16ページ 資料3 令和4年2月21日 医療局医療政策課 こどもホスピスの開所について 大項目1 こどもホスピスについて 1概要 生命に関わる病気で療養・治療中心の生活を送る子どもと家族を支える地域コミュニティ型の通所施設。 法的な位置付けはない。医療施設の緩和ケア病棟とは異なる。 注生命に関わる病気で療養・治療中心の生活を送る子どもを以下LTCのこどもという。 利用対象イメージ 小児がんで入院治療又は在宅療養中、先天性心疾患で入退院を繰り返している、進行性の筋ジストロフィーなどの神経筋疾患で長期の療養生活が必要となるなど 2背景 医療技術の進展に伴い、LTCの子どもの生命を救うことが可能になった。 医療機関や自宅で過ごす時間が増える一方、家族や友達と外出できる機会が限定。子ども本人はもちろんケアを担う保護者の方や兄弟姉妹の負担も課題。 病気であっても子どもは日々成長しており、「遊び」や「学び」の場が必要。 横浜市では、LTCの子どもや家族が医療機関や自宅以外で安心して過ごせる居場所づくり、療養生活の質の向上のため、子どもや家族の希望や体調に合わせた様々な体験を提供する地域コミュニティ型こどもホスピスの設立を目指す法人を支援。 他都市事例、類似施設 名称ツルミこどもホスピス、開設2016年、類型地域コミュニティ型、所在地大阪市鶴見区鶴見緑地内、運営主体一般社団法人こどものホスピスプロジェクト 名称淀川キリスト教病院こどもホスピス、開設2012年、類型医療・医療併設型、所在地大阪市東淀川区淀川キリスト教病院内、運営主体宗教法人淀川キリスト教病院 名称国立成育医療研究センターもみじの家、開設2016年、類型医療・医療併設型、所在地東京都世田谷区国立成育医療研究センター敷地内、国立成育医療研究センター 注1類型の医療・医療併設型は医療局による分類 注2今回開所したホスピスはツルミこどもホスピスを参考 大項目2 事業スキームについて 1整備・運営の手法について 民設民営 公共的団体を対象に公募で事業者を決定 2整備運営事業者 特定非営利活動法人横浜こどもホスピスプロジェクト 代表 たがわ ひさと 3市の支援策 ア 30年間の市有地の無償貸付 イ 事業費の看護師人件費の一部補助 開所後5年間で年間500万円を上限とする ウ 区役所や医療機関等関係機関との連携に関する調整 17ページ 大項目3 横浜こどもホスピスについて 1施設名称 横浜こどもホスピスうみとそらのおうち 2場所 横浜市金沢区六浦東1丁目49-5 横浜市立大学男子学生寮跡地 3開所日 令和3年11月21日(日曜日) 4施設概要 1階交流エリア 利用者のご家族同士、地域の皆様が交流する空間 2階くつろぎエリア 利用者に安心してくつろいでいただける空間 5運営体制等 利用時間 10時から16時 開館日 月曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日 祝祭日も開館 スタッフ 施設長1名、看護師3名、保育士1名、事務1名、ボランティア多数 注ボランティアはハウスキープ、植栽、動画制作など 6利用対象者 LTCの子どもとその家族 居住区又は治療している医療機関が横浜市内にある方を優先 0から18歳。注開所当初は0から6歳を主に対象としている。 7利用の流れ いちにちにつき、2から3家族の利用を想定 注現在は感染症対策で1家族に限定 1会員登録 2ヒアリングで利用者や主治医等に希望や体調を確認、施設見学 3来所。遊びや学び、入浴など子どもや家族の希望や体調を考慮したプログラムを決定。 4退所、ご帰宅 8地域貢献・普及啓発活動について 医療・福祉・教育関係者、学生、地域住民等を対象としたこどもホスピスや小児緩和ケアに関する勉強会など小児緩和ケアネットワークカンファレンスの開催 地域行事への参加、ワークショップの開催、ボランティア活動など顔のみえる関係づくり 大項目4 今後について 医療的ケア児・者等コーディネーターなど横浜こどもホスピスとLTCのこどもを支援する方々との連携体制が構築できるよう、本市が支援することにより、当該施設の普及啓発・利用促進につなげていきたい。 18ページ 参考1横浜こどもホスピス周辺図 ここに画像が2枚あります。 ひとつは横浜こどもホスピス周辺地図です。 もうひとつは横浜こどもホスピス周辺の衛星写真です。 