。また、必要に応じて無菌調製を行っています。

注射薬の混合調製業務

高カロリー輸液の調製

食事が摂れない時期などでは、腕からの点滴では十分な栄養補給ができないため、太い血管(中心静脈)から栄養価の高い点滴(高カロリー輸液)を投与します。しかし、高カロリー輸液は、栄養源が豊富なため細菌が増殖しやすく、感染症発症の危険性があります。そのため、薬剤部無菌室内のクリーンベンチにおいて、入院患者さんの高カロリー輸液を無菌的に調製しています。

PCA装置への薬液充填

PCA(Patient Controlled Analgesia):患者自己疼痛法は、痛みが発生した際に患者さん自身が追加の鎮痛薬を投与する疼痛管理方法です。当院では側彎症手術後の疼痛管理にPCA装置付シリンジェクターを使用しており、薬剤部無菌室でPCA薬液の充填を行っています。

その他の注射薬の混合調製

上記以外の注射薬の混注は、看護師と協働して病棟で調製しています。

医薬品情報管理業務

医薬品に関する情報の収集とその評価を行い医師などの医療従事者へ提供し、より質の高い薬物療法が行えるようサポートしています。
医薬品情報管理室においては、次のア~ウの情報を積極的に収集・評価するとともに、一元的に管理し、情報及び評価結果が有効活用されるよう分かりやすく工夫した上で、関係する医療従事者に速やかに周知しています。

  1. 院内における投薬・注射の状況
  2. 院内で発生した医薬品に係る副作用、ヒヤリハット、インシデント等の情報
  3. 外部から入手した医薬品の有効性、安全性、品質、ヒヤリハット、インシデント等の情報(後発医薬品に関する情報も含む)
  • 医薬品安全性情報等のうち、迅速な対応が必要なものを把握した際には、処方医及び投薬した患者さんを速やかに特定し、必要な措置を講じています。
  • 医薬品情報担当の薬剤師は、病棟で薬学的管理指導を行う薬剤師と定期的にカンファレンス等を行い、病棟での問題点等の情報を共有し、薬剤師が薬学的管理指導を行うのに必要な情報を提供しています。
  • 院内イントラネット(ガルーン)上で、医療従事者が必要な時に医療情報管理室で管理している安全性情報等を容易に入手できるようにしています。
  • 院内の薬事委員会での事務局を担当し、医薬品を採用する際には、薬学的視点から医薬品情報を収集し、薬事委員会で医薬品の有効性・安全性などの評価が行えるよう情報を提供し、採用医薬品の適正化に努めています。

医薬品管理業務

在庫管理システム(MEDiCEO-Q1zig)を用いて、院内で使用する医薬品の購入管理、適正な在庫量を確保するための在庫管理、品質・使用期限管理及び定数配置薬等の各部署への供給を行っています。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)

医薬品の中には、有効血中濃度の範囲が狭いものがあり、投与量が少なければ薬剤の効果が得られず、多ければ副作用を発現するような薬剤があります。
抗菌薬のバンコマイシン注などでは有効となる血中濃度範囲が狭いため、投与前後に血中濃度解析ソフトを使用して投与シミュレーションを行い、患者さん一人一人にあった投与量の設計を医師に提案しています。抗てんかん薬などでは血中濃度や臨床症状を考慮しながら多職種と協働して解析を行い、投与計画を立案しています。

病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務

入院患者さんに対し、入院当初に患者さんの薬物療法に関する情報や検査値などの情報を確認し、患者さんや家族の方から話を聞くなどして、薬の効果、副作用の有無や飲みあわせなどのチェックを行っています。患者さんが持参した薬(持参薬)については薬剤師が鑑別を行った後に医師と協議して使用しています。
また、医師や看護師などの医療スタッフと連携を取りながら、安全で効果的な薬物療法が行えるよう処方の提案もしています。さらに、多剤併用状態(ポリファーマシー)の解消に向けた提案も積極的に実施しています。

服薬指導は、服薬指導管理システム(NECソフト)を用いて、患者さんの薬物療法に関する情報や検査値などの情報を的確に把握しています。
また、患者さんが薬を正しく使えるように、薬の効果・使い方・使用上の注意点などの説明書をお渡しして分かりやすくお伝えすると共に、患者さんからの薬に関する不安や疑問などのご相談に応じています。

チーム医療活動への参画

感染制御チーム(ICT)

感染制御チームは、院内の感染対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士などで構成されたチームです。
感染から患者さんを守り、安全な医療サービスを提供すること、及び医療従事者を感染から保護することを目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドを通して、抗菌薬の適正使用に関する支援、抗菌薬適正使用指針の作成と改訂、消毒薬の適正使用に関する支援、ICTミーティングの運営、感染対策委員会への出席などの役割を担っています。

褥瘡対策チーム

褥瘡対策チームは、院内の褥瘡対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で構成されたチームです。
褥瘡対策の実施状況の把握及び適切な対策の指導を目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドを通して、患者さんの状態に合わせた薬剤の選択・使用方法についての助言と指導、褥瘡の薬物治療の評価及び情報提供、薬剤・創傷被覆材等に関する啓発、褥瘡治療に関する薬剤購入選定への関与などを担っています。

栄養サポートチーム(NST)

栄養サポートチームは、院内の栄養委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士、地域連携部職員、及び事務職で構成され、栄養状態を判断し、病歴など患者さんの背景を考えながら、個々に最もふさわしい栄養管理を計画・指導・提言することで患者さんの治療、退院、社会復帰を支援することを目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドにおいて、モニタリング・症例アセスメント、生化学的知識に基づいた栄養療法の提言・問題点の抽出、栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防、患者さん・ご家族への栄養薬剤の説明・服薬指導、栄養療法関連製剤の情報提供、輸液類の無菌調剤・誤投薬のチェック、新しい知識の習得と啓発などを担っています。

救急サポートチーム(EST)

救急サポートチーム(Emergency Support Team :EST)は安全管理対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、事務職で構成されたチームです。
病態が急変した患者様の救命処置などの技術・知識の向上を目的に平成27年に新たに組織されました。
チームの中で薬剤師は、急変時に使用する薬剤・備品の適正化をおこなうと共に、薬剤の投与方法などについてスタッフへの指導・教育の役割を担っています。
今後は、1次救命措置(Basic Life Support :BLS)や2次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support :ACLS)に関する知識・技術の習得に向け、院内研修等の活動を進めていきます。

その他

保険薬局と病院薬剤部との連携である「薬薬連携」に関しては、磯子区薬剤師会と平成23年度から薬学実習生の病院見学および薬薬連携意見交換会の定期開催、平成25年4月から「薬剤師による自宅訪問サービス可能薬局リスト」の配置及び、地域連携研修会への薬剤師の講師派遣等を始めています。

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

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