No.271 広報よこはま港南区版 令和2年5月号 5ページ


地域通信
皆さんの地域活動を紹介します!


ふるさと永谷を創り、守る 平戸永谷川の環境保全

平戸永谷川の両岸を彩る河津桜が満開を迎える3月初旬の土曜日、暖冬だった今年は葉桜も目立ってきました。
この日、川沿いの花壇で平戸永谷川水辺愛護会の皆さんが植樹会を行いました。
当初は、例年開催されるさくらまつりの中で行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でまつりは中止になってしまいました。
「活動当初に150本植樹した河津桜は大きく育ち、2月末から3月初旬にかけて見事に開花してくれます。
 さくらまつりは残念でしたが、区制50周年のお祝いなので、植樹会だけでもやろうということになりました。
 植えたのは区の木にもなっているクロガネモチ。いい木が見つかったので、みんなで協力して大切に育てたいですね」
と会長の土屋清敬さん。

平戸永谷川水辺愛護会の活動は、平成15年に整備途中で荒れていた川と両岸をきれいにしようと、数人で草取りをしたのが始まりです。
活動範囲は平戸永谷川「柳橋」から「平戸3号橋」までの約1.8㎞の河川敷。
現在では80人の愛護会会員が、最低月2回、清掃や樹木の消毒、14か所ある花壇の手入れなどを行っています。
春と秋の年2回実施しているクリーンアップには、周辺の連合町内会、地域のスポーツ団体や企業などのほか、小・中学生、高校生にも参加してもらい、地域全体で河川の保全を進めています。
土屋さんは、「春のクリーンアップは5月に行う予定です。子どもたちも地域の一員として、こういった地域活動に当たり前に参加する風土をつくれればと思います。
『ふるさと永谷を創り、守る』が発足当初から掲げている言葉。周りの住民の皆さんがここをふるさとと感じ、楽しく豊かな毎日を過ごすきっかけにしてもらえたらうれしいです」
と話してくれました。


SDGs

今月の活動は…
・川のクリーンアップ:6 安全な水とトイレを世界中に・14 海の豊かさを守ろう
・プロムナードの保全:11 住み続けられるまちづくりを
・植樹:15 陸の豊かさも守ろう
・地域活動:17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための開発目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
横浜市は、SDGsの達成に貢献する自治体として「SDGs未来都市」に選定されています。
私たち一人ひとりの身近な行動が、この目標を達成する第一歩となります。
地域通信で紹介する活動も、SDGsにつながっていることを、ぜひ知ってください。