資料4 令和4年度予算案について 注医療的ケア児・者等に関係する部分を抜粋してテキスト版を作成します。 21ページ 予算概要4局抜粋版 健康福祉局 こども青少年局 医療局 教育委員会事務局 23ページ このページから健康福祉局の予算概要です。 予算案の考え方 超高齢社会が進展し人口減少の局面を迎える中、福祉・保健分野における市民ニーズは多様化・複雑化しており、支援を必要とされる方へのきめ細やかな対応が求められています。 また、長期化している新型コロナウイルス感染症の影響をふまえて、引き続き、市民の安心・安全確保に向け、各種対策を講じていく必要があります。 このような状況の中、新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組むとともに、次期中期4か年計画や財政ビジョンをはじめとする各種計画の目標達成に向けた施策を着実に実施します。また、10年、20年先を見据え、将来にわたって持続可能な施策の充実を目指し、健康づくりをはじめとした各種取組を推進していきます。 令和4年度の6つの柱 1新型コロナウイルス感染症対策の実施 2健康づくりと健康危機管理などによる市民の安心確保 3地域包括ケアの推進と高齢者の社会参加 4障害者福祉の充実 5暮らしを支えるセーフティネットの確保 6参加と協働による地域福祉保健の推進 主な取組 「新型コロナウイルス感染症対策の実施」 市民の安心・安全を確保するため、ワクチンの接種を進めます。また、感染症コールセンターの運営や診療・検査体制の充実に加え、自宅療養者への支援体制を強化します。 さらに、高齢者・障害者施設等に対し、運営継続に係る支援を実施するほか、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、生活にお困りの方や悩みを抱えている方等に対しての支援を行います。 「健康づくりと健康危機管理などによる市民の安心確保」 健康寿命の延伸を目指し、生活習慣の改善や生活習慣病予防に向けた取組を進めます。第2期健康横浜21の最終評価を踏まえ、第3期計画の策定を進めます。また、各種がん検診や特定健診の受診率の向上に取り組みます。 さらに、増加する火葬や墓地の需要に対応するため、鶴見区において新たな斎場整備を着実に進めるとともに、市営墓地の整備に取り組みます。 「地域包括ケアの推進と高齢者の社会参加」 よこはま地域包括ケア計画を推進し、介護が必要になっても、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、介護サービスの充実を図ります。また、元気な高齢者が活躍できるよう、介護予防・健康づくり、社会参加を通じた生きがいづくりを進めます。さらに、敬老特別乗車証のIC化により、利用実態の透明化を図ります。 「障害者福祉の充実」 障害のある人もない人も誰もが自らの意思により自分らしく生きることができるよう、引き続き第4期障害者プランを推進し、地域共生社会の実現を目指します。また、新たに「障害福祉のあんない」アプリ版を開発し、情報支援の強化に取り組むとともに、自殺対策や依存症対策、障害者差別解消法への取組等、社会情勢を踏まえた対応を一層進めます。 「暮らしを支えるセーフティネットの確保」 様々な事情により生活にお困りの方からの相談を広く受け止め、個人の尊厳を守り、社会から孤立しない、自分らしく安定した生活の実現に取り組むとともに、包括的な支援体制の整備を進めます。ひきこもり支援については、相談窓口を開設して、ひきこもりの状態にある当事者や家族等を支援するとともに、関係機関のバックアップ体制を充実させます。 「参加と協働による地域福祉保健の推進」 地域福祉保健活動の基盤づくりや身近な地域の支え合い活動の充実に向け、第4期横浜市地域福祉保健計画を推進するとともに、第5期市計画策定に向けた検討、準備を行います。また、地域における身近な福祉保健の拠点となる地域ケアプラザについて、未整備地区での整備に取り組むとともにICTを活用したリモート相談を一部施設で試行実施します。 これらの取組を通じ、市民の皆様の「今日の安心、明日の安心、そして将来への安心」を目標に、市民生活の安心・安全の確保に向け、職員一丸となって取り組んでいきます。 24ページ 健康福祉局一般会計合計 令和3年度予算499,362,072円、令和4年度予算529,121,703円、増減29,759,631円増、増減率6.0パーセント 33ページ 21障害者の地域生活支援等 事業内容 本人の生活力を引き出す支援の充実を図り、障害者が地域で自立した生活を送れるよう、各事業を推進していきます。 あんしんと表記している事業は、「将来にわたるあんしん施策」を含む事業です。 