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歴史の散歩道 4-2

最終更新日 2018年7月13日

第四章 鎌倉下の道

二 馬洗(うまあらい)川周辺

風土記マップ
拡大図(画像:116KB)

上永谷駅の近くを流れる馬洗川(地図1)は「新編相模」も永谷上村の項に「馬洗川南北に貫けり、幅三間・・・鎌倉古路係りし頃、この流れにて馬を洗いしにより、この名ありと伝う」とあるように、鎌倉時代に北条政子がここで馬を洗ったとの伝承で有名である。この辺りは、(A)永谷と野庭の境を通る「鎌倉下の道(地図2)」と、(B)日限山方面から丸山台を抜けてくる古道、更には(C)永谷川(地図3)沿いの道が交差する交通の要路であり、また鎌倉の外境のいたち川と弘明寺の中継点として、格好の憩いの場所であった。馬洗川の上流には滝があり、滝つぼは手頃な洗い場であったが、河川改修で姿を消してしまって今はない。

かつて「鎌倉下の道」と下野庭方面との分かれ道近くにあった石仏が失われたのも惜しまれる。また、この「下の道」には不思議と北条政子(政所)に関する伝承が多く、上野庭にある政所の地名はどのような関係があるか分からないが、源氏の祈願所として政子が信仰を寄せた弘明寺、井土ヶ谷の乗蓮寺にある政子自身が彫ったと伝えられる尼将軍自影の木像、更には保土ヶ谷区岩井町69番地の岩難(いわな)坂を登る途中に、尼将軍化粧の水(井戸)と呼ばれる井戸がある。このことは「下の道」が幕府にとって鬼門の方角にあって重要視されたからだとも、政子の領有地(化粧領)があったからだともいわれているが、確かなことはわからない。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。
※原文の記載通りに掲載しています。

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