第3期横浜市スポーツ推進計画。 スポーツで育む地域と暮らし。 横浜市、令和4年6月。 はじめに。 「スポーツ基本法」に定められているように、スポーツは世界共通の人類の文化であり、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利です。また、スポーツ(sport)の語源は、ラテン語 で「気晴らしをする」、「楽しむ」、「遊ぶ」を意味する「deportare(デポルターレ)」と言われています。横浜市ではスポーツの概念を幅広くとらえ、勝敗や記録を競うものだけではなく、身体を動かす遊びやレクリエーション、散歩やウォーキング、体操なども含め、自発的に楽しむ身体活動全てをスポーツとしています。 横浜市は平成25年3月、第1期横浜市スポーツ推進計画を策定し、横浜文化体育館再整備やその中で武道を行うことができる場づくりの検討などを進めました。 平成30年3月には、第2期横浜市スポーツ推進計画を策定し、年齢や性別、障害の有無、国籍などに関わらず、スポーツを通じて全ての市民の皆様が幸せで豊かな生活を送ることができるよう、幅広くスポーツ振興に取り組んできました。 第2期計画期間中には、「ラグビーワールドカップ2019™」及び「東京2020 オリンピック・パラリンピック」が開催され、スポーツに対する関心や機運が高まる一方で、新型コロナウィルス感染症拡大によりスポーツ活動が制限され、心身の健康づくりや人と人とのつながりの重要性が改めて認識されました。 今回策定する第3期横浜市スポーツ推進計画では、こうした社会情勢を踏まえ、誰もがスポーツの根源的な楽しさや喜びを感じ、スポーツを通じて、WELL-BEINGを実現するとともに、ダイバーシティ&インクルージョンの視点により、スポーツを通じた共生社会の実現に向けて力を注いでまいります。 また、横浜文化体育館をはじめとするスポーツ施設の再整備を引き続き推進するとともに、 トップスポーツチームとの連携や大規模スポーツイベントの開催等による集客促進や地域経済活性化を目指してまいります。 「選ばれる横浜」、「スポーツ都市横浜」を目指し、SDGsの達成にも寄与するよう、スポーツ振興に努めてまいりますので、御支援、御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 むすびに、このたびの計画策定にあたっては、スポーツの各分野で御活躍される横浜市スポーツ推進審議会委員の皆様に御議論いただくとともに、関係団体の方々から広く御意見をいただきました。改めて深く感謝申し上げます。 令和4年6月。横浜市長、山中竹春。 目次。 第1章、横浜市スポーツ推進計画について、1ページ。 1.計画策定の目的、2ページ。 2.スポーツ推進の意義、3ページ。 3.計画の位置づけ、4ページ。 4.計画期間及び進捗管理、5ページ。 5.計画の実現に向けた連携・協働体制、5ページ。 第2章、スポーツを取り巻く現状と課題、7ページ。 1.社会情勢の変化、8ページ。 2.横浜市のスポーツにおける現状と課題、12ページ。 第3章、「スポーツ都市横浜」の実現に向けて、39ページ。 1.目標、40ページ。 2.スポーツ推進に向けた取組、43ページ。 参考資料、53ページ。 1.用語解説、54ページ。 2.第25期横浜市スポーツ推進審議会について、58ページ。