はじめに ~「第3期健康横浜21」策定にあたって~  このたび、今後12年間の横浜市の総合的な健康づくりの指針として、「第3期健康横浜21~横浜市健康増進計画・歯科口腔保健推進計画・食育推進計画~」を策定しました。  本計画の策定にあたり、多くの貴重な御意見、御提案をお寄せいただきました皆様に、心より感謝申し上げます。  本計画では、これまでにない新たな取組として、基本目標である「健康寿命の延伸」に寄与する要因を様々な角度から分析し、改善に取り組むことで特に大きな効果が期待できる「主要な健康課題」10項目を選定しました。主な死因となるがん、心疾患、脳血管疾患等の予防に向けて個人の生活習慣の改善にアプローチするほか、新たに、市民の皆様が健康に望ましい行動を取りやすくする環境づくりも進めます。こうした取組により、健康に関心が薄い人や、健康づくりに取り組めない状況にある人であっても、自然に健康になれる都市を目指します。  計画の推進にあたっては、より若い世代から将来を見据えた健康づくりに取り組む「ライフコースアプローチ」の考え方を取り入れています。「育ち・学びの世代」、「働き・子育て世代」、そして「実りの世代」のそれぞれのライフステージに合わせて、将来の健康につながる日々の行動目標を設定し、取組を進めることで、全ての世代の市民の皆様の健康づくりを支えてまいります。  本計画をもとに、市民の皆様、地域の関係機関・団体の皆様、民間事業者や大学等の皆様とともに、誰もが健康で自分らしく活躍できる横浜をつくってまいります。引き続き、皆様の御支援・御協力をお願い申し上げます。 令和6年3月 横浜市長 山中 竹春