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歴史の散歩道 5-4

最終更新日 2018年7月13日

第五章 早駆けの道から永谷川に沿って

四 下永谷市民の森

風土記マップ
拡大図(画像:76KB)

日限地蔵尊から1.8キロメートル程、北へ向かうと「下永谷市民の森」(地図1)がある。「市民の森」は民有地緑地の保存と市民の憩いの場を提供するという趣旨から、比較的自然の山林が残っている地域を選んで、その土地の所有者の協力のもとに散策コースなどを整備して、市民に開放しているものである。現在、横浜市内には21か所あるが、ここ下永谷市民の森は昭和47年4月に開設されたものである。面積は約6ヘクタールあり、この地域には6000年あまり前の縄文時代前期から古墳時代・奈良平安時代にかけての遺跡が確認されている。今でも時折り、畑地や植木畑の平坦地で、縄文式土器片や石斧・石鏃(せきぞく)・石皿などの石器類が採取でき、私たちの遠い祖先の生活を偲ぶことができる。

戸塚区との境にある古道は、「鎌倉中の道」(地図2)または「早駆けの道」と呼ばれ、源頼朝の奥州征伐や畠山重忠と北条義時が戦った旭区万騎ヶ原の戦いなどにその一支隊が通った道ともいわれ、また、「刀剣塚」は新田義貞の鎌倉攻めの時、その別働隊がこの辺りで戦闘したとの伝承があり、丘陵上には十基の刀剣塚があったという。この時の戦死者を葬った塚であろうとも言われているが、具体的な調査もなく詳細は不明である。

この森を一巡する雑木林の中の道からつばき広場、もみの木広場にも出られる。また、安永2年(1773年)の道祖神、山の神、五山見稲荷大明神、室町時代以降の五輪塔もみられる。春には、見事な花を咲かせる横浜市指定名古木のヤマザクラもあり、都市化の進む周辺地域とは対照的な静けさのある市民の森である。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。

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