感染症に気をつけよう。 2025年12月号、2025年12月15日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、インフルエンザ。   9月中旬から11月末まで患者が増加しました。流行警報が発令されています。年齢別では15歳未満が全体の約70%を占めています。 イ、腸管出血性大腸菌感染症。   県外で発生した集団感染に関係した、患者の報告もありました。 ウ、梅毒。   患者数の多い状態が2021年頃から続いています。年齢層は幅広く、20から80歳代の報告があります。 2、今月のトピック。 今月のトピックはインフルエンザです。流行警報が発令されています。 昨シーズンと比較して、いっかげつほど早く流行が始まりました。 患者数はピークを越えたのちに減少していますが、警報は継続しています。 患者数のピークは定点当たり60人を超えました。これは昨年のピークとほぼ同水準です。 学級閉鎖の報告は、小中学校が全体の約85%を占めます。 定点とは、毎週、行政に患者数を報告することになっている医療機関のことで、報告される患者数の平均値を定点あたり患者数と呼びます。流行の目安とされます。 例年の流行シーズンは12月から3月です。感染の拡大を防ぐために、引き続き、一人ひとりが基本の対策をしっかり行いましょう。 手洗い、咳エチケット、定期的な換気など、基本的な対策を心がけましょう。 また、十分な休養をとることや、室内の湿度を50から60%に保つことも予防のポイントです。 ワクチン接種は早めに行いましょう。 お住いの区の感染状況は、横浜メディカルダッシュボードで、最新の状況がチェックできます。 是非ご利用ください。