広報よこはま 金沢区版 令和5年度11月号 NO.313 特集2 11月は児童虐待防止推進月間です 「体罰」は法律で禁止されています 令和元年に「児童虐待の防止等に関する法律」が改正され、体罰が禁止されました。 体罰をした親を罰するのではなく、体罰によらない子育てを社会全体で推進することとなりました。 【こんなことも「体罰」です】 ・何度も注意