- 3 - 2 検討の経過 横浜市では、「第3期横浜市教育振興基本計画」に基づき、これまで ICT 環境の整備等を計画的に進めてきましたが、国の「GIGA スクール構想の実現」を踏まえ、庁内プロジェクトを設置し、端末の選定や LAN 整備等を盛り込んだ「横浜市における GIGA スクール構想の方向性」を令和2年6月に公表しました。 この方向性をもとに、現在、端末の調達や LAN 整備等に向けた契約手続き等を進めるとともに、端末の活用や研修など、ソフト面を中心に更に検討を進め、「横浜市における GIGA スクール構想」を策定しました。 【参考1】横浜市の現状と国の方針 横浜市の現状(令和2年5月現在) 学習用コンピュータ…パソコン:学校毎40台、タブレット端末:【小・中】40台 指導者用コンピュータ…普通教室・移動教室に1台 ネットワーク…無線 LAN:移動式5台、有線 LAN:普通教室+特別教室 ICT 支援員(※4)…【小】21 回/年訪問、【中】試行4校 国の方針(GIGA スクール構想実現後) 学習者用コンピュータ…1人1台 指導者用コンピュータ…教員1人1台 ネットワーク…無線 LAN:高速大容量の通信ネットワーク、有線 LAN:普通教室+特別教室(一部) ICT 支援員…4校に1人配置 【参考2】文部科学省が示す端末モデル 文部科学省は、児童生徒1人1台端末の整備に向け、端末1台あたり 4.5 万円の補助金を交付します。 この補助金を活用し、現在、教育用に無償で提供されている学習用ツール(※5)のライセンスを利用しながら、整備できる3つの OS(Microsoft Windows、Google Chrome、Apple iPad)の端末モデルが示されました。 ※4…学校の ICT 機器を使った授業のサポートを実施。 ※5…ワープロソフトやプレゼンソフト、電子メールなどの教科横断的に活用できるソフトウエア。無料のものと有料のものがある。 - 4 - 【参考3】主な検討の経過等 令和元年 12 月 23 日 学校の情報環境整備に関する説明会(文部科学省)  ※GIGA スクール構想の実現に関する説明会及び端末メーカー等からのプレゼンテーション 令和元年 12 月 ~令和2年 2月 次期教育用端末に関する検討(横浜市教育委員会事務局) 令和元年 12 月~令和2年 1月 教育現場におけるアンケートの実施(横浜市教育委員会事務局) 令和2年1月 17 日 学校 ICT フォーラム(文部科学省)  ※GIGA スクール構想の実現に関する補助事業の概要の説明等 令和2年2月 27 日 市町村立学校の ICT 環境整備に関する説明会(神奈川県)  ※神奈川県における取組の方向性を共有 令和2年3月 令和元年度補正予算  ※小5・6・中1分の端末、校内 LAN(電源キャビネットを含む)整備 令和2年3月 18、24、27 日 GIGA スクール自治体ピッチ(文部科学省)  ※端末メーカー等各社からのプレゼンテーション 令和2年3月~4月 有識者等による懇談会(※6)の実施(第1回、第2回)  ※第2回は新型コロナウイルス感染症対策のため、書面会議で実施 令和2年5月 庁内プロジェクトにおける検討(第1回、第2回) 令和2年5月 令和2年度5月補正予算  ※小5・6・中1以外の児童生徒、教員分の端末、モバイルルータ整備 令和2年6月 庁内プロジェクトにおける検討(第3回)、教育委員会会議で報告、学校校長会で説明、教職員向け Zoom 研修の実施 令和2年7月 庁内プロジェクトにおける検討(第4回)、株式会社 LoiLo(横浜市中区)と連携協定締結、G Suite アカウントの配付(施行校:中学校5校及び高等学校9校)、個人情報保護審議会 令和2年8月 庁内プロジェクトにおける検討(第5回、第6回)、Wi-Fi ルータの学校への整備、アカウントの配付・管理者説明会実施(ロイロノート) 令和2年9月 教育委員会会議で報告 ※6…横浜市立学校の次期教育用端末整備について、小・中学校代表者、有識者等から委員を組織し、意見聴取を行った。