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歴史の散歩道 1-7

最終更新日 2018年7月13日

第一章 金沢道と森・杉田道周辺

七 うなぎの井戸

風土記マップ
拡大図(画像:88KB)

東樹院(地図2)から南へ一〇〇メートル程歩くと、湘南信用金庫港南支店(地図3)の脇に「笹下城とうなぎの井戸」という案内板が立っている。この井戸について、関靖著「金沢文庫の研究」に概要、次のように記述されている。

「北条越後守平朝臣実時、鎌倉幕府を治めていたが、建治元年(一二七五)五月病を得て、金沢の城(現、金沢区)に住み病を養っていたが、病悩日をおいて快気の兆もなく、増々病増長しける故、家臣集いて良医良薬を尽すと言えどもそのしるしなく、実時はこの上は日頃信ずる紀伊国那智山の如意輪尊を祈念すべしと一同に命じた。一七日間の願明けの日、観音が夢枕に現れ『これより西北二里余りの所にくされ井あり、この水を汲み来りて服用すれば、たちどころに快気あるべし。さてまた井の中に二尾の饅あり、頭に斑文あり、これぞ汝の命を救う霊物なり、早く取り寄せ服すべし。』使者をつかわし探すが、示された地に来てみれば、野草青々と茂り、人跡絶えたるさまにて、容易に見つからず、そこへ里老があらわれ、貴下らの求むる井はこれなり、二尾の鰻浮きいでて、うれしげに水をのむ様を見て、これぞ神示の霊水なりと汲みとりたり、館に立ち帰り、実時に奉り服すると、良医良薬でもそのしるしなきものが、一日一夜で全快せるは恐ろしさを感じたり」

また、同書には、「この井は関村にあり、この井に関する縁起書は関村三河屋(地図4)に存す。」と記されている。この三河屋とは土地所有者、安藤家のことであるという。



「こうなん道ばたの風土記」(改訂版)は「港南の歴史研究会」の編集により、平成11年10月に発行されたものです。

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