第3章 「スポーツ都市横浜」の実現に向けて   1.目標 前章で示した本市のスポーツを取り巻く現状と課題を踏まえ、市民が豊かな生活を送るための基盤となる健康づくり、誰もが身近な場所でスポーツに親しめる環境づくり、本市ならではのスポーツの財産を生かした賑わいづくりの視点で目標を掲げ、本市が目指す「スポーツ都市横浜」の実現に向けてスポーツ施策を展開します。 目標1 スポーツを通じた健康増進 人生100年時代の基盤は一人ひとりの心身の健康であり、スポーツは体力の向上や肉体的な健康だけではなく、心の健全育成や精神的な充足感の獲得にもつながる活動です。また、仲間づくりや地域コミュニティの活性化にも寄与すると期待されています。スポーツを通じて、肉体的・精神的・社会的に満たされた状態である「ウェルビーイング」を市民が獲得できるように取組を推進します。 指標と数値目標についての表があります。 指標、現状値(令和2年度)、目標値(令和8年度)の順に記載しています。 成人の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 64.5% 目標値 70%以上 成人の1年に一度以上のスポーツ実施率 現状値 83.2% 目標値 100%に近づける 多様な人と関わり、運動・スポーツを楽しみたいと思う子どもの割合 現状値 ― 目標値 70%以上 子どもの週3回以上(授業以外)のスポーツ実施率 現状値 43.4% 目標値 50%以上 働く世代・子育て世代の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 56.5% 目標値 60%以上 障害者の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 58.3% 目標値 65%以上 障害者の1年に一度以上のスポーツ実施率 現状値 73.3% 目標値 80%以上 ここで表は終わりです。 目標2 スポーツを通じた共生社会の実現 スポーツ施策においてもイベントや施設など全ての場でダイバーシティ&インクルージョンの視点を持ち、性別、年齢、障害の有無、国籍などに関わらず、誰もがスポーツに親しめる取組を推進します。 障害者をはじめ配慮が必要な人が積極的に参加・貢献していくことができる共生社会を実現するためには、多様な市民のニーズに応えることが不可欠です。特に障害者への取組を進めることで、それ以外の配慮が必要な人にとっても、スポーツに取り組みやすい環境の整備につなげます。 指標と数値目標についての表があります。 指標、現状値(令和2年度)、目標値(令和8年度)の順に記載しています。 障害者の週1回以上のスポーツ実施率【再掲】 現状値 58.3% 目標値 65%以上 障害者の1年に一度以上のスポーツ実施率【再掲】 現状値 73.3% 目標値 80%以上 多様な人と関わり、運動・スポーツを楽しみたいと思う子どもの割合【再掲】 現状値 ― 目標値 70%以上 子どもの週3回以上(授業以外)のスポーツ実施率【再掲】 現状値 43.4% 目標値 50%以上 働く世代・子育て世代の週1回以上のスポーツ実施率【再掲】  現状値 56.5%  目標値 60%以上 スポーツボランティア参加率 現状値 7.0% 目標値 10%以上 ここで表は終わりです。 目標3 スポーツによる賑わいづくり 世界的なスポーツイベントの開催などを契機に、スポーツを活用した地域・経済活性化への期待が高まっています。特に、人口減少・少子高齢化の進行する中、スポーツイベント等の開催により交流人口を増やし、観光など市内の回遊性を高めることで地域産業を活性化します。 トップスポーツチームをはじめ、国際スポーツ大会や国内大規模スポーツ大会の開催を通じて得られたノウハウやレガシーなどの貴重な財産を活用し、スポーツによる賑わいづくりを推進します。 指標と数値目標についての表があります。 指標、現状値(令和2年度)、目標値(令和8年度)の順に記載しています。 市内でのスポーツイベント直接観戦率 現状値 (参考)29.7% 30%以上 横浜市はスポーツが盛んであると思う人の割合 現状値 - 目標値 70%以上 ここで表は終わりです。