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安全で快適な住まいの相談

最終更新日 2019年3月15日

室内の換気が不十分で、湿度が高くなるとカビやダニが繁殖し、アレルギーや喘息などを引き起こす可能性があります。
また、ホルムアルデヒドなどの化学物質が、室内の空気を汚染していると「シックハウス症候群」をはじめとする身体の不調の原因となる可能性があります。

室内空気環境

近年、アルミサッシの普及により住宅構造が高気密・高断熱化しています。これに伴い、住宅内で発生する様々な化学物質による室内空気汚染によって生じる健康障害が出てきています。特に住宅を新築したり、リフォームした場合、ホルムアルデヒドやVOCが問題となります。

ホルムアルデヒド(HCHO)とは…

住宅内で発生する様々な化学物質の中で、ホルムアルデヒドはその代表的なものです。ホルムアルデヒドは刺激臭のある気体で、その水溶液は「ホルマリン」と呼ばれ、防腐剤や消毒剤に使われています。人体への影響は個人差が大きいですが、主に目、鼻及び喉に対する刺激があることが知られています。
いろいろなところでホルムアルデヒドが使われています。
ホルムアルデヒドは、合板やパーティクルボード、壁紙の他、家具などの接着剤など幅広く使われています。また、喫煙、暖房器具から発生しているとの報告もあります。建材等に含まれているホルムアルデヒドは、温度や湿度が高いと揮発しやすくなり,室内に少しづつ拡散することがあります。このような場合、機密性が高く、窓を閉め切った状態の住宅内では、空気中のホルムアルデヒド濃度が高くなります。

揮発性有機化合物(VOC)とは…


揮発性有機化合物(VOC)とは、常温で蒸発する有機化合物のことで、キシレン、トルエン、ベンゼン、ヘキサンなど数多くの化学物質が混在します。人体に対する影響として、疲労、頭痛、めまい、眠気、視界のぼやけ、弱視化、皮膚刺激、目・気道刺激などがあげられ、特に過敏に反応する人もいます。
揮発性有機化合物は、建材やビニル壁紙、断熱材、畳、防蟻剤など幅広く使われています。

室内空気中の化学物質対策について

ポイント1:ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物の発生量が少ない建材・内装材を使用する

新築やリフォームをするときに設計者や工務店と相談し、できるだけホルムアルデヒドなどの化学物質の含有量が少ない安全な材料を使用すると良いでしょう。合板・複合フローリングのホルムアルデヒド放散量については、日本農林規格(JAS)(表示区分:F1~F3)に、パーティクルボードのホルムアルデヒド放散量については、日本工業規格(JIS)(表示区分:E0~E2)に、等級規格があります。

ポイント2:通気・換気をする

新築やリフォーム後は、できるだけ窓を開け、風の入り口と出口を確保して、積極的に換気することを心掛け、状況によっては機械換気をする必要もあります。また、部屋の空気を汚さないために、ガスコンロや瞬間湯沸かし器を使うときは、必ず換気扇を回しましょう。

ポイント3:空気を汚す物質をできるだけ出さない

室内では様々な化学物質が発生することがあります。お部屋の空気を汚さないFF式(強制給排気式)ストーブや電気式の暖房器具は、空気が汚れません。また、室内での喫煙はなるべく控えましょう。

このページへのお問合せ

港北区福祉保健センター生活衛生課

電話:045-540-2373

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ファクス:045-540-2342

メールアドレス:ko-eisei@city.yokohama.jp

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