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職員インタビュー バス整備員

最終更新日 2019年3月27日

横浜市営バス整備員G.I.(写真左)
前職は建設機械メーカーの整備士。2016年に入局後、浅間町営業所に所属。
オルタネーターの画期的なベンチテスター(検査システム)の発明で局長賞を受賞。

横浜市営バス整備員M.K.(写真右)
元は大型トラックのディーラー。2014年に入局し、浅間町営業所で整備を担当。
Iの先輩でもあり、後輩の長所を伸ばす指導力に定評がある。

雪が舞う中、営業所をあげてのチェーン装着。

 「明日は雪だぞ」。
 天気予報で雪のマークが出ると、バス整備員にとっては大仕事の始まりです。始発に備え車庫にある約90台のバスに、現場総出で一晩かけてチェーンを巻いていくのです。
 氷点下の寒さの中、9名の整備員が白い息を吐きながら、95キロ超えのタイヤを外し、次々と銀色の鎖を装着していく。一台終えてもすぐに次のバスが待っている。
 1年目の冬なんか、もう一杯一杯。しかし隣のK先輩が「雪の日はお祭り騒ぎだ」と言うように、最後の一台の作業を終え、雪を掻き削りながら走っていく車両を見送った後はすごく達成感があります。
 整備作業の中でもやりがいのある仕事です。

全てのバスの動きに、耳を配る。目を配る。

 私は建設機械メーカーの整備士だったのですが、もっと難しい仕事がしたいと、構造が複雑なバス整備の世界に飛び込んだんです。

 今のバスはコンピュータで作動するので、研修でシステムなどをイチから学べたのは心強かったですね。
 けれど力がつくのはやはり現場。
 例えばK先輩たちはエンジン音ひとつを聞くだけで「あの車、異音がしているから見てこい」と指示を出せるんですよ。その指示のもと実際に診断機を当てたり、データを取ったりすると本当に不具合が見つかる。先輩方がよく言う「バスの全てに目と耳を配れ」とは、車両のSOSを見逃すなという教えなんだなと。
 そして異変の裏には、故障原因が二重三重に絡まっていることもあるので、パズルを解くように問題点に辿り着けた瞬間は「よっしゃ」と思いますね。

 昨年は、いつも助けられている現場の役に立ちたいと、「オルタネーター(バスを作動させる発電機)」が正常に動くかを簡単に検査できるシステムを開発し、局長に表彰されたんです。先輩方は「検査が楽になった」と喜んでくれたものの、「次は車検に使える発明、頼むな」と早くも尻を叩かれているところです(笑)。

手のかかったバスのラストランに立ち会って。

 年間延べ約1,000台のバス整備の中で感じるのは、苦労して修理したバスほど愛着が湧くということですね。
 トラブルが起きては直し、起きては直しを繰り返してきた車両が、遂に寿命となりラストランを迎えた日の姿は胸に迫るものがありました。耳なじみのあるエンジン音を聞きながら、心の中で「お疲れ様、よく頑張ったな」と。そういう瞬間に立ち会える仕事は幸せだと思います。
 そして幸せと言えば、娘とバスに乗っている時「パパが整備しているんだよね」と誇らしげに言われたことですかね。こうした子どもから高齢者まで全市民の安全を守るためにも、今後も一つのミスもないよう整備と向き合うつもりです。K先輩をはじめ先輩方、また迷惑かけますが、よろしくお願いします!

一問一答

 Q:K先輩を一言で言うと?
 A:小言が多い、というのは冗談(笑)。面倒見がよくて、相談してよかったと思える先輩です。
 Q:好きな言葉は?
 A:「無駄を省く」。時間を無駄にしたくない思いで検査システムも開発しました。
 Q:同僚たちの秘密は?
 A:昼休みに筋トレルームで体を鍛え、こっそりプロテインを飲んでいます。
 Q:思い入れのあるバスは?
 A:廃車になった旧式のCNGバス。トラブルが多い分、愛着がありました。

K先輩よりIさんへ

 故障原因がわからない時も、車のシステムが頭に入っていれば、次に何を見ればいいか即座にわかり、必ず解決できます。
 I君もどんどん場数を踏んで整備の勘所を養ってほしいですね。あと、車検に使える新発明、待ってるからな。

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