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歴史の散歩道 5-6

最終更新日 2018年7月13日

第五章 早駆けの道から永谷川に沿って

六 殿屋敷の遺跡

風土記マップ
拡大図(画像:49KB)

バス停中永谷から般若寺橋へと向かう道に沿って、東側に県立永谷高校(地図4)や永谷地区センター(地図5)がある。この丘陵一帯に殿屋敷遺跡があり、開発に先立つ昭和56年8月から同59年8月までの間、港南の歴史研究会会長であった大津一男と日本考古学協会佐藤案平を中心とする「殿屋敷遺跡跡群発掘調査団」及び玉川文化財研究所により発掘調査が実施された。

その結果、横浜市域でも有数の規模をもつ環濠集落と方形周溝墓という約1700年前の弥生時代後期の墓が10基も発見されて、各方面から注目された。住居跡は環濠の中に28軒、環濠外で15軒認められ、さらに、約1万年前の縄文時代草創期から早期にかけての石器や土器片も多数発見された。調査の結果については、佐藤・大津両氏の編集になる「殿屋敷遺跡群発掘調査概要」に詳細に記載されている。また、中世から近世にかけての住居跡や井戸も発見された。遺跡に隣接した大津氏宅に保存されている板碑は、元徳元年(1329年)のもので遺跡内に現状保存された八幡社跡から出土したものであり、発掘調査でも鎌倉時代から室町時代の五輪塔・宝篋印塔・カワラケ・白磁片・宋銭・明銭の永楽通宝などが多数検出されている。

「殿屋敷」の地名は、旧荘長大津家に残る伝承及び古文書から推測するに、韮山で後北条氏の家臣団に参入した大津氏の遠祖が、永禄(1558~70年)のころ、東海道の守りにつくべく転進して、この地に居住したことに由来すると考えられる。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。

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