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電気火災に要注意!!

最終更新日 2019年10月15日

電気は、私たちの日常生活において必要不可欠なものであり、その電気を利用する電気製品は様々なものが開発されています。
そんな身近な電気製品ですが、使用方法を誤ったり、使用環境によっては思いがけない火災を引き起こし尊い命を奪ってしまうこともあります。
火災件数が年々減少傾向にある中、電気火災の件数は横ばいの状態です。

主な電気火災の原因と対策

コンセントやプラグからの出火にご注意!!

コンセントやプラグは、古いものや壊れたものを使用すると短絡(ショート)したり過熱したりする場合があります。
また、水分やほこりなどが付着してトラッキング現象が起きて、火災が発生する場合があります。コンセントやプラグの取扱いには十分注意しましょう。

【トラッキング現象とは】
コンセントやプラグの隙間に水分やほこりなどがあったり、劣化したプラグやコンセントを使っていると、その表面で小規模な火花放電が発生し、新たな電気の通路(トラック)ができます。その部分では樹脂部が徐々に炭化して電気が流れ出し発火することがあります。これがトラッキング現象です。

防ぐためのポイント

  1. コンセントやプラグは、ほこりなどがたまらないように、きれいに保ちましょう。
  2. プラグは丁寧に扱いましょう。
  3. 傷みや緩みがあるプラグは使わないようにしましょう。
  4. プラグはしっかり差し込みましょう
  5. 日常使用していない器具は、電源を切り、コンセントを抜いておくよう心掛けましょう。
こんな火災がありました

壁のコンセントに冷蔵庫の電源コードプラグを差し込んでいました。長時間差し込んだままにしていたので、コンセントとプラグの間にほこりなどがたまってしまい、トラッキングを起こして火花が散り、電源コードに火がついて、出火しました。

電気コードの短絡(ショート)にご注意!!

電気コードが家具の下敷きになっていたり、コードを釘やステープル等で強く固定してしまうと被覆や芯線を傷つけて短絡(ショート)などの原因となり、火災が発生することがあります。また、コードを束ねることで熱がたまり、被覆が溶けて火災の原因となることがあります。

束ね配線
コードを束ねた部分に熱がたまっています。

防ぐためのポイント

  1. 家具等でコードを踏まないでください。
  2. コードを釘等で固定することは絶対にしないでください。
  3. コードの位置を点検しましょう。
  4. コードは束ねないようにしましょう。
こんな火災がありました
  • テレビを見ていたところ、テレビ台キャスター部分の下敷きになっていた電気コードが、短絡(ショート)して火花が散って、じゅうたんなどに燃え広がりました。
  • テーブルタップのコードを束ねたまま、オイルヒーターとこたつの電源コードを差して許容電流を超えて使用していました。すると、テーブルタップの束ねていたコード部分に熱がたまり、被覆が溶けて短絡(ショート)して火花が散り、こたつ布団などに燃え広がりました。

決められた電気容量を守る!!

電気コードは使用できる電気の量が定められており、多くの電気機器をつないで使用した場合、許容量を超えてしまい通常以上の熱を持つことがあります。すると、それが原因で火災が発生することがあります。

たこ足配線による蓄熱

防ぐためのポイント

テーブルタップを使用する場合は、電気容量を守るようにしましょう(テーブルタップ等には許容電流が表示されています)。

こんな火災がありました

テーブルタップにシュレッダーとコピー機などの複数の器具をつないで使ったところ、テーブルタップの許容電流を越えてしまったため、テーブルタップのコード部分が熱せられ被覆が溶けて短絡(ショート)し、火花が散ってほこりなどに火がつき、出火しました。

【許容電流とは】
規格上、電線(ケーブル)などに流せる最大の電流のことです。
〔例〕テーブルタップ(1500ワット)に電気ポット(985ワット)、コーヒーメーカー(600ワット)及び電子レンジ(1150ワット)をつないで使用すると、
985ワット+600ワット+1150ワット=2735ワット→許容量の1500ワットを超えています!!
《※上に示した消費電力(ワット)はある製品の一例です。製品の種類や大きさなどにより消費電力は大きく異なる場合があります。》

許容電流の表示を示した写真
電気製品をテーブルタップなどにつなげる場合、意外にもすぐに電気の許容量を超えてしまうことがありますので十分に注意しましょう!!