参考2横浜こどもホスピス施設概要 ここに写真が4枚あります。 1枚目は1階交流エリアのあそびホールの写真です。 2枚目は1階交流エリアのオープンキッチンの写真です。 3枚目は2階くつろぎエリアのプレイスペース写真です。 4枚目は2階くつろぎエリアの大きなお風呂の写真です。 19ページ 参考資料 横浜市記者発表資料 令和3年11月9日 医療局医療政策課 全国で2か所目 横浜市初のこどもホスピスが開所します 横浜こどもホスピスうみとそらのおうち ここに写真が2枚あります。 1枚目は横浜こどもホスピスの外観写真です。 2枚目は横浜こどもホスピスの1階の内観写真です。 いずれも法人が提供している写真です。 横浜こどもホスピスは、療養生活を送る子どもや家族を支える地域コミュニティ型の通所施設です。令和3年11月21日(日曜日)に横浜市金沢区に開所します。 利用対象者 いのちに関わる病気で治療中心の生活を送る子どもと家族 例 小児がんで入院治療又は在宅療養中、先天性心疾患で入退院を繰り返している、進行性の筋ジストロフィーなどの神経筋疾患で長期の療養生活が必要となるなど コンセプト 子どもと家族が、生き生きと過ごせる場所 家族一緒に、子どもたちの「やりたい」「やってみたい」を叶える場所 家族一緒に、楽しい想い出がつくれる場所 運営主体 認定 特定非営利活動法人 横浜こどもホスピスプロジェクト 代表たがわ ひさと 氏 看護師や保育士が常駐し、子どもに合わせた個別のプログラムを提供します。 ボランティアが多く参加し、子どもと家族を支えます。 遺贈をはじめ、多くの企業や個人からの寄附や助成金によって運営しています。 横浜市の支援 30年間の市有地の無償貸付 事業費の看護師の人件費の一部補助 開所後5年間、年間500万円を上限 本市は、地域との連携や交流を通じ、支援の輪を広げ、横浜こどもホスピスが地域に根差した施設になること、また、開所をきっかけに、治療中心の生活を送る子どもや家族に対する理解を進め、子どもや家族が安心して暮らせるまちづくりを目指します。 20ページ 開所について 開所日 11月21日(日曜日) 注同日落成式が開催される予定です。 開所場所 横浜市金沢区六浦東1丁目59番5号 参考 横浜こどもホスピスプロジェクトからのお知らせ 1利用対象者 LTCの子どもとその家族 居住区又は治療している医療機関が横浜市内にある方を優先 0から18歳 開設当初は0から6歳を対象とする予定 注LTCとは ライフ、スレッテイニング、コンディションズの略。英国等では、生命を脅かす疾患や病態、早期の死を免れることが困難な病気とされています。 LTCの例 小児がんなど根治的治療によって治癒するかもしれないが功を奏さない可能性もある病態 神経筋疾患など早期の死は避けられないが、延命治療による延命が得られる可能性のある病態 代謝性疾患や染色体異常など進行性で根治的な治療がないため、緩和ケアに限られる病態 2利用の流れ いちにち2から3家族の利用を想定しています 1会員登録 2ヒアリング。子どもや家族の希望や体調を最優先に個別のプログラムを決定 3来所。遊びや学び、食事、入浴、休息などの個別プログラムを提供 4退所・ご帰宅 3地域貢献・普及啓発活動 医療・福祉・教育関係者、学生、地域住民等を対象としたこどもホスピスや小児緩和ケアに関する勉強会「小児緩和ケアネットワークカンファレンス」を実施しています。 地域行事への参加や交流、施設でのワークショップの開催、ボランティア活動を通して、「顔の見える関係」をつくっていきたいと考えています。 横浜こどもホスピスに関する情報は、https://bit.ly/2ZZpsyIまたはQRコードからご覧いただけます。 ここに画像が1枚あります。 横浜こどもホスピスプロジェクトのイメージ画像です。 幼い子どもふたりが笑っている写真とキャッチフレーズが載っています。 キャッチフレーズ 「この瞬間を笑顔に」 みんなで支えて叶えてあげたい。 法人問い合わせ 寄付・見学・取材等の問い合わせ先 認定特別非営利活動法人 横浜こどもホスピスプロジェクト 担当ほんだ 貴子 連絡先0452748686 お気軽にお問合せください 本記者発表に関するお問合わせ先 医療局医療政策課長 山本 憲司 電話0456714813