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歴史の散歩道 3-1

最終更新日 2018年7月13日

第三章 日野川沿いの鎌倉古道

一 円海山から武相国境の分かれ道へ

風土記マップ
拡大図(画像:98KB)

港南台駅から円海山に向かって歩くと、環境センター(地図1)の後ろを周り込むようにして、自然道が山頂を目指している。この尾根道は武蔵(港南区)と相模(栄区上郷地区)との国境になっており、古代からの面影が残っているところである。特に秋が深まり空が澄みわたるころに、ぼうぼうたる薄(すすき)の穂をなびかせ、風が吹き抜けるのを見ることができる。ここから眺める逆光を浴びた富士の姿は、他に比べるものとてない。この道を辿って山頂を越えると、鎌倉あるいは金沢にでる。

この「武相国境の道」については、「港南の歴史」69ページ以下にあるように、「たたら師」(古代製鉄集団)の通った道であった。また、鎌倉時代においても鍛冶ヶ谷を中心とした本郷地区が武器製作の基地と伝えられるように、国境を越えた日野の大多良(地図2)、金井も「たたら」(溶鉱炉)と関係がある地名なので、鎌倉幕府を支える重要な兵站(へいたん)基地の一部であったという説もある。

国境の道といっても、実際は境に沿って武蔵側を走っていたが、港南台高校(地図3)の付近から武蔵側へ深く入り、小坪(地図4)(現、小坪小学校北付近)の分かれ道に至り、ここで弘明寺方面に向かう「日野川沿いの道」(小坪道)と分かれていた。武相国境の道は「新編武蔵」には「山の境に七里堀という鎌倉古道があって、金井村・吉原村・松本村・引越村(現、南区六ッ川)に通じていた。」とあるが、この七里堀はここ小坪を出発点としていた。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。

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