第3期横浜市スポーツ推進計画(素案) 概要版 皆様の御意見をお寄せください。 募集期間:令和4年1月17(月)~2月15日(火) ※御意見の提出方法については、このリーフレットの折り込みページを御覧ください。 ■計画策定について 本市では、平成24年度に横浜市スポーツ推進計画(第1期計画)を、平成29年度に中間見直し計画(第2期計画)を策定し、スポーツ施策を推進してきました。第2期計画が令和3年度に満了になるため、スポーツを取り巻く現状と課題を整理し、課題解決に寄与するスポーツ施策を推進するとともに、スポーツ都市横浜の実現を目指して、「第3期横浜市スポーツ推進計画」を策定します。 計画策定にあたっては、「スポーツ基本法」に基づき、国の「第3期スポーツ基本計画」の目指す方向性や内容の趣旨を参酌するとともに、「横浜市基本構想(長期ビジョン)」及び「横浜市中期4か年計画」との整合や、本市の関連計画と連携します。 ■計画期間 令和4年度から令和8年度まで(5年計画) ■第2期計画の達成状況 ここには、第2期計画の達成状況についての表があります。 第2期計画の指標、目標値、達成状況の順に記載しています。 目標1 子どもの体力向上方策の推進 横浜市の昭和60年頃の体力水準に回復する 目標値 - 達成状況(令和元年度) 一部を除いて未達成 目標2 地域スポーツの振興 成人の週1回以上のスポーツ実施率 目標値 65%程度 達成状況(令和2年度) 64.5% 成人の週3回以上のスポーツ実施率 目標値 30%程度 達成状況(令和2年度) 33.5% スポーツボランティア参加率 目標値 10%以上 達成状況(令和2年度) 7.0% 目標3 高齢者・障害者スポーツの推進 65歳以上の週1回以上のスポーツ実施率 目標値 70%程度 達成状況(令和2年度) 80.2% 障害者の週1回以上のスポーツ実施率 目標値 40%程度 達成状況(令和2年度) 58.3% 目標4 トップスポーツとの連携・協働の推進 会場でのトップスポーツ観戦率 目標値 50%以上 達成状況(令和2年度) 29.7% ここで表は終わりです。 ■課題 1 市民のスポーツ活動 人生100年時代を迎えようとする中で、健康寿命を延ばし、心身の健康づくりや仲間づくりに寄与する活動としてスポーツが期待されています。また、運動不足と感じている市民は増加傾向にあり、新型コロナウイルス感染症の影響により、健康づくりや身体を動かすことへの重要性がより強く認識されたことで、スポーツへの関心も高まっています。 高まったスポーツへの関心やスポーツ実施率を維持・向上させるため、性別、年齢、障害の有無などに応じた、誰もがスポーツに親しむことができる環境づくりが必要です。また、子どもの、スポーツを好きな意識を育み、体力向上へとつなげる取組が必要です。 2 市のスポーツ環境 スポーツ実施率の更なる向上のため、スポーツ実施の場の確保に向けては、教育機関や民間企業と連携しつつ、新たな施設の整備や既存施設を有効活用していく必要があります。 また、スポーツボランティア参加率については、スポーツボランティアにおける発掘・育成・定着の段階的な取組が必要です。 トップスポーツ観戦率については、市内のトップスポーツチームと更なる連携を図り、トップスポーツチームに対する認知度の向上、愛着の醸成、応援したくなるきっかけづくりを行い、「観る」・「魅せる」スポーツを推進することが重要です。 本市には多くの国際スポーツ大会及び国内大規模スポーツ大会の開催実績があります。それらのスポーツの財産やノウハウ等を生かし、今後も大規模スポーツ施設の活用や国際スポーツ大会等を開催することで、市内スポーツイベントの観戦や市内回遊性の向上による賑わいづくりにつなげる必要があります。 ■計画の目標 ここには、目標1から目標3の各指標の現状値と目標値の表があります。 指標、現状値(令和2年度)、目標値(令和8年度)の順に記載しています。 