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職員インタビュー 地下鉄運輸職員

最終更新日 2019年4月1日

あざみ野駅 駅務員 S.N.
製菓・製パンの専門学校を卒業後、ベーカリー、飲食店などに10年勤務し、2018年に入局。
現在は飲食業界で培った接客力を武器に、あざみ野駅で駅務員として活躍している。目標は運転士。

息子が思い出させてくれた、鉄道への思い。

 「子どもにどんな背中を見せたいだろう」。昨年息子が生まれた時、ふとそう考える自分がいました。精一杯産声を上げるこの新たな命を前に、自分はどんな親父でいたいかと。
 その時脳裏によぎったのが20年以上前、新潟に住む祖母の家へと向かう電車の風景でした。
 地元藤沢から一転、真っ白な雪景色へと導いてくれるその電車は夢のようで、運転士さんは本当に格好良かった。
 そして「ああ、自分はずっと憧れだった電車で働く姿を息子に見せたい」と。家族は驚きましたが、子どもの誕生には自分を変える力があった。
 5年以上勤めていた飲食店を辞し、横浜市交通局の試験を受けたのは子どもが生後4か月の時です。

先輩に学びつつ、強みの接客力で勝負する。

 入局1年目の今は、駅務員として配属されたあざみ野駅で、ホームでの安全確認から乗換案内、車椅子の方の介助まで、毎日走り回っています。
 今でこそ慣れましたが、最初に構内アナウンスをした時は、駅に響く自分の声がいかにも不慣れで、照れくさかった。さらに上を通る東急田園都市線の事故による振替輸送の対応をした時も、殺到するお客様に即答できず、路線図片手にご案内するのがやっとだったんです。
 そんな時に圧倒されたのが先輩方の仕事ぶり。
 不測の事態に備えて必ず定時前に出勤し、豊富な知識で様々なお客様に応え笑顔で送り出す。凄いと思いましたね。
 そこで少しでも追いつこうと路線図から近隣情報まで頭に叩き込むのに加え、接客経験で得た気遣いの心でお客様と向き合っていきました。
 改札ではお客様の目を見て「いってらっしゃい」。迷っている方には「どうかされましたか?」。すると「ありがとう」と言われる回数が増え、「お客様は大勢の中の1人ではなく、1対1の応対を求めているんだな」と。
 さらに交通局でAEDの講習を受けた際に「子どもと大人では心臓マッサージの仕方が違う」と知り、「万一の時、小さな命を救えれば」と個人的に子ども用のAEDの講座でも学んでいます。
 駅は単なる通過点ですが、その一瞬にお客様をどれだけ満足させられるか、できる全てに取り組みたいんです。

そして、20年越しの夢だった運転士の道へ。

 最近嬉しかったのは、お客様からお叱りを受け、少し落ち込んでいた時に、改札を通る常連のお客様が満面の笑みで挨拶してくれたこと。
 そんなふとした一瞬に励まされますね。
 今後はいよいよ運転士になるための選考を受験し、夢の運転士を目指します。
 運転士養成科では電車車両の構造から運転理論まで学ぶため、先輩運転士からは「人生で一番勉強するぞ」とハッパをかけられているところ。
 でも諦めません。
 子どもが大きくなった時、「君の存在がパパを運転士にしてくれたんだ」と伝えるためにも、これからが勝負です。

一問一答

 Q:駅務員になって友人の反応は?
 A:「ホームでやるアレやって」と構内アナウンスをねだられます。
 Q:一番ホッとする瞬間は?
 A:終電後、ホームに人が残っていないか全て確認し終えた時。
 Q:製菓・製パンの学校出身でも大丈夫?
 A:助役から「全く十八番違いだ」と豪快に笑われました。でもやる気次第なので大丈夫です。
 Q:将来振り返った時、思い出す光景は?
 A:おそらく運転士になるため、今後必死にもがく自分の姿だと思う。

S.N.さんからひとこと

 横浜市交通局は中途採用・未経験からでも運転士を目指せる場所。
 地下鉄の運転士になりたい人にとってはおすすめです

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