No.270 広報よこはま港南区版 令和2年4月号 5ページ 地域通信 皆さんの地域活動を紹介します! 空き家活用の居場所が待望のオープン サロットひぎり 日限山三丁目の閑静な住宅街の一画に、地域の居場所「サロットひぎり」が今年1月にオープンしました。 建物はここ1年ほど空き家状態になっていた、築40年の2階建て戸建て住宅です。   日限山は高齢者が多く住む地域。一人暮らしで、ほかの人と話すことがほとんどない人も増えています。 また、自由に使える場所があったら良いなという地元住民の声もありました。一方で、空き家を活用した居場所づくりに奔走していた連合自治会役員の皆さん。 それぞれの強い思いが持ち主に届き、居場所が誕生しました。   運営は「港南プラザ居場所を考える会」。開館は、火・金曜日の10時〜17時、利用料は大人300円、子どもは無料で日限山住民に限らず誰でも利用できます。 代表を務めるのは、長年民生委員として地域で大活躍の尾ア(おさき)芳江さん。 「お茶を飲みながらおしゃべりしたり、音楽を聴いたり、ピアノを弾いたり、歌ったりと自由に楽しい時間を過ごすことができます。 近くに小学校があって、授業参観の帰りに親子で利用する人もいるんです。年末年始も祝日でも火・金曜日はやります! 本当は毎日開館したいけど、スタッフが足りません」と切実な悩みも… 「サロットひぎり」という名前を付けたのは、副代表も務める港南プラザ自治会会長の米村純正さん。 「ありきたりではなく、『えっ! それ何?』と興味を引くものにしたかった。『サロット』はイタリア語でリビングルームという意味。良い名前でしょ」と笑顔で話してくれました。 「いつ行ってもいい 誰が行ってもいい 何をしてもいい」が、コンセプト。ゆったりと温かい時間が流れている「サロットひぎり」は、いつでも優しいスタッフさんが迎えてくれます。 SDGs 今月の活動は… ・外出促進:3 すべての人に健康と福祉を ・居場所づくり:11 住み続けられるまちづくりを ・空家活用:12 つくる責任 つかう責任 ・地域活動:17 パートナーシップで目標を達成しよう SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための開発目標です。 17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。 横浜市は、SDGsの達成に貢献する自治体として「SDGs未来都市」に選定されています。 私たち一人ひとりの身近な行動が、この目標を達成する第一歩となります。 地域通信で紹介する活動も、SDGsにつながっていることを、ぜひ知ってください。