PNo.268 広報よこはま港南区版 令和2年2月号 8-9ページ

特集
申告の季節です
知って納得! 税金のあれこれ

 区では、誰もが安全に安心して暮らせるまちづくりに向けて、さまざまな事業を行っています。これらの事業の財源は、皆さんが納める税金です。
私たちの暮らしを支える市税は、どのように課税されるのでしょうか。そのほか、便利な納税の制度についても、ぜひ知っておきましょう。


問合せ 区役所市民税担当(電話:045-847-8351 FAX:045-841-1596)




■市民税・県民税ってなぁに?
 市民税・県民税は、前年の所得に対してかかる地方税で、住民税ともいいます。主に関係機関から提供される資料をもとに区役所で課税しますが、関係機関からの資料提供がない場合は、区役所に申告する必要があります。

●確定申告をしている人
↓
税務署
《A 確定申告書》
税務署へ申告した情報
↓
区役所
↓
税額決定


●年末調整をしている人
↓
会社
《B 給与支払報告書》
源泉徴収票に記載がある情報
↓
区役所
↓
税額決定


●扶養親族等申告書を提出している人
↓
日本年金機構等
《C 公的年金等支払報告書》
源泉徴収票に記載がある情報
※遺族年金・障害年金の情報は提供されません
↓
区役所
↓
税額決定


●A・B・C 以外に申告すべき情報がある人
↓
区役所
↓
税額決定


●市民税・県民税の賦課
6月初旬に納税通知書を発送
※給与所得者へは、5月下旬に会社等を通じて税額決定通知書を交付


【市民税・県民税申告書 区役所へ申告してください】
● 2年度市民税・県民税の申告は、3月16日(月曜日)までです!
2年1月1日時点で港南区在住の人は、平成31年1月1日から令和元年12月31日までの所得について、申告してください。郵送でも受け付けています。
提出先:区役所市民税担当(3階31番窓口、〒233-0003 港南4-2-10)



こんな人は申告を!
① 確定申告をしていない年金受給者で市民税・県民税の医療費控除や生命保険料控除等を受けたい人
 市民税・県民税が発生する場合、税額を抑えることができます。
② 前年1年間(平成31年1月1日~令和元年12月31日)に収入がなかった人
 課税(非課税)証明書の発行、児童手当の支給資格の認定及び国民健康保険料の減額判定などのために必要です。
③ 雇用保険・遺族年金・障害年金等を受給している人
 上記の収入は課税対象外ですが、②と同様に国民健康保険料の減額判定などのために必要です。
④ 確定申告で上場株式の配当等の申告(特定口座内で源泉徴収あり)をしたが、住民税では所得税と異なる課税方式を選択したい人
 確定申告書(控)の写しを添付してください。
⑤ ①~④に該当しないが、市民税・県民税申告書の用紙が区役所から送られている人
 ※昨年の申告実績により申告用紙を送付していますが、必要がない場合もあります


〈必要書類〉
令和2年度 市民税・県民税申告書(氏名欄に記入・押印の上、連絡先を必ず記入) + 添付書類(申告書の内容を証明する書類)

【添付書類の例】
・公的年金、給与等の源泉徴収票・支払調書等、収入の分かる書類
・健康保険料、介護保険料、国民年金保険料、生命保険料、地震保険料等の支払を証明する書類
・「医療費控除の明細書」または「セルフメディケーション税制の明細書」(いずれかを選択)
・寄附金受領証明書 など



知っ得! 申告のポイント

区役所が混み合う時間を避けよう!
混み合うのはココ
・申告期間の始めと終わり
・日曜日・祝日の翌日
・開庁時(8時45分)から昼まで
・雨天直後の晴天日

● 書けるところは書いておこう!
「住所・氏名欄」「本人該当事項欄」などは、事前に記入しておきましょう。窓口での案内がスムーズになります。
● 申告会場では長時間お待ちいただく場合があります。申告書は郵便で!
 申告書は郵送でも受け付けています。受領後に確認する場合がありますので、日中の連絡先を必ず記入してください。
● 医療費の明細書を作ろう!
 平成30年度から医療費控除の申告には「医療費控除の明細書」を作成し添付することになりました。
「医療費控除の明細書」を事前に作成し、申告書に添付してください。なお、医療費の領収書は5年間保管してください。
※令和3年度以降は、領収書の添付による申告はできなくなります



