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歴史の散歩道 3-7

最終更新日 2018年7月13日

第三章 日野川沿いの鎌倉古道

七 神奈川県戦没者慰霊堂

風土記マップ
拡大図(画像:78KB)

道は最戸に入る。大久保台の広闊な丘陵地帯に、総面積4,000坪(13,200平方メートル)の広さを持つ戦没者慰霊堂(地図3)が昭和28年11月、サンフランシスコ講和条約の締結を記念する事業として計画されたのである。この完成によって、はじめて陸海軍創立以来、第二次世界大戦終了までの本県関係の戦没者の御霊57,804柱が祭られることになった。

本殿は銅葺き・総ひのき造り・神殿造りの平屋建てになっていて、玉砂利が敷き詰められており、森厳としたたたずまいで静まりかえっている。慰霊祭は若葉の萌える5月、毎年、厳粛にとりおこなわれ、多くの遺族が集まって、今は亡き故人への思いをあらたにし、平和への祈念をささげる一日を過ごす。

慰霊堂をとりまく樹木は、開発の進行とともに次第に失われつつある港南区のなかで、貴重な緑地帯を形成している。春、参道の桜は、見事な花吹雪を散らせ、夏になると涼しい木陰と、かしましいほどの蝉しぐれを訪ねる人々に提供してくれる。また、曲がりくねった参道を登りつめて、ふと、ふりかえると、木立の切れ目からは、眼下に港南の市街地が広がっているのを見ることができる。この慰霊堂の下には、この敷地の提供者、千手院(せんじゅいん 地図4)がある。この寺にある銅造阿弥陀如来立像は横浜市指定文化財に登録されている。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。

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