医療的ケア児・者等支援促進事業の取組状況について

大項目1横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターについて
医療・福祉・教育分野等の支援を総合的に調整する、横浜型医療的ケア・児者等コーディネーターについて、2020年４月から６か所（磯子、鶴見、南、旭、青葉、都筑）の拠点による18区を対象とした支援を実施しています。2023年度から４か所で複数配置としました。

横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター拠点 ※必要に応じて担当区域外での支援が可能
ここに表があります。拠点設置区、担当区域、配置年度の順に記載します。
青葉区（２名）、緑区・青葉区、令和２年度
都筑区（２名）、港北区・都筑区、令和２年度
鶴見区（２名）、鶴見区・神奈川区、令和２年度
旭 区（２名）、保土ケ谷区・旭区・泉区・瀬谷区、令和２年度
南 区（１名）、西区・中区・南区・戸塚区、令和２年度
磯子区（１名）、港南区・磯子区・金沢区・栄区、令和元年度
表は以上です。

大項目2横浜型医療的ケア児・者等コーディネーターの活動実績について
中項目1　令和４年度相談支援について
ア 相談件数：延731件（内新規410件）
相談件数は毎年増加しており、コーディネーターの存在が認識されてきたと思われます。

令和4年度
ここに表があります。拠点名、件数、令和３年度の実績、令和２年度の実績の順に記載します。
青葉区、113、114、97
都筑区、179、81、122
鶴見区、69、57、56
旭区、83、118、82
南区、187、168、115
磯子区、100、121、89
合計、731、659、561
表は以上です。

イ 相談対象者の年齢
「幼児�A（３〜６歳未満）」が最も多いです。乳幼児期の相談が全体の約6割を占めており、相談ニーズの高さがうかがえます。

ここに表があります。相談対象者の年齢、件数、パーセントの順に記載します。
令和４年度
乳児（１歳未満）、78、10.7%
幼児�@（１〜３歳未満）、128、17.5%
幼児�A（３〜６歳未満）、203、27.8%
児童�@小学生（6〜12歳未満）、117、16.0%
児童�A中学生（12〜15歳未満）、43、5.9%
児童�@高学生（15〜18歳未満）、31、4.2%
18歳以上、91、12.4%
年齢不明、40、5.5%
合計、731、100%

令和３年度
乳児（１歳未満）、56、8.5%
幼児（１〜６歳未満）・少年（６〜18歳未満）、462、70.1%
18歳以上、103、15.6%
年齢不明、38、5.8%
合計、659、100%
表は以上です。

ウ 相談者（延べ数）
相談者は、昨年度と同様に「家族」が最も多いですが、割合は昨年度から減少しました。
病院や保育園からの相談が、昨年度と比べて増えています
ここに表があります。相談者、件数、パーセント、令和３年度のパーセントの順に記載します。
令和４年度
家族、202、27.6%、32.7%
病院、132、18.1%、4.3%
訪看、87、11.9%、11.8%
福祉保健センター、75、10.3%、6.9%
福祉施設、67、9.2%、7.5%
保育園、36、4.9%、0.0%
基幹相談支援センター、31、4.2%、5.6%
学校、17、2.3%、6.9%
相談支援専門員、17、2.3%、4.7%
療育センター、14、1.9%、2.5%
その他、53、7.3%、7.1%
合計、731、100.0%、100.0%
表は以上です。

エ 相談内容（重複回答可）
これまで「福祉サービス」の相談が一番多かったですが、令和４年度は「保育園・幼稚園」が増加し最多となりました。
ここに表があります。相談内容、件数、パーセント、令和３年度のパーセントの順に記載します
令和４年度
保育園・幼稚園等、162、17.7%、12.6%
福祉サービス、161、17.6%、16.4%
訪看、104、11.4%、13.8%
学校、104、11.4%、9.0%
退院調整、68、7.4%、7.1%
かかりつけ医の紹介、63、6.9%、4.0%
レスパイト、45、4.9%、6.5%
年齢移行、12、1.3%、1.6%
その他、197、21.5%、29.0%
表は以上です。

