新たな教育センター基本構想 令和2年3月 横浜市教育委員会事務局 目次 はじめに...1 基本構想策定にあたって...2 1.基本構想策定の経緯...2 2.新たな教育センター整備に関する行政計画上の位置付け...3 第1章 教育センターの整備に向けて...4 1.歩み...4 (1)横浜市教育研究所...4 (2)横浜市教育文化センター...6 (3)教育総合相談センターと特別支援教育総合センター...9 (4)現状の教育センター...11 2.現状...13 (1)活動実績と新たな教育センターの利用意向...13 (2)機能別にみた活動実績...16 3.新たな教育センターの必要...23 (1)教育文化センターが閉館したことによる課題...23 (2)横浜市における教育センターの役割...26 (3)新たな教育センターの現状と必要性のまとめ...30   第2章 新たな教育センターについて...31 1.新たな教育センターの整備方針...31 (1)基本理念...31 (2)新たな教育センターにおける取組...33 2.施設コンセプト...39 (1)施設コンセプトと必要諸室の概要...39 (2)必要となる共用・付帯施設等...40 3.教育センターの施設規模の想定...41 (1)研究・研修エリア...41 (2)ホールエリア...46 (3)教育相談エリア...49 (4)コミュニケーションエリア...51 (5)管理・運営室...53 (6)新たな教育センターの必要諸室...54 4.運営体制の考え方...56 5.立地場所について...59 6.教育センターの施設計画留意点...60 (1)参考プラン...60 (2)建築基準法上の用途と床面積...61 (3)建築関連法規上の留意点...62 (4)計画の留意点について...64 7.事業手法等の検討及び事業費の算定...68 (1)事業手法等の検討...68 (2)事業費の算定...71 8.事業スケジュールの検討...74 ■参考資料...75 (1)検討体制...75 (2)平成 22年度地方債同意等基準運用要綱(総務省)...86 (3)耐震安全性の分類...86 ※横浜市では、小中一貫教育を行う「義務教育学校」を設置していますが、本構想の中では「小学校」には義務教育学校前期課程(小学校教育に相当する6年間)、「中学校」には義務教育学校後期課程(中学校教育に相当する3年間)を含みます。 「小学生」「中学生」についても同様の考え方です。 はじめに 『新たな学びを創造する』 平成から令和の時代が始まった。 AIやロボティクスなどICTやIoTで様々な人やモノがつながり、新たな価値が生み出される Society5.0時代の中で、子どもたちは普段当たり前のようにスマートフォンを使いこなし、オンラインで世界中の人たちとつながりながら生活をしている。 私たちは、通信技術が現在よりはるかに社会に溶け込んでゆく時代を見据えて、未来を創る子どもたちを育んでいきたい。 一方、どんな時代であっても、子どもたちが、人と向き合い、相手の立場や気持ちを思いやって行動することや、文化・芸術や自然体験など「本物」に触れることで、豊かな感性を育んでいくことも大切にしたい。 様々な技術革新が次々と生み出される中で、一人ひとりの子どもたちをワクワクさせ、未知の課題に果敢に挑戦する心を引き出し、主体的に考え続け、多様な人々と協働し、地域から世界へつながりながら未来を創る人を育むための教育のあり方を絶えず模索していきたい。 教育というテーマを教育分野の中だけで考えるのではなく、教職員、企業人、地域や世界の人々がそれぞれの知恵や技術を持ち寄りながら、垣根を越えて未来志向で対話し、教育の質と環境を一体的に高めていく原動力となる、エデュケーション・フューチャーセンターを目指し、ここに基本構想を策定する。 令和2年3月 横浜市教育委員会