電気器具の使用放置、誤った使用方法にご注意!!

アイロンやドライヤー、電気ストーブなどの熱を発する機器は、電源を入れたまま布団や衣服等の可燃物と接触し続けると、火災危険が高まります。
また、電子レンジが原因で火災になる事例もあります。過度の加熱や電子レンジに入れてはいけないものを加熱すると出火する危険があります。

防ぐためのポイント

  1. 熱を発する機器は、その場を離れるとき、必ず電源を切りましょう。
  2. 何らかの拍子に電源が入ることがありますので、使わない器具や機器は、電源を切り、コンセントを抜いておきましょう
  3. 電気ストーブ、アイロン等の付近には可燃物を置かないようにしましょう。
  4. 電子レンジは取扱説明書や食品のパッケージ等の注意事項を守りましょう。
こんな火災がありました
  • さつまいもを電子レンジで加熱したところ、過剰な加熱によりさつまいもの水分がなくなり炭化し、出火してしまいました。

リチウムイオン電池

近年、様々な電気製品に使われているリチウムイオン電池ですが、それに起因する火災も多くなってきており、過充電や外部からの強い圧力、製品の欠陥などの理由により、リチウムイオン電池の内部で異常が発生している可能性があります。

リチウムイオンが使われている電気機器

リチウムイオン電池
リチウムイオン電池が使われている電気機器

こんな症状が出た場合は要注意

  1. 充電できない。
  2. 充電中、いつもより熱を持っている。
  3. 外装が膨張し、変形している(バッテリーパックが膨張している)。
  4. 落としたり、ぶつけたりした衝撃で、一部が変形している。
  5. 不意に充電が切れる。

防ぐためのポイント

  1. 落下による衝撃や変形の応力を加えない。
  2. 高温(暖房機器の近くや車のダッシュボードの上)の状況下で放置したり、充電・機器の利用をしない。
  3. 電気用品安全法の技術基準に適合した(PSEマークの付いた)製品を購入する。
こんな火災がありました。
  • リュックサックに入れたモバイルバッテリーからスマートフォンに充電しながら歩いていたところ、リュックサックから煙が出てきて中の荷物が焼けました。以前モバイルバッテリーを落とした際にバッテリーが傷ついていた可能性があることに加えて、リュックサックの中という熱がこもりやすい環境でバッテリーを作動させていたため、短絡(ショート)を起こし出火してしまいました。
  • 充電中のコードレスクリーナーのバッテリー部分から出火した火災がありました。このバッテリーパックはネット通販で購入したものの、純正品ではありませんでした。分解をしてみると、純正品と酷似しているものの、安全装置の一部が簡略化されており、内部が一部破損していることが判明し、それが火災の原因であった可能性が考えられます。

住宅用火災警報器

点検しましょう!10年経ったら取り替えましょう

住宅用火災警報器は、火災の発生を警報音や音声などで知らせてくれるもので、火災の早期発見に役立ちます。
安心して使用していただくために、定期的に点検を実施しましょう。
また住宅用火災警報器は電池で動いており、電圧が低下した場合、表示や音でお知らせします。警報器は古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しなくなることがあるため、10年を目安に取り替えましょう。

こんな奏功がありました

入浴準備中、焦げ臭いにおいと警報器の音に気付き、部屋に行くとこたつから炎が上がっていましたが、すぐに初期消火をしたため、大事には至りませんでした。

今回紹介した火災事例の原因は、ほとんどが使用者の管理不備や取扱い上の不注意によるものです。
電気や電気製品の安全な取扱いの知識を深め、火災の発生を防ぎましょう!

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