中項目2コーディネーターの支援とネットワークづくり
ア コーディネーター定例会
令和４年度はコーディネーターと本市４局担当者、医師会担当で定例会を月１回開催し、事例検討を通してコーディネーターの役割について再確認を行いました。
イ 地域でのネットワーク形成と普及啓発
関係機関の連絡会や研修会等にコーディネーターが出席し、本事業の普及啓発を行うとともに、関係機関との連携強化や、地域の支援者への助言・技術支援なども行っています。
令和４年度実績
(ｱ) コーディネーターが出席した連絡会等
区自立支援協議会（重心部会等）、区訪問看護連絡会、区保育園看護師連絡会、区多職種会議、医ケア児・者等家族会
(ｲ) コーディネーターが訪問した関係機関等
特別支援学校、放課後等デイサービス事業所、横浜市総合リハビリテーションセンター、療育センター、神奈川県立こども医療センター、こどもホスピス、地域子育て支援拠点
(ｳ) 地域の支援者への助言・技術指導等
保育園、特別支援学校、基幹相談支援センター、横浜市総合リハビリテーションセンター、在宅医療連携拠点

大項目3コーディネーターの養成について
医療的ケア児・者へのコーディネーターによる支援が継続的におこなえるように、令和４年度に養成を行い、市内６つの拠点のうち４拠点で複数体制を整えました。

中項目1新たに養成したコーディネーターの配置について
鶴見区・青葉区・都筑区及び旭区コーディネーター拠点を設置している区医師会訪問看護ステーションに所属する訪問看護師 ４名

中項目2コーディネーター養成の研修について
「横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター養成研修」は、国の「医療的ケア児等コーディネーター養成研修」のカリキュラムだけでなく、医療機関・福祉施設・学校等での実地研修を加えた内容としています。

大項目4各種研修の実施状況について
中項目1コーディネーターのフォローアップ研修
ア 対象者
横浜型医療的ケア児・者等コーディネーター 10名
イ 目的
コーディネーターの役割を確認し、活動について振り返る機会をもつ。
ウ 講師
一般社団法人 医療的ケア児等コーディネーター支援協会に選出依頼予定
エ 日時・場所・内容
実施形式含め調整中

中項目2支援者フォローアップ研修
ア 対象者
医療的ケア児・者支援者養成研修受講者
イ 目的
(ｱ) 支援者に継続して地域で活躍してもらうために、支援や連携に必要な、現場で知りたい内容等について伝え、継続的にフォローする。
(ｲ) コーディネーターと地域の支援者が顔が見え、連携できる関係を作る。
ウ 日時・場所・内容
実施形式含め調整中

中項目3横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修
ア 対象者
市内訪問看護ステーション所属の訪問看護師、障害福祉サービス事業所、保育園・幼稚園・学校・医療機関等で従事する方の中で医療的ケア児・者等の支援に関心がある方（定員50名）
※スポット受講は定員を設けず、Zoomでの参加が可能
イ 目的
「横浜型医療的ケア児・者等支援者」として、医療的ケア児・者等支援及び多職種連携についての基礎的知識の習得し、医療的ケア児・者等支援に関する医療・福祉・教育等に関する知識及び関係者との連携について学習する。
※本研修を全講座来場で受講し、修了した方には、「横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修」修了証書を交付します（「要医療児者支援体制加算」の算定要件の一部です）。
ウ 時期
令和５年５月25日（木曜日）から12月３日（日曜日）まで
16講座 全８日間
エ その他
支援者養成研修修了者の所属する事業所等の一覧をホームページ上で公表します。

中項目4横浜型医療的ケア児・者等支援者養成見学実習
ア 対象者
横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者及び横浜市が認める者 （定員：45名）
認める者とは、横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者が所属する施設に従事している職員、医療的ケア児・者の受入れが決定している施設の職員等
イ 目的
横浜型医療的ケア児・者等支援者養成研修修了者等が、必要な知識・技術の習得のために訪問看護ステーション等で見学実習を行い、自身が所属する施設・事業所等において、医療的ケア児・者等の受入れを進める。
ウ 内容
(ｱ) 習得したい医療的ケアを実践している訪問看護ステーションの看護師に同行し、医療的ケアの準備から実践、観察ポイントや家族のやりとり等、説明の様子を見学する。
(ｲ) 医療的ケア児・者が利用予定の施設に講師である訪問看護ステーションの看護師が伺い、医療的ケアの実践、観察ポイント等についてのアドバイスや情報交換を行う。
エ 時期
令和５年６月から令和６年３月末まで（令和５年６月から募集開始）
オ 参加者及び申込者（令和５年６月末時点）
２名

