横浜未来の文化ビジョン(仮称)素案 概要版 みなさまのご意見をお寄せください 意見募集期間 令和8年1月20日(火)から令和8年2月25日(水) ■基本的な方向性「横浜文化の創造」と4つのビジョン  概ね10年後の横浜の文化の姿を描く基本的な方向性と4つのビジョンです。  横浜の持つ強みを生かした「『横浜文化』の創造」を基本的な方向性として、4つのビジョンの実現につなげます。    ここに、「10年後の横浜の姿」を表した図があります。  図の中央には円があり、基本的な方向性として、「横浜文化の創造」と円の中央に記載されています。  『横浜文化』の創造の記載されたその円から四方に矢印が向けてあり、さらに大きな円で囲われています。大きな円には、4方に円で囲われた4つのビジョンが記載されています。  上段左側には、ビジョン1 誰もが自分の夢に向かって進めるまちと記載され、その説明「すべての市民が希望に応じて文化的な活動ができる」と記載されています。  上段右側には、「ビジョン2 ウェルビーイング(幸福)を実感できるまち」と記載され、その説明「身近な地域に、心身の健康増進の場があり、文化による地域コミュニティが市全域で形成されている」と記載されています。  下段左側には、「ビジョン3 サステナブル・シフトの文化が根付くまち」と記載され、その説明「文化活動において、DXや脱炭素社会の推進をクリエイティブに目指し、持続可能性を高めている」と記載されています。  下段右側には、「ビジョン4 いたるところに文化が息づくまち」と記載され、その説明「街なかや企業活動、イベント等、様々な場面に文化が息づき、にぎわいづくりや経済・観光振興につながっている」と記載されています。 ■ビジョンの位置付け  本ビジョンは、2012年に策定した「文化芸術創造都市施策の基本的な考え方」を継承しつつ、次期「横浜市中期計画」との整合を図り、2035年の文化分野における将来像として策定します。文化芸術基本法第7条の二に定める「地方文化芸術推進計画」及び障害者文化芸術活動推進法第8条に定める「地方公共団体の計画」と位置付けます。          ここに図があります。  「横浜未来の文化ビジョン」(仮称)ビジョンの位置付けのイメージ図として、国の法律と、本市の計画との関連図を載せています。 図の右側には、楕円のなかに横浜市の記載があり、横浜市の記載の下に、「横浜市中期計画」があり、その下にある「横浜未来の文化ビジョン(仮称)」と双方向矢印で繋がっており、双方を「整合」したいることを表しています。また、「横浜未来の文化ビジョン(仮称)」と「本市関連計画(横浜市文化財保存活用地域計画等)」が、それぞれ双方向の矢印で繋がっており、それぞれが連携して進めていくことを表しています。 図の左側には、国があり、国の法律として、「文化芸術基本法」と「障害者による文化芸術活動の推進に関する法律」があります。  左側の国から右側の横浜市へ矢印が伸びており、国の法律を根拠に、横浜市の各計画が位置付けられていることを表しています。 ■基本的な方向性 「横浜文化」の創造 ・10年後の姿  横浜の強みがさらに充実することで、横浜ならではのコンテンツが形成され、「横浜文化」が生まれています。文化になじみのない人たちに関心を持っていただくための取組が増え、文化芸術活動が活発になっています。 ・10年後のストーリー  市内の各区では、それぞれの個性を発揮した文化活動が行われていて、地域への愛着が高まっている。  横浜から巣立ったアーティストの活躍は市民としてうれしい。一昨年の全日本学生音楽コンクールの第1位入賞者が、今年の海外の国際コンクールでも優勝した。  横浜は将来芸術家を目指す人たちにとって、飛躍のチャンスがある街と感じてもらっているようだ。 ・実現のための施策と取組例 実現のための施策 ●独自のコンテンツ ・ジャズやコンテンポラリーダンス、吹奏楽等様々なジャンルの活動をはじめ、各専門施設での取組など横浜ならではのコンテンツの充実 ・各区での独自の文化の掘り起こし ●文化活動の担い手の育成 ・多様な文化活動の担い手を支援し、地域における創造的な活動の循環を促進 ●文化の継承と新たな創造の両立 ・文化団体の活動継続に向けた支援 ・企業との連携などによる伝統文化の新たな展開 ●開放性・多様性あるネットワーク ・国内横断・国際的なネットワークの連携体制の構築 ・市内で活動を行う団体や個人のネットワーク形成を支援 【取組の具体的な例】 専門文化施設での事業  横浜みなとみらいホールでは、世界的な演奏家が出演する事業とともに、子どもたちや文化になじみのない人に興味を持ってもらえる事業に取り組みます。  ここに、横浜みなとみらいホール25周年記念事業の写真があります。写真提供は藤本史昭(ふじもとふみあき)です。 ■ビジョン1 誰もが自分の夢に向かって進めるまち ・10年後の姿  子どもたちをはじめ、年齢、性別、障害の有無、国籍等に関わらず、誰もが参加できる文化活動の機会が、多様なジャンルで豊富に用意され、一人ひとりの希望に応じて参加することができます。 ・10年後のストーリー  次男は小学校から帰るとまっすぐ子どもアートセンターへ向かう。ここでは置いてある楽器に自由に触われるだけではなく、絵を描くための絵具や道具も用意されている。最近は水彩画に興味を持っているようだ。長男は学校の授業で狂言を見てきたという。 いろんなことに好奇心を持つようになって、将来の夢も広がっているようだ。 ・実現のための施策と取組例 実現のための施策 ●子どもたちの文化体験機会の提供 ・家庭環境等に関わらず、身近な地域で子どもたち誰もが参加できる文化体験機会の提供 ・良質な文化芸術と出会い、新しい価値観と文化の創造に触れ、自らも創造的な活動に参加する機会の創出 ● 障害者の個性と能力の発揮の機会の創出 ・障害のある人の個性と能力の発揮のために創造的な表現活動の支援 ・各文化施設での障害の有無を問わず参加できる機会の提供 ● 誰もが自由に文化を楽しめる環境づくり ・鑑賞サポートの充実、施設のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の拡充 【新たな取組例】 子どもアートセンター  子どもたちが放課後や休日に、身近な地域で気軽に文化体験ができる場を、子どもアートセンターとして認定します。 ここに、スペースナナ(青葉区)での子どものアート体験の様子の写真があります。 ■ビジョン2 ウェルビーイング(幸福)を実感できるまち ・10年後の姿  身近な場所で文化芸術活動へ参加する市民が増えることで、文化による心身の健康効果を実感できるまちとなっています。文化によるコミュニティが市全域で形成されています。 ・10年後のストーリー  最近祖母の元気がなく、かかりつけ医に紹介されたリンクワーカーに相談したら、合唱団への参加を勧められた。元気がなくて心配だったが、若いころの合唱の経験を踏まえ、久しぶりに地元の合唱団に通いはじめたら、他の団員と笑顔で歌っているらしい。  近所の空き家を改装したカフェでは、月替わりでアート作品が展示されていて、近所の人たちの交流の場になっている。 ・実現のための施策と取組例 実現のための施策 ●地域課題へのアプローチ ・地域コミュニティの活性化により、独居高齢者の孤立、子育て世帯の悩み等の地域課題を解決するため、文化や創造的な取組を通じたアプローチで貢献 ・郊外部における遊休施設等の地域資源を活用した文化的・創造的な取組による、地域課題の解決にも取り組む ●健康増進につながる文化活動 ・無料で気軽に参加できる身近な地域の文化活動の場を紹介し、外出を奨励 ● 地域のネットワーク形成への貢献 ・文化施設(区民文化センターなど)を地域コミュニティの拠点と位置づけると共に、住民や活動の担い手である個人、企業・団体などをつなぐことで協働・共創の取組を展開するなど、地域における文化的・創造的な活動の支援を通じ、地域コミュニティの活性化を図る。 