No.304 港南区版 令和5年 2月号 8-9面

特集
令和4年度 港南区区民意識調査の結果をお伝えします

問合せ 区役所企画調整係(電話:045-847-8328 FAX:045-841-7030)

 港南区では、区民の皆さまの生活環境への意識や日常生活、区に取り組んでほしいことなどを把握するため、区民意識調査を3年に一度実施しています。
 今回は、世界規模で流行し始めた新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や地域活動などへの影響を受けた中での調査になりました。
 調査結果の詳細をまとめた「港南区区民意識調査結果報告書」は、区ホームページや区役所等でご覧いただけますが、この紙面では7項目を紹介します。
 結果については、今後の区政運営に活用していきます。回答にご協力いただきありがとうございました。

港南区 区民意識調査 で検索

【調査概要】
調査期間:令和4年5月18日から6月20日
調査対象:区内在住の18歳以上4,000人(40人の外国籍区民含む)
抽出方法:住民基本台帳から無作為抽出
回収数等:2,009票(回収率50.2%)
 ※小数点以下を四捨五入しているため、グラフの合計が100%にならない場合があります

■1 定住意向
Q あなたは、これからも港南区に住み続けたいと思いますか?

 住み続けたい 65%
 やや住み続けたい 15%
 〈8割〉
 どちらともいえない 16 %
 あまり住み続けたくない 1%
 住み続けたくない 1%
 その他 1%
 無回答 2%

前回調査と同様に「住み続けたい」と「やや住み続けたい」と回答した人が、全体の8割と高い割合を占めました。

■2 区の将来像
Q 港南区が将来に向けて、どのような方向に発展していくことが望ましいと思いますか?(3つまで・複数回答)(上位3項目)

 治安が良いまち 66%
 医療や福祉の充実したまち 44%
 災害対策が充実したまち 31%

多くの人が「住み続けたい」と考えていることもあり、安全・安心に暮らせるまちづくりを求めている声が多く寄せられました。

■3 災害対策
Q あなたの家では、災害に備えて、どのような対策を取っていますか?(複数回答)(上位5項目)

携帯ラジオ、懐中電灯、医薬品などを準備している
 [令和4年度調査]69%
 [令和元年度調査]66%

食料や飲み水を備蓄している
 [令和4年度調査]66%
 [令和元年度調査]65%

寝室・台所などに住宅用火災警報器を設置している
 [令和4年度調査]61%
 [令和元年度調査]61%

基本的に重いものは、高い所に置かないようにしている
 [令和4年度調査]60%
 [令和元年度調査]58%

非常用トイレ(トイレパックなど)を準備している
 [令和4年度調査]40%
 [令和元年度調査]33%

《災害への準備意識は着実に向上しています!》

前回調査と比べると、ほぼ全ての項目で増加または同等となり、特に「非常用トイレの準備」は7%増加しました。

Q 地震で開設される避難所(地域防災拠点)について知っていますか?(複数回答)

市内で震度5強以上の地震が発生すると避難所として小・中学校に開設される 67%

事前に避難所が地域ごとに指定されている 52%

防災備蓄庫に必要最低限の水・食料があり、物資の提供を受けることができる 46%

地域防災拠点ごとに防災拠点運用訓練を実施している 21%

地域の方々が中心の運営委員会が運営し、避難者も運営に協力する 18%

感染防止対策の資器材が配備され、運用のルールが決まっている 6%

全て知らなかった 15%


地震時の避難場所は、小・中学校に開設されることを67%の人が「知っている」と回答しています。


Q 大雨・洪水・台風で開設される避難場所について知っていますか?(複数回答)

避難場所への立ち退き避難がかえって危険な場合の適切な避難行動を理解している 28%

避難の目安は地域への避難指示等の発令や危険を感じたとき 24%

風水害の状況により避難指示等が発令され避難場所が開設される 21%

地震で開設される避難場所(地域防災拠点)とは別の場所にある 12%

状況に合わせて区職員が開設・運営する 9%

備蓄倉庫は無く、避難者が水・食料を準備しなければならない 6%

全て知らなかった 40%


風水害時の避難場所は、40%の人が認知していないことが分かりました。


【震災時と風水害時では避難先が異なります】
市内で震度5強以上の地震を観測した場合 → 港南区 地震 避難場所 で検索
気象状況により避難指示等が発令された場合 → 港港南区 大雨 避難場所 で検索

■4 健康づくり

Qあなたは令和元年度から令和3年度までにがん検診を受けましたか?