中項目1から3は省略 中項目4医療的ケア児・者等支援促進事業、拡充、予算1,425万円、前年度予算888万円、あんしん 医療的ケア児・者等の在宅生活を支えるため、医療的ケア児・者等コーディネーターを中心に関係機関との連携や地域での受入れを推進するとともに、コーディネーターを担える人材を養成します。 中項目5要電源障害児者等災害時電源確保支援事業、新規、予算1,400万円、前年度予算0万円 電源が必要な医療機器を在宅で常時使用する障害児者等に対し、災害等による停電時の備えとして、蓄電池等の非常用電源装置の購入を補助します。それにより、自助力や防災意識を向上させ、災害時にも電源を確保できるよう支援します。 34ページ 22障害者の地域支援の拠点 事業内容 中項目1多機能型拠点運営事業、予算1億8,499万円、前年度予算1億8,623万円、あんしん 常に医療的ケアを必要とする重症心身障害児・者等の地域での暮らしを支援するため、診療所を併設し、訪問看護サービスや短期入所などを一体的に提供できる拠点を運営します。拠点は3か所です。 37ページ 27障害者施設の整備 事業内容 中項目1障害者施設整備事業、予算5,083万円、前年度予算6,058万円 障害者が地域において自立した日常生活を送るため必要な支援を提供する施設を整備する法人に対して助成を行います。 多機能型拠点の設計費、工事費 43ページ このページからこども青少年局の予算概要です。 46ページ 令和4年度こども青少年局予算案について こども青少年局は、「横浜市子ども・子育て支援事業計画、子ども、みんなが主役!よこはま わくわくプラン」に基づき、 1「子ども・青少年への支援」として、子ども・青少年が様々な力を育み、健やかに育つ環境をつくる 2「子育て家庭への支援」として、誰もが安心して出産・子育てができる環境をつくる 3「社会全体での支援」として、社会全体で子ども・青少年を育てる環境 という三つの施策分野にまとめ、事業を推進しています。 47ページ 医療的ケア児・者等支援促進事業が含まれているのは、施策分野1子ども・青少年が様々な力を育み、健やかに育つ環境をつくるのうち、基本施策4障害児への支援の充実の項目10 在宅障害児及び施設利用児童への支援等です。 49ページ 令和4年度こども青少年局予算 一般会計合計、令和3年度319,370,322円、令和4年度329,569,095円、差し引き10,198,773円、前年度比3.2パーセント増 50ページ 特集1保育・教育の基盤づくり 質の確保・向上 子どもの豊かな育ちを支えるためには、全ての保育所や幼稚園等で保育士や幼稚園教諭などの保育者が高い専門性と意欲を持つことが大切です。保育・教育の質の確保・向上に向け、研修の充実を図るとともに、保育・教育の方向性を示した「よこはま保育・教育宣言、乳幼児の心もちを大切に」の理解を深めるための取組を推進します。 あわせて、施設・園がその保育者を支え、適切に運営できる体制を整えることにより質の高い保育を保障していきます。また、医療的ケア児の受け入れを推進していきます。 51ページ 令和4年度の重点取組 中項目1質の確保・向上 小項目1は省略 小項目2医療的ケア児の受入れ推進、新規、拡充、予算5億8,157 万円 ア 保育・教育施設で医療的ケア児を受け入れる際の基本的な事項や留意事項等をまとめたガイドラインを策定します。 イ 医療的ケア児の受入体制を確保するための看護師雇用経費の拡充を行います。 55ページ 1新制度における保育・教育の実施等 中項目1「教育・保育給付」の認定を受けた子どもの保育・教育、拡充 小項目1は省略 小項目2保育・教育施設及び地域型保育向上支援費、拡充 給付対象施設・事業者に対して、保育・教育の質の向上のため、本市独自の助成として、障害児等の受入れにあたり保育士等を加配するための経費やアレルギー児童に対応するための経費等を助成します。 また、国の公定価格における処遇改善等加算2と併せて、経験年数7年以上の全ての保育士等に月額4万円の処遇改善ができるよう独自助成を引き続き実施します。 ア 保育・教育施設向上支援費、拡充、290億8364万円、これは特集1保育・教育の基盤づくりの事業です。 保育所、幼稚園、認定こども園での保育・教育の質の向上に必要な経費を助成します。 医療的ケア児の受入体制を確保するため、看護師の雇用経費を拡充します。また、自園調理やアレルギー児対応を行うための栄養士・調理員の確保を進めるため、雇用費の補助単価を拡充します 57ページ 4保育、教育の質の確保、向上、保育士等確保 中項目1保育・教育の質向上の仕組みづくり、新規・拡充、9,882万円、前年度予算9,826万円 小項目1保育・教育の質向上に向けた取組、新規、拡充 アからウは省略 エ 医療的ケア児の受入れに関するガイドラインの策定、新規、これは特集1保育・教育の基盤づくりの事業です。 