【新たな取組例】 アート休憩所  「博物館浴(R)」の考え方を踏まえ文化施設、図書館、地区センター、コミュニティカフェ、書店等を一定の条件のもと、「アート休憩所」と位置付けます。  「博物館浴(R)」とは、森林浴や海水浴のように、博物館などでの作品鑑賞を通して、ミュージアムの持つ癒し効果を 人々の健康増進・維持や疾病予防に活用する活動です。ここでの「博物館」とは、 博物館法に基づき、歴史系・美術系・科学系などの施設を「博物館」と定義します。  ここに、横浜美術館グランドギャラリー(じゆうエリア)の「くつぬぎスポット」の写真があります。撮影は新津保建秀(しんつぼ けんしゅう)です。 ■ビジョン3 サステナブル・シフトの文化が根付くまち ・10年後の姿  二酸化炭素排出量削減やサーキュラーエコノミー推進などの気候変動対策、デジタル化の推進等にあたり、クリエイティビティを発揮して、文化と都市の持続可能性が高まっています。 ・10年後のストーリー  今日のステージの大道具は、以前は全く別の団体の上演で使われていたものらしいが、違和感はない。衣装も他の団体と共有しているようだ。美術館での展示でも、輸送費などでの二酸化炭素排出量に配慮しているとのこと。文化活動全般で気候変動対策に取り組んでいる様子がわかる。  文化施設に対しては、ネーミングライツやクラウドファンディングなど様々な応援のプランがある。 ・実現のための施策と取組例 実現のための施策 ●文化事業・施設運営における気候変動対策指針の策定 ・市内文化事業、文化施設で活用できる気候変動対策の指針を策定 ●行動変容を促す文化活動 ・サーキュラーエコノミーをテーマにした作品づくりなどを通して行動変容を促進 ●財源確保の多様化 ・クラウドファンディングやふるさと納税制度の活用の他、ネーミングライツなど多角的に財源を確保 ●公共施設適正化の検討 ・長期修繕計画を策定し、適切な維持管理に務めるとともに、市全体の公共施設管理計画に基づき、適正規模を検討 ●デジタル化の推進と活用 ・デジタル技術の導入・活用を通じて、文化へのアクセス向上、新たな表現の創出、情報発信の強化、運営の効率化などを目指す 【新たな取組例】 横浜版グリーンブック  文化事業・施設において、二酸化炭素排出量の削減や循環型社会の構築に資する取組など持続可能性の向上に向けたガイドラインの策定を目指します。 ここに、シアター・グリーン・ブック日本語翻訳版の写真があります。 ■ビジョン4 いたるところに文化が息づくまち ・10年後の姿  民間施設や民間が主導する文化事業との連携が市内で展開されるとともに、ひらかれた歴史的建造物や公共空間などで魅力的な活動が生まれることで、まちづくりや、にぎわい創出、経済・観光振興につなげています。地域や職場など市内の様々な場所に文化が息づいています。 ・10年後のストーリー  ヨコハマの街は刺激的だ。いつ行っても何かのイベントがある。有名アーティストのライブが地元で開催されているのは友達に自慢できる。歴史的建造物は横浜の街を印象的なものにしている。  勤務先のオフィスにはレンタルのアート作品が月替わりで飾られ、昼休みには気分転換で眺めているとインスピレーションが湧くことがある。 ・実現のための施策と取組例 実現のための施策 ●街なかでの文化事業の展開 ・横浜ならではの街なかを活用したフェスティバルを民間事業者と連携して開催し、都市の魅力を発信 ●誰もが楽しめる文化イベントの開催 ・こどもたちを含め、多くの市民・来街者が気軽に作品や文化活動に触れ、広く文化への関心の入口になるような大規模文化イベントを開催 ●観光・にぎわいづくりへの貢献 ・文化に関するコンテンツを、観光・にぎわいづくりとの連携により横浜固有の魅力として打ち出し ●創造性を生かしたビジネス創出 ・市内で培われた技術や発想・アイデアをビジネスにつなげることで、創造性を生かした地域経済の活性化に貢献 ●歴史的建造物や公共空間等のさらなる活用 ・都心臨海部の魅力的な歴史的建造物や公共空間等を、新たなにぎわいの創出や人々の豊かなライフスタイルの実現に向けた拠点としても活用 【新たな取組例】 象の鼻テラスのリニューアル 海辺のロケーションを活かした人々が集う交流の拠点として、カフェや誰もが楽しめる 多様なプログラムを展開し、新鮮でクリエイティブな時間と体験を提供する施設へとリニューアルします。 ここに、象の鼻テラスの写真があります。撮影は、Katsuhiro Ichikawa(かつひろいちかわ) です。 ■達成指標 ビジョンの達成度を測る指標を設定します。 目標値、現状値は今後の調査で確定します。 基本的な方向性「『横浜文化』の創造」の指標は、「横浜市は文化の参加機会や楽しめる環境が充実していると思う市民の割合」、(新中期計画施策群23「文化芸術」の指標)です。 ビジョン1「誰もが自分の夢に向かって進めるまち」の指標は、まず、「文化活動に鑑賞・参加した人の割合」、次に、子どもの体験機会数(文化分野)、最後に、「障害のある方のアート作品や芸術活動に鑑賞や参加したことがある人の割合」です。  ビジョン2「ウエルビーング(幸福)を実感できるまち」の指標は、「文化の効果を実感している市民の割合」です。  ビジョン3「サステナブル・シフトの文化が根付くまち」の指標は、「文化芸術を通じて環境に良い取組をしていると感じている市民の割合」です。  ビジョン4「いたるところに文化が息づくまち」の指標は、「公共空間・景観・文化財の保存・磨き上げが盛んであると感じている市民の割合」把握方法は、市民モニター調査です。 ■市民意見募集について 横浜未来の文化ビジョン(仮称)へのご意見をお待ちしています。 意見募集期間は、令和8年1月20日(火)から令和8年2月25日(水)です。 ご意見の提出方法 次のいずれかでお寄せください。 ・横浜市電子申請・届出システム 下記URLから上記オンライン入力フォームにアクセスしご入力をお願いします。   URL: https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/437a6960-89a5-439e-8b14-a4fe1520a058/start ・電子メール・FAX・郵送  書式は問いませんが、@在住区域(横浜市〇〇区、市外)、A年代(〇才代)、B計画に対するご意見 の3点は必ずご記入ください。電子メール・FAXでお送りいただく場合は、本ビジョンへの意見である旨の明記をお願いします。 ・電子メール:nw-vision@city.yokohama.lg.jp ・F A X  :045−663−5606 ・郵 送 :〒231-0005  横浜市中区本町6丁目50番地の10       横浜市にぎわいスポーツ文化局文化振興課 素案の全体版は本市ホームページ等でご覧いただけます。 「横浜未来の文化ビジョン」で検索してください。 ・注意事項  ご意見を正確に把握する必要があるため、電話や口頭によるご意見はお受けできませんので、ご了承ください。  いただいたご意見については、ビジョン策定の参考にさせていただきます。個人情報を除き、ご意見の概要とそれに対する横浜市の考え方を取りまとめ、後日、横浜市ホームページ等で公表します。個別の回答はいたしませんので、ご了承ください。  ご意見の提出に伴い取得した氏名・住所等の個人情報は、「個人情報の保護に関する法律」の規定に従い適正に管理し、ご意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認の目的に限って利用します。 令和8年1月発行 横浜市 にぎわいスポーツ文化局文化振興課 電話:045−671−3714