令和4年度調査
 受けた 45%
 受けていない 52%
 わからない 2%
 無回答 1%

令和元年度調査
 受けた 43%
 受けていない 54%
 わからない 2%
 無回答 1%

平成29年度調査
 受けた 42%
 受けていない 55%
 わからない 2%
 無回答 2%

前回から2%増加し、平成29年度から増加傾向にあります。


[性年代別では]
80歳以上を除く全ての世代で、男性に比べて女性の受診率が上回っており、女性の方ががん検診への関心が高い傾向にあります。

■5 地域活動

Q お住まいの地域でこの1から2年の間に行った活動は何ですか?(複数回答)

地域の祭りやイベントへの参加
 令和4年度調査 17%
 令和元年度調査 35%

資源回収やリサイクル活動
 令和4年度調査 17%
 令和元年度調査 18%

身近な道路・公園・川などの清掃・美化活動
 令和4年度調査 15%
 令和元年度調査 18%

地域の交通安全や防災訓練・防犯パトロールなどの活動
 令和4年度調査 12%
 令和元年度調査 18%

自治会町内会、子ども会、シルバークラブなどの役員活動
 令和4年度調査 11%
 令和元年度調査 17%


Q 今後、地域の中でより充実させていくべき、重要度が高いと考える活動は何ですか?(複数回答)

地域の交通安全や防災訓練・防犯パトロールなどの活動 29%

近所の高齢者や障害者の見守りや手助け 27%

近所の子どもの見守りや声かけ 26%

身近な道路・公園・川などの清掃・美化活動 24%

資源回収やリサイクル活動 21%

この1から2年の間に行った活動については、前回調査と比べると、全ての項目で減少または同等となりました。重要度が高いと考える活動については、順位の変動はありますが、引き続き、地域の安全や助け合いなどの地域活動が期待されています。

■6 食品ロス

Q 食品ロス削減の取組のうち、現在行っているものは何ですか? (複数回答)

賞味期限・消費期限が迫っている食品などを確認する
 令和4年度調査 76%
 令和元年度調査 68%

料理を残さず食べきる
 令和4年度調査 75%
 令和元年度調査 72%

外食の際は食べきれる量を注文する
 令和4年度調査 73%
 令和元年度調査 74%

家庭にある食材を無駄なく調理する
 令和4年度調査 65%
 令和元年度調査 62%

買い物で必要以上に買いすぎないようにする
 令和4年度調査 52%
 令和元年度調査 44%

スーパーなどでは期限が近いものを購入する
 令和4年度調査 17%
 令和元年度調査 12%

期限内で使う予定のない食品を必要とするところへ寄付する
 令和4年度調査 4%
 令和元年度調査 3%


前回調査と比較して、全7項目中6項目で増加しました。特に、上位3項目は70%以上の人が実施していることが分かりました。

■7 デジタル

Q あなたは、スマートフォンをお持ちですか?
 持っている 87%
 持ってない 12%
 無回答 1%

◎87%の人が持っているという結果となりました。

[年代別では]
10から60歳代で90%を超え、特に10から30歳代は99%という結果となりました。70歳代は80%、80歳以上は50%でした。


Q スマートフォンのどのような機能を使っていますか?
 電話 92%
 LINE などによるメッセージの送受信 87%
 カメラでの写真撮影ニ次元バーコードの読取 83%
 電子メールの送受信 79%
 情報の検索・ニュースの閲覧 72%
 地図、乗換案内、タクシーアプリ 72%
 動画視聴(YouTube など) 57%
 ネットショッピング 51%
 電子決済(LINEPay、PayPay など) 41%
 ゲーム 37%
 SNS(Twitter、Facebook など) 37%
 電子申請などの行政手続き 23%
 その他 2%


「電話」は全ての年代で使用されていました。全体的に年代が上がるにつれて、使用機能は減少傾向です。

特に、「動画視聴(YouTubeなど)」や「SNS(Twitter、Facebookなど)」は、10から20歳代と70歳代以上では他の項目と比べ差が大きくなりました