保育・教育施設で医療的ケア児を受け入れる際の基本的な事項や留意事項等をまとめたガイドラインを策定し、医療的ケア児の受入れを推進します。 59ページ 6放課後の居場所づくり 事業内容 医療的ケア児の受入れの支援や職員の事務負担軽減に必要な支援、人材確保や人材育成の支援等の質の維持・向上に取り組みます。 60ページ 中項目5放課後児童育成事業の質の向上に向けた取組、新規、拡充、予算額は放課後キッズクラブ事業、放課後児童クラブ事業、特別支援学校はまっ子ふれあいスクール事に含む 小項目1放課後キッズクラブ及び放課後児童クラブへの支援、拡充 アは省略 イ 医療的ケア児の受入れ支援、新規 放課後キッズクラブ及び放課後児童クラブにおいて、医療的ケア児を受け入れるための看護師等を配置した場合の支援に取り組みます。 62ページ 10在宅障害児及び施設利用児童への支援等 事業内容 障害児及び家族が安心して暮らせるよう、学齢期のデイサービスや相談支援、重症心身障害児・者等への医療的ケア等を実施します。 中項目1、2は省略 中3障害児医療連携支援事業、拡充、5,086万円 小項目1メディカルショートステイ事業 常時医学的管理が必要な医療的ケアを要する重症心身障害児者等を在宅で介護する家族の負担軽減を目的として、介護者の事情により一時的に在宅生活が困難になった場合などに市立病院や地域中核病院等の協力を得て入院による受け入れ、メディカルショートステイを行い、在宅生活の安定を図ります。 協力医療機関数、11病院 小項目2医療的ケア児・者等支援促進事業、拡充 医療的ケア児・者等の在宅生活を支えるため、医療的ケア児・者等コーディネーターを中心に関係機関との連携や地域での受入れを推進するとともに、医療的ケア児・者等コーディネーターを担える人材を養成します。 小項目3重症心身障害児・者等の在宅生活支援 医療的ケアを要する重症心身障害児・者の在宅生活を支えるため、訪問看護師を対象とした研修や在宅支援関係者との情報交換等を行う連絡会を開催し、医療環境の充実を図ります。 65ページ このページから医療局の予算概要です。 66ページ 令和4年度 予算案の考え方 医療局・医療局病院経営本部は、『市民の皆様が将来にわたって住み慣れた横浜で、安全・安心に暮らすことのできる最適な地域医療の提供』の実現に向け、引き続き着実に取組を進めていきます。 67ページ 令和4年度医療局予算案 一般会計と特別会計合計、令和4年度11,758,269円、令和3年度12,533,397円、差し引きマイナス775,128円、前年度比6.2パーセント減 69ページ 令和4年度予算体系図 中項目1から4は省略。 中項目5在宅医療の充実、4億1,391万円 在宅医療推進事業2,780万円 73ページ 5在宅医療の充実 中項目1在宅医療の推進、在宅医療推進事業 アからオは省略 カ 小児在宅医療の推進 医療的ケア児・者等の在宅医療支援1,425 万円、拡充、前年度888万円、 総事業費5,698万円、本事業はこども青少年局、健康福祉局、医療局、教育委員会の4局で実施 医療的ケア児・者等の在宅生活を支えるため、医療・福祉・教育等の多分野にわたる調整を行うコーディネーターによる支援等を継続して実施します。 77ページ このページから教育委員会事務局の予算概要です。 79ページ 令和4年度教育予算案の考え方 令和4年度は、「横浜教育ビジョン2030」に掲げた「自ら学び 社会とつながり ともに未来を創る人」の育成を目指し、計画期間の最終年度となる「第3期横浜市教育振興基本計画」を着実に推進するとともに、次期計画である「第4期横浜市教育振興基本計画」の策定を見据えて取り組んでいきます。 4期計画を見据え、今後の教育政策について協議が行われた令和3年12月開催の「横浜市総合教育会議」で示された、「一人ひとりを大切にした教育の推進」、「様々な機関との連携・協働」、「客観的な根拠に基づく教育政策、EBPMの推進」の3つの視点を大切にしながら、事業を推進していきます。 80ページ 教育予算案について 一般会計、令和4年度2,682億5,802万円、令和3年度2,613億5,616万円、差し引き69億186万円、前年度比2.6パーセント増 81ページ 7特別支援教育の推進 特別な支援を必要とする幼児児童生徒にあらゆる教育の場で一貫した適切な指導・支援や合理的配慮を提供するインクルーシブ教育システムの構築に向けて、市立学校における教育環境をさらに充実します。 中項目1から7は省略 中項目8医療的ケア児・者等支援促進事業、拡充、14,245千円、前年度8,877千円 医療的ケア児・者等の在宅生活を支えるため、医療的ケア児・者等コーディネーターを中心に関係機関との連携や地域での受入れを推進するとともに、コーディネーターを担える人材を養成します。 こども青少年局、健康福祉局、医療局、教育委員会事務局連携事業