大項目5医療的ケア児登録フォームの登録状況について
登録者数（令和５年７月14日時点）：400人
中項目1年齢別及び医療的ケアの有無
ここに円グラフが二つあります。
医療的ケアありの年齢別の円グラフ
1歳未満1パーセント
1歳以上3歳未満4パーセント
3歳以上6歳未満8パーセント
6歳以上12歳未満26パーセント
12歳以上15歳未満11パーセント
15歳以上18歳未満13パーセント
18歳以上65歳未満37パーセント
グラフは以上です。

医療的ケアなしの年齢別の円グラフ
1歳未満1パーセント
1歳以上3歳未満3パーセント
3歳以上6歳未満4パーセント
6歳以上12歳未満33パーセント
12歳以上15歳未満14パーセント
15歳以上18歳未満16パーセント
18歳以上65歳未満29パーセント
グラフは以上です。

中項目2区別及び医療的ケアの有無（人）
ここに表があります。区名、医療的ケアありの人数、パーセント、医療的ケアなしの人数、パーセント、未記入の人数、パーセント、合計人数、パーセントの順に記載します。
鶴見区、19、6.5%、12、11.3%、0、0%、31、7.8%
神奈川区、14、4.8%、2、1.9%、1、100.0%、17、4.3%
西区、13、4.4%、4、3.8%、0、0%、17、4.3%
中区、10、3.4%、3、2.8%、0、0%、13、3.3%
南区、21、7.2%、2、1.9%、0、0%、23、5.8%
港南区、14、4.8%、8、7.5%、0、0%、22、5.5%
保土ケ谷区、15、5.1%、4、3.8%、0、0%、19、4.8%
旭区、21、7.2%、9、8.5%、0、0%、30、7.5%
磯子区、12、4.1%、1、0.9%、0、0%、13、3.3%
金沢区、14、4.8%、0、0.0%、0、0%、14、3.5%
港北区、36、12.3%、15、14.2%、0、0%、51、12.8%
緑区、8、2.7%、13、12.3%、0、0%、21、5.3%
青葉区、20、6.8%、9、8.5%、0、0%、29、7.3%
都筑区、19、6.5%、6、5.7%、0、0%、25、6.3%
戸塚区、22、7.5%、7、6.6%、0、0%、29、7.3%
栄区、11、3.8%、2、1.9%、0、0%、13、3.3%
泉区、11、3.8%、7、6.6%、0、0%、18、4.5%
瀬谷区、13、4.4%、2、1.9%、0、0%、15、3.8%
合計、293、100.0%、106、100.0%、1、100.0%、400、100.0%
表は以上です。

中項目3医療的ケア有りと回答した方（293人） のうち、重度知的障害と重度肢体障害がある方
ここにベン図があります。
重度知的ありが217人、重度肢体ありが235人、重複が200人
重複していない41人は医ケアはあるが、重度の知的・肢体障害はなし。
ベン図は以上です。

中項目4医療的ケアの状況について
ここに棒グラフがあります。
ケアの内容、人数の順に記載します。
その他、72
導尿、48
腹膜透析、1
持続皮下注射ポンプ使用、6
経管栄養、206
吸引、203
気管切開、94
中心静脈カテーテルの管理薬・麻薬などを含む、6
酸素療法、97
経鼻（鼻咽頭）エアウェイの管理、6
人工呼吸器の有無、75
棒グラフは以上です。



参考　障害の重複状況について
中項目1気管切開の方（94人）の医療的ケア重複状況
ここにベン図があります。
人工呼吸の管理が53人、酸素療法が48人、重複が33人
重複していない35人は酸素療法、人工呼吸器がない方。
ベン図は以上です。

中項目2人工呼吸器と経管栄養の重複状況
ここにベン図があります。
人工呼吸の管理が75人、経管栄養が206人、重複が66人
ベン図は以上です。