広報よこはま 金沢区版 令和5年度12月号 NO.314 金沢区消防出初式 令和6年1月5日(金) 9時15分〜10時30分 第1部 式典 【日時】9時15分〜10時(開場8時45分) 【会場】金沢公会堂(区役所隣接) ●消防功労者表彰 ●木遣り・纏振込み など 第2部 演技 【日時】10時〜10時30分 【会場】泥亀公園(区役所隣接) ●一斉放水 ●消防総合訓練 ●和太鼓演奏 1部・2部とも、どなたでも自由に見学することができます 〈消防出初式豆知識〉 ●木遣(きや)り  「木遣り」(きやり)は、労働歌の一つであり、その起源は諸説ありますが、鎌倉時代に栄西(臨済宗開祖)が重い木材を大勢で運ぶ(遣る)時に、息を合わせて全員の力を結集させるために掛けさせた声が起こりとされ、その発祥地は、東京の深川とも言われています。江戸寛政年間(1789〜1801)には、六浦から築地(東京)間の船便により口伝えに渡り、唄い継がれたようです。  昭和60年頃に木遣同好会に参加してから早40年。  現在は六浦睦木遣囃子(むつうらむつみきやりばやし)保存会として毎週月曜19時30分から練習しています。仲間と集まり普段出すことのない大きな声を出すことで、腹式呼吸ができ健康面でも大きなプラス。そして何よりも楽しい。40曲もある唄は楽譜や音符がないため、やればやるだけ難しいが、練習を重ねていくことで、それまで出なかった声が出るようになるんです。 六浦睦木遣囃子保存会会長 杉崎 進(すぎさき すすむ)さん ●纏振込(まといふりこ)み  「纏」(まとい)は、消防団のルーツでもある江戸時代の町火消しが用いた各組の旗印ですが、もともとは戦国時代に、戦場で敵味方の目印として用いたもので、的率(まとい)あるいは馬印(うまじるし)と称されていました。それが江戸時代には、纏持ちが火災建物の屋根に上がり、消火活動の目印や士気を高めるために使用され、町火消しの象徴、心のよりどころとなったそうです。  17年前に消防団の先輩に誘われたのがきっかけで入会しました。ある夜、光に照らされた纏頭と馬簾を見て、完全にその美しさに魅了されてしまいました。纏は10〜15sの重さがあり、1人で長時間振り続けることができないため複数人で交代していきます。阿吽(あうん)の呼吸で交代していくため普段からの信頼関係が大事になってくるのです。  六浦纏会は現在20代から60代までの会員で、女性5人を含めた25人が所属しています。週に1、2回の練習のほか、町内会行事や祭事など年10回以上披露する場があります。興味のある方は気軽に遊びに来てほしいですね。 六浦纏会会長 山ア 大(やまざき だい)さん この記事に関する問合せ 金沢消防署 総務・予防課庶務係 電話・ファクス:781-0119