市民税・県民税の申告は確定申告とは違います!
 確定申告は、税務署で行う所得税(国税)の申告です。港南区在住の人は、横浜南税務署へ提出してください。

● 区役所での確定申告(医療費控除申告)
 年末調整が済んでいる給与所得者で医療費控除のみを追加申告する人は、区役所でも提出できます。そのほかの内容が含まれる人は、税務署へ提出してください。

確定申告の用紙は、区役所3階(301)でも配布しています
・土曜開庁日は、配布していませんので、ご注意ください。
・在庫がなくなり次第、区役所での配布は終了します。
※ 12ページ「横浜南税務署からのお知らせ」を参照してください



■市税の納付は安心・便利な口座振替に!
 市税の納付を口座振替にすると、納めに行く手間や納め忘れがなくなり、仕事や家事で時間が取れないという人も安心です。便利で確実な口座振替にぜひ切り替えましょう。

《口座振替ができる税金は…》
●市民税・県民税(普通徴収分)
※前年の所得に対してかかる税金のうち、給与や年金から差し引かれていないもの
※年度途中で課税された「随時課税」は対象外
↓
口座振替ができます!

●固定資産税(土地・家屋、償却資産)
※土地や家屋などを所有している人にかかる税金
↓
口座振替ができます!

※軽自動車税や市民税・県民税(特別徴収分)は、口座振替はできません


《申込みは選べる3パターン!》
●ペイジー口座振替 
 区役所窓口で申込書に記入し、機械でキャッシュカードを読み取ると手続き完了です。(およそ5~10分程度) 
〈必要なもの〉
・納税通知書
・キャッシュカード

「ペイジー口座振替」ができる金融機関(一部対象外のカードがあります)
横浜銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 りそな銀行 横浜信用金庫 川崎信用金庫

●郵送での申込み 
 専用の往復はがきは、区役所収納担当(3階30番窓口)で配布しています。郵送請求でも入手できます。記入例を参考に必要事項を記入の上、通帳届出印を押印し、返送してください。
〈必要なもの〉
・納税通知書
・通帳の届出印
※市ホームページからもダウンロードできます 横浜市 税金 口座振替 で検索

●金融機関での申込み 
 口座振替申込書は、市内の金融機関にあります。必要事項を記入の上、金融機関窓口で手続きしてください。
〈必要なもの〉
・納税通知書
・通帳の届出印


問合せ  区役所収納担当(電話:045-847-8376 FAX:045-841-1596)



■そのほかの税金もチェック!

《軽自動車税》
 4月1日時点の所有者に対して、5月初旬に納税通知書を発送します。廃車・譲渡等を検討している人は、手続きをお忘れなく。
〈届出先〉
バイク125cc以下・ミニカー・小型特殊自動車:区役所
バイク125cc超・4輪の軽自動車:神奈川県軽自動車協会

《固定資産税》
 土地・家屋を所有している人が死亡した場合、土地・家屋の名義を変更するには、管轄する法務局(登記所=横浜地方法務局 栄出張所)で相続登記(相続による所有権移転の登記)をする必要があります。
相続登記が完了すると、登記内容が区役所に通知され、手続きが完了した翌年の4月に土地・家屋課税台帳上の所有者が変更されます。
 なお、相続登記については横浜地方法務局のホームページを確認してください。

 横浜地方法務局 未来につなぐ相続登記 で検索



租税教室 小学生も学ぶ税金の大切さ

 区役所職員が、小学校に出向き、租税教室を行っています。
税金にはどんな種類があるか、どのように活用されているかなどをクイズ形式で学んだり、税金がないとどのような世の中になってしまうか、困ることはどんなことがあるかなどを考えたりします。