感染症に気をつけよう。 2025年10月号、2025年10月15日発行。 1、横浜市の感染症流行状況。 ア、RSウイルス感染症。   流行中です。報告数は減少していますが、引き続き注意が必要です。 イ、インフルエンザ。   報告が一定数を超え、流行期入りしました。学級閉鎖の報告も増えつつあります。 ウ、腸管出血性大腸菌感染症。   報告数は減少せず横ばいです。引き続き注意が必要です。 エ、梅毒。   報告は20〜50歳代中心に年齢層は幅広く、妊婦の報告も複数みられます。 2、今月のトピック。 今月のトピックはRSウイルス感染症です。 この感染症は、2歳までにほぼ100%の子どもが、1度は感染するとされています。 咳、鼻水、発熱など、風邪ようの症状が数じつかん続きます。多くは軽症で回復しますが、重症化する場合もあり、注意が必要です。 重症化すると細気管支炎、肺炎などを起こします。生後6か月以内の新生児や乳児、てい出生体重児、 基礎疾患や免疫不全がある場合などに、重症化する可能性が高まります。 症状がある場合は、機嫌がよく、つらそうでなければ、あわてずに様子を見て、かかりつけ医に相談して ください。呼吸が苦しそうだったり、食事や水分がとれない場合には、医療機関の受診を検討してください。 もしも、受診に迷ったら、かながわ救急相談センターへ相談をしてください。電話番号は#7119です。 予防のためには、可能な範囲で咳エチケットを心がけること、流水とせっけんでこまめに手洗いをすること、 手やおもちゃなどのアルコール消毒、といった対策を心がけましょう。