- 40 - 10 臨時休業に備える取組 臨時休業等の緊急時に備え、令和2年6月からインターネット環境の支援や教職員向けの研修を行ってきました。 就学援助世帯等対象家庭のうちインターネット環境がない家庭に対して、緊急時にモバイル Wi-Fi ルータを貸与できるよう、令和2年8月までに小・中学校、特別支援学校(小・中学部)に合計 4,000 台を整備しました。また、ロイロノートのアカウントを学校に配付しました。 さらに、令和2年6月末以降、教職員に対して、「Zoom」、「ロイロノート」、「YouTube」に関する研修(「7 研究・研修の実施」参照)を実施し、理解も深まってきました。 今後の臨時休業時には、紙での課題配付に加えて、学校ごとにオンラインを活用した「健康観察や日々の連絡等」など、現在の環境で可能な対応をしていきます。 引き続き、各学校の ICT 活用状況を把握し、必要な支援を実施・検討していきます。 <コラム8>「オンライン授業」での学習評価 教育課程に位置付けされる授業は、各学校の年間指導計画によって行われ、児童生徒の学びを評価する場面が必要となります。 オンライン授業を実現するためには、一方的な動画の視聴やプリント演習だけでは不十分であり、成績につながる評価とするためには、客観性・妥当性が必要です。 これを担保するためには、「成績評価に結び付けられるオンライン授業の展開例」(下図参照)のような指導と評価をする場面が必要です。 (他の実践を参考に、本市で考えた一例) 「オンライン授業」の実現のためには、このような指導の流れを各学校で想定しておく必要があります。 (各学校の状況や授業の進度、進め方で異なる部分であり、教員が指導案を考え、目標に準拠した評価を実施。) 今後、教育課程研究委員会や各学校種研究会と協力して、適切な評価方法を開発し、「指導と評価の一体化」を図っていきます。 【図】成績評価に結び付けられるオンライン授業の展開例