広報よこはま 金沢区版 令和7年12月号 No.338   特集1 わたしの想いを伝える準備できていますか?  これまでの人生を振り返り、今の自分のことや、気持ちを書き出してみるとやりたいことが見つかるかもしれません。また、“もしも”のときの医療や介護のことなどを事前に考え、書き留めておくことで、あなたの希望を家族や支援者に伝えることもできます。元気なうちから、これからの“人生”について考え、「わたしの想い」を伝える準備をしませんか? 人生すごろく START ・もしも手帳・エンディングノートを書く ・周囲の人に伝える ・日常生活に不安が出てくる ・もしも手帳・エンディングノートを書き直す ・病気になる ・もしも手帳・エンディングノートを書き直す ・周囲の人と話し合う ・「わたしの想い」を伝える GOAL もしも手帳 概要  「人生の最終段階」での医療やケアについて、元気なうちから自分の思いを伝えるための手帳です。“もしも”はいつ訪れるかわかりません。家族だけではなく、医療・介護従事者などと話す時にも役立ちます。 特徴 ・医療やケアに関する簡単な3つの質問のみ  @どんな治療やケアを受けたいか  A自分で決められなくなったら、代わりに誰に話し合ってほしいか  Bどこで過ごしたいか ・コンパクトでお薬手帳と一緒に保管できる 小谷 知弘(こたに ともひろ)医師(小谷クリニック院長・金沢区医師会副会長): 医療現場では、1人暮らしの人や家族が不在なことが多くなり、意思の共有が難しくなっていると感じています。  だからこそ「自分が大切にしたいこと」を周囲と話し合い、書いておくことが大切です。  気持ちは変わっていいもの。年末年始、みんなで話し合うきっかけにしませんか。 エンディングノート 概要  終活のノートと思われがちですが、今の自分の気持ちを整理するためにも使うことができます。今後の人生のために、いつかではなく、今日から始めましょう。 特徴 ・自分自身のことを振り返ることができる ・財産・相続・葬儀など、項目ごとに書ける 実際にエンディングノートを記入してみて(金沢区在住の人から) ・家族と話すきっかけになった ・帰省した際に両親と話し合いたいと思った ・介護・医療について具体的に考えることができた ・自分自身を見つめ直す機会になった もしも手帳・エンディングノート配布場所 高齢・障害支援課(4階402)、区内地域ケアプラザ 書き方やわからないことがある場合は、区役所や近くの地域ケアプラザに相談してください。 この特集に関する問合せ 高齢者支援担当(4階402) 電話:045-788-7777 ファクス:045-786-8872