No.272 港南区版  令和2年 6月号 5面 地域通信 皆さんの地域活動を紹介します! 買い物支援から地域交流へ 移動販売  港南区には、山坂が多く店舗が遠いために買い物が困難な地域があります。 そのため、高齢者の中には、ヘルパーやボランティアに買い物を頼むことも少なくありません。 このような地域の課題を解決しようと、地域の皆さん、地域ケアプラザ、区社会福祉協議会などが力を合わせて取り組み、 イオンフードスタイル港南台店(潟_イエー)とセブン-イレブン横浜杉田三丁目店(潟Zブン-イレブン・ジャパン)の協力を得て移動販売が実現しました。 販売エリアは、港南台・日野地区から始まり、永谷・下永谷・笹下地区等に拡大しています。  富士山も見える高台にある笹下台団地。ふだんの買い物は健康のために下り道を約20分歩き、帰りはタクシーという人も多いそうです。 セブン-イレブンの車がやってくる日の笹下台第一公園は、子どもの元気な声が響き、多くの人でにぎわいます。 「週1回の移動販売に合わせて野菜の朝市も実施しています。高齢化が進む団地で、新たな3世代交流や見守りの場としてもスタートしました」とシルバークラブ「笹寿会」会長の岡田さん。 販売員さんは、優しく落ち着いた雰囲気の2人組。サンドイッチやお弁当、お菓子やデザートなどオリジナル商品も盛りだくさん。nanacoの支払いOKです。  グループホームと小規模多機能型居宅介護を併設する「ヒューマンライフケア下永谷」、ここに来るのもセブン-イレブン。 「地域の人に施設を知ってほしい」との思いで、駐車場を提供しています。「自力で来られない人には送迎のサービスも行っています」と施設の地域連携担当の渡辺さん。 施設の中で過ごすことが多い利用者はもちろん、近所の人にも喜ばれています。  区内の移動販売は日野団地でのダイエーが初。高低差があるため団地内3か所を回ります。 販売員さんは明るく元気な3人組。生鮮食品などスーパーと同じ商品が小さな車にギュギュッと詰まっています。 オリジナルキャラクターの買い物バッグがもらえて、WAONの支払いもOK。購入した商品を自宅まで運んでくれるサービスもあります。 「一人暮らしの高齢者が多いので、移動販売を利用することで顔見知りが増え、見守り・支え合いにもつなげたいですね」と自治会長の田中さん。  販売員さんの親切丁寧な対応に、利用する皆さんも自然と笑顔に。車の周りには楽しいコミュニケーションの輪が広がります。 港南区役所から区民の皆さまへ  現在、新型コロナウイルス感染症により、大変厳しい状況を迎えています。このようなときこそ、地域の皆さまの「見守り・支えあい」が大切です。 区役所でも区民の皆さまの不安が和らぎ、ご不便が少しでも解消するよう、迅速・正確な情報発信に努めていきます。 一日も早く元の生活に戻れるよう、力を合わせて一緒に頑張りましょう。 SDGs 今月の活動は… ・買い物支援:2 飢餓をゼロに ・見守り活動:3 すべての人に健康と福祉を ・地域活動:17 パートナーシップで目標を達成しよう