No.334 港南区版 令和8年  8月号 8-9面 特集 訓練に行ってみよう! 地域防災拠点 知っていますか? いざという時のために確認を!  大地震はいつ起きるか分かりません。発災時には、地域で協力して災害の難局を乗り越えること(共助)が不可欠です。その要となる地域防災拠点を知っていますか?いざという時に備え、地域防災拠点について理解を深め、訓練に参加しましょう! 問合せ 区役所危機管理・地域防災担当(電話:045-847-8315 FAX:045-841-7030) 地域防災拠点とは?  市内で震度5強以上の地震が観測された場合に、地域の皆さんが中心となって開設・運営する避難所のことです。 運営の中心は、地域住民で構成されている「地域防災拠点運営委員会」ですが、避難してきた人も大切な運営のパートナーとして、助け合いながら、安心できる環境を一緒に作っていきます。 港南区内では31か所の小学校・中学校が指定されています。 地域防災拠点が持つ主な機能 1 家屋の倒壊などにより、自宅にいられない人が生活する 2 避難者や地域住民に、必要な水・食料などを配布する 3 地域の情報収集や、区役所からの情報を発信する 地域の事業所も活躍!  地域防災拠点での情報収集で把握された、地域のお困りごとに対し、災害時協力事業所「こうなん災害時協働隊」が、それぞれの事業特性を生かして協力してくれます! こうなん災害時協働隊 で検索 例えば… 飲食店や食品関係の事業所  食材提供や炊き出しの支援など 歯科医院  避難生活中の口腔(こうくう)ケアのアドバイスなど 建設業や運送業など車両を持つ事業所  負傷者や物資の搬送支援など 弁護士・行政書士事務所、保険会社など  法律や保険などに関する困りごとへのアドバイス どんなときに行く?  地域防災拠点は、家屋の倒壊などにより、自宅で過ごせない人が避難する場所であり、大地震が発生した際に「必ず行かなければならない場所」ではありません。  自宅が安全な場合は、自宅で避難生活を送る「在宅避難」を選択し、地域防災拠点は、物資配給や情報収集の拠点として活用しましょう。 自宅が  安全 → 在宅避難  在宅避難ができるよう日頃から備えておこう!  危険 → 避難所(地域防災拠点) 自分が住むエリアの地域防災拠点はどこ?  住んでいる住所ごとに、地域防災拠点を指定※しています。事前に確認しておきましょう! ※発災時の状況に応じて、どの地域防災拠点へも避難可能です 各拠点の割り当て地区についてはこちら 港南区 地域防災拠点 で検索 地域防災拠点一覧  上大岡小学校  日下小学校  南台小学校  笹下中学校  桜岡小学校  吉原小学校  相武山小学校  港南中学校  丸山台小学校  上永谷中学校  下永谷小学校  東永谷中学校  野庭すずかけ小学校  旧野庭中学校  港南台第一小学校  港南台第二小学校  港南台第三小学校  港南台第一中学校  下野庭小学校  丸山台中学校  芹が谷小学校  芹が谷南小学校  芹が谷中学校  永谷小学校  永野小学校  日野南小学校  小坪小学校  日野小学校  日野南中学校  日限山小学校  日限山中学校  洋光台第三小学校※ ※洋光台第三小学校は、磯子区に所在していますが、港南区の一部の地区の地域防災拠点に指定されています 訓練はどんなことをしているの?  地域防災拠点では毎年、運営委員の皆さんを中心に、発災時を想定したさまざまな訓練を実施しています。 【訓練内容の一例】 1 炊き出し訓練  お湯を沸かす、ご飯を炊くなど、温かい食事を大量調理する手順を確認 2 「災害用ハマッコトイレ」設置訓練  直接、下水道管へ汚水を流すことができる、仮設トイレの設置方法を確認 3 応急給水訓練  災害用地下給水タンクから給水する手順などを確認 4 無線交信などの情報受伝達訓練  無線などを活用し、地域防災拠点と行政の間の情報受伝達を確認 5 ペット同行訓練  ペットを同行して避難する際の手順、一時飼育場所などを確認 6 要援護者等支援訓練 車いす利用者など、支援の必要な人に対する支援方法を確認 訓練は、主に9月から11月頃実施され、8月頃から区ウェブページに日程が掲載されます。訓練の内容や実施時間などの詳細は、お住まいの地域の自治会町内会、地域防災拠点運営委員会にご確認ください。 港南区 地域防災拠点訓練 で検索 私は日野南小学校地域防災拠点の運営委員長として、地域の方々と連携しながら大地震に備えて地域防災拠点の準備を進めています。 日頃から地域の皆さんと顔を合わせ、声をかけ合うことが、いざという時の大きな力になります。拠点訓練は、その第一歩です。 ぜひ気軽に足を運んでみてください。 一人ひとりの参加が、安心できる地域づくりにつながります。 みんなで力を合わせて、備えていきましょう! 港南区地域防災拠点運営委員会連絡協議会会長 上田さん 災害時にけがをしたり体調が悪くなったりしたら ・重症  歩行できない(生命に危険がある)→ 災害拠点病院 済生会横浜市南部病院  赤色の「診療中」の旗が目印 ・中等症  歩行できない(生命に危険はない)→ 災害時救急病院 秋山脳神経外科病院、長田病院、港南台病院、横浜東邦病院、神奈川県立精神医療センター  黄色の「診療中」の旗が目印 ・軽症  歩行できる医師の診察が必要 → 診療所 診療可能なお近くの診療所へ  黄色の「診療中」の旗が目印 ・極めて軽度のけがなど  擦り傷など → 自助・共助 自分や周りの人で手当てをしましょう ●軽いけがや発熱は、自分や周りの人で手当てを  日頃から薬や応急手当用品を用意しておきましょう。 ●自分や周りの人で手当てができないときは、近くで開院している医療機関へ  災害時に医療機関で診療や手当てを受ける必要があるときは、緊急度、症状の重さに応じた医療機関へ行きましょう。 市では、発災時に医療機関が開設された場合に、「診療中」「開局中(薬局の場合)」ののぼりを掲げることになっています。 問合せ 区役所事業企画担当(電話:045-847-8441 FAX:045-846-5981)