目標1 スポーツを通じた健康増進 成人の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 64.5% 目標値 70%以上 成人の1年に一度以上のスポーツ実施率 現状値 83.2% 目標値 100%に近づける 多様な人と関わり、運動・スポーツを楽しみたいと思う子どもの割合 現状値 - 目標値 70%以上 子どもの週3回以上(授業以外)のスポーツ実施率 現状値 43.4% 目標値 50%以上 働く世代・子育て世代の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 56.5% 目標値 60%以上 障害者の週1回以上のスポーツ実施率 現状値 58.3% 目標値 65%以上 障害者の1年に一度以上のスポーツ実施率 現状値 73.3% 目標値 80%以上 目標2 スポーツを通じた共生社会の実現 障害者の週1回以上のスポーツ実施率【再掲】 現状値 0.583% 目標値 65%以上 障害者の1年に一度以上のスポーツ実施率【再掲】 現状値 0.733% 目標値 80%以上 多様な人と関わり、運動・スポーツを楽しみたいと思う子どもの割合【再掲】 現状値 - 目標値 70%以上 子どもの週3回以上(授業以外)のスポーツ実施率【再掲】 現状値 0.434% 目標値 50%以上 働く世代・子育て世代の週1回以上のスポーツ実施率【再掲】 現状値 0.565% 目標値 60%以上 スポーツボランティア参加率 現状値 0.07% 目標値 10%以上 目標3 スポーツによる賑わいづくり 市内でのスポーツイベント直接観戦率 現状値 (参考)29.7% 目標値 30%以上 横浜市はスポーツが盛んであると思う人の割合 現状値 - 目標値 70%以上 ※「市内でのスポーツイベント直接観戦率」の現状値は、市外を含む会場でのトップスポーツ観戦率を参考として掲載 ここで、表は終わりです。 ■スポーツ推進に向けた取組 目標1 スポーツを通じた健康増進 スポーツを通じて、より多くの市民が肉体的な健康だけでなく、精神的な充足感を得、さらに仲間づくりや地域コミュニティの活性化といった社会的にも満たされた状態となるよう取組を推進します。 〇取組1 健康づくりに気軽に取り組む機会の充実 気軽に参加できるウォーキングイベントや、スポーツ・レクリエーションフェスティバル等の活動の充実を図るとともに、市民の健康づくりを後押しする取組を進めます。 「よこはまウォーキングポイント事業」などを活用し、企業等と連携して事業の充実を図ります。 〇取組2 日頃の成果を発揮するスポーツイベントの充実 市スポーツ協会等と連携し、市民参加型スポーツイベントを充実させるとともに、初めて参加する人でも安心して楽しむことができる環境を整えます。 〇取組3 働く世代と子育て世代の親と子が楽しむスポーツの充実 働く世代のうち、特にスポーツ実施率の低い30~40代を対象に、企業で参加できるスポーツイベントの機会を提供します。 子育て世代の親と子を対象とした、各種運動プログラムの提供、保育所、幼稚園、地域子育て支援拠点等にスポーツ指導者等の派遣を行います。 さらに、子どもがいても親自身がスポーツを楽しめる環境を充実させます。 〇取組4 児童生徒がスポーツを楽しむ機会・場の充実 学校や地域にスポーツ指導者を派遣し、スポーツ教室の事業等を行います。 部活動指導員の配置は引き続き進め、地域移行の可能性も含めて検討するなど、部活動を持続可能なものとするための取組を進めます。 小学校及び中学校の学校施設においては、計画的かつ効果的な施設の保全や空調設備の整備を進めます。 〇取組5 高齢者向けスポーツの充実 個々の健康状態、関心に応じて参加できる健康・体力づくり、フレイル予防、仲間づくりなどにつながるスポーツ教室などの通いの場等の充実と、参加しやすい仕組みづくりを行います。 毎年各県で開催される「全国健康福祉祭(愛称:ねんりんピック)」に参加します。 〇取組6 スポーツに取り組むための身近な場の確保と充実 市民が身近な場でスポーツに取り組めるように、未利用地や米軍施設跡地などの活用、既存施設の統廃合や多目的化、民間企業との連携、市内大学施設の活用を進め、スポーツができる場の確保・充実を図ります。 健康増進や外出意欲の向上につながるような魅力的な歩行空間の整備や自転車通行空間の整備を進め、取組や場所を周知します。 〇取組7 学校体育施設を活用した地域スポーツの場の確保と支援 学校体育施設(校庭・体育館等)を活用し、総合型地域スポーツクラブや文化・スポーツクラブが子どもや地域住民を対象に実施するスポーツ教室等のプログラムに対し、支援を行います。 学校施設に夜間照明をモデル事業として設置します。 〇取組8 横浜市スポーツ医科学センター等との連携・活用 横浜市スポーツ医科学センター及び市内のスポーツ・医科学系の大学等の知見を活用し、スポーツ医科学のエビデンスに基づいた市民の健康づくりを推進します。 トップスポーツチームに対しては、メディカルサポートなどを実施しており、引き続き、様々な形での連携を進めていきます。 〇取組9 食育の推進 トップスポーツチームを含むスポーツ団体、教育委員会や食育関係団体と連携・協力しながら、子どもや保護者及び指導者等に食育の普及啓発を行います。 目標2 スポーツを通じた共生社会の実現 イベントや施設など全ての場で、性別、年齢、障害の有無、国籍などに関わらず、誰もがスポーツに親しめる取組を推進します。 〇取組10 障害のある子どもがスポーツを楽しむ機会・場の充実 市内の地域療育センターや特別支援学校と連携し、乳幼児期から学齢期まで切れ目なく障害のある子どもがスポーツを楽しむ機会を提供します。 トップアスリートやプロスポーツチームとの交流やイベント等を通じて、障害のある子どもが幼児期から運動に親しめる環境を整備します。 〇取組11 障害者向けスポーツの推進 障害のある方が身近な場所でスポーツに取り組める環境を整えていくため、これまで構築してきたネットワークや、東京2020パートナー企業が有するノウハウなどを活用しながら、より一層連携していきます。 各区のスポーツセンター等で障害者スポーツ指導員の配置や、障害者スポーツの用具の充実・貸出等を進めていきます。 アスリート発掘・育成・強化については、市スポーツ協会の加盟競技団体等と連携し、取り組んでいきます。 〇取組12 障害者理解を定着するためのインクルーシブスポーツ等の推進 障害者と健常者が共に楽しむことができるスポーツイベント・大会の開催や、その支援を行うとともに、地域で誰もが楽しめるインクルーシブスポーツを推進します。 パラリンピアンによる学校訪問や普及啓発イベントの開催、障害者スポーツ体験会等を継続します。 〇取組13 地域スポーツ指導者の養成・活用 「横浜市スポーツ・レクリエーション人材養成講座」の実施や、地域のスポーツ指導者に対しての、指導内容や方法などの研修を充実させます。 障害者スポーツ指導員養成研修会の開催や、市スポーツ協会や障がい者スポーツ指導者協議会(通称:バセル)等と連携し、インクルーシブなスポーツの体験会などを行います。 〇取組14 スポーツボランティアの育成・活用 横浜市スポーツボランティアセンターを通じ、市内の大規模スポーツイベント等のボランティアの募集・登録や研修等の人材育成、啓発イベント等の開催など、市民が積極的・自発的にスポーツに関われるよう支援します。 また、ラグビーワールドカップ2019TMや東京2020大会などの国際的な大規模スポーツイベントの開催を契機とし、トップスポーツチームと連携して継続的にボランティア活動のできる場や機会を創出します。 〇取組15 総合型地域スポーツクラブの育成・活動支援及び連携・協働の推進 総合型地域スポーツクラブ及び横浜市総合型地域スポーツクラブ連絡協議会の運営支援を行うとともに、新たなクラブの育成に取り組みます。 また、広報や啓発イベント等を通じ総合型地域スポーツクラブの認知度を向上させるとともに、総合型地域スポーツクラブと地域との連携強化に向けて支援を行います。 〇取組16 スポーツ推進委員やスポーツ支援団体との連携・協働の推進 スポーツ施設の職員や、スポーツ推進委員、スポーツボランティア、競技団体、地域団体、企業等に障害者スポーツ等に関する研修などへの参加を促し、障害等について理解し、インクルーシブスポーツを推進できる人材を育成していきます。 また、スポーツ関係団体における女性参画に努めます。 〇取組17 多様な主体が利用しやすいスポーツの場の充実 多様な主体が利用しやすいスポーツの場を充実させるため、託児サービスの活用やバリアフリー化、ユニバーサルデザインの推進、多言語化・やさしい日本語への対応など、受け取りやすい情報提供の工夫を検討・強化します。 目標3 スポーツによる賑わいづくり 人口減少・少子高齢化の進行する中、スポーツイベント等の開催により交流人口を増やし、観光など市内の回遊性を高めることで地域産業を活性化します。 〇取組18 トップスポーツチーム等と連携したスポーツの魅力発信 横浜スポーツパートナーズに参画しているトップスポーツチームと連携・協働することで、市内の会場で直接トップスポーツの試合を観戦する機会を充実します。 多くの市民がトップアスリートと交流する機会を創出し、一流の技術を目にすることで、スポーツへの興味・関心を高めることにつなげます。 〇取組19 大規模スポーツ施設を中核とした賑わいづくり 横浜文化体育館(メインアリーナ)再整備事業による関内・関外地区の活性化など、横浜スタジアムや市庁舎跡地の活用の取組と連携し、大規模スポーツ施設を中核としたまちづくりを進めます。 本牧市民プールを広く市民に親しまれる施設として再整備します。 〇取組20 大規模スポーツイベントの誘致・開催支援 大規模スポーツイベントを誘致し、市民のスポーツ観戦やボランティア活動に参加する機会を増やします。 スポーツ施設やボランティア等のスポーツの財産、運営知識やパブリックビューイングなどのノウハウを生かし、まちが賑わうスポーツイベントの機会を創出します。 〇取組21 大規模スポーツイベントのレガシーの活用 横浜国際総合競技場や横浜スタジアムでは、これまで開催された国際的なスポーツイベントの展示の充実により、施設の魅力を向上させます。 また、横浜市のパートナー都市・姉妹都市や、ラグビーワールドカップ2019TMでキャンプを受け入れた公認チーム、東京2020大会のホストタウン相手国とのつながりを活用し、スポーツを通じた国際交流を推進します。 〇取組22 横浜マラソン・ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会の実施 横浜マラソンを含め、プレイベントや横浜マラソンチャレンジ枠等、様々な関連イベントを実施します。 「ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会」を引き続き開催します。 〇取組23 スポーツツーリズムの推進 本市ならではのトップスポーツ環境や横浜武道館、観光資源などを組み合わせたスポーツツーリズムを推進します。 〇取組24 スポーツ情報等の充実 スポーツイベントの開催情報や、スポーツ指導者、スポーツ施設の利用に関する情報等を、本市のホームページや広報紙、スポーツ情報サイト「ハマスポ」、SNS等、多様なメディアを連動させ提供します。 〇取組25 新たなスポーツとの出会いの創出 アーバンスポーツやオンライン環境、デジタル技術を活用したスポーツの取組を充実させます。 〇取組26 ウォーカブルなまちづくりによる賑わいの創出 関内・関外地区について、居心地が良く歩きたくなる空間を目指し、社会実験の結果を踏まえた道路や公共空間の整備を進めます。また、スポーツイベントと絡めた取組を行い、周知します。 「第3期横浜市スポーツ推進計画(素案)」詳細版の閲覧方法 「第3期横浜市スポーツ推進計画(素案)」詳細版は、横浜市市民局スポーツ振興課ホームページから御覧いただけます。 https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/shinko/shinko/keikaku/2022sportskeikaku.html 次の場所で、「第3期横浜市スポーツ推進計画(素案)」詳細版を冊子で御覧いただけます。 ・各区役所広報相談係 ・各区スポーツセンター ・市民情報センター(横浜市庁舎3階) ・市民局スポーツ振興課(横浜市庁舎12階) 募集期間 令和4年1月17日~2月15日(必着) ご意見の提出方法 ①郵便 〒231-8790 横浜市中区本町6-50-10 横浜市市民局スポーツ振興課 ②ファクシミリ 045-664-0669 ③電子メール sh-sportskeikaku@city.yokohama.jp ④電子申請システム  パソコン https://www.e-shinsei.city.yokohama.lg.jp/yokohama/uketsuke/dform.do?id=1639028892510  スマートフォン https://www.e-shinsei.city.yokohama.lg.jp/yokohama/uketsuke/sform.do?id=1639028892510 【注意事項】 ・いただいた御意見に対する本市の考え方の公表は、意見募集結果の公表をもって行います。 ・電話での御意見の受付や個別の回答はいたしませんので、あらかじめ御了承ください。 ・いただいた御意見の内容は、氏名、住所などの個人情報を除き、公開する可能性があります。 ・御意見に付記された氏名、住所等の個人情報につきましては、横浜市個人情報の保護に関する条例に従って、適正に管理し、本案に対する意見募集に関する業務にのみ利用させていただきます。 お問合せ先 横浜市市民局スポーツ振興課 ・TEL 045-671-3583 ・FAX 045-664-0669 ・電子メール sh-sportskeikaku@city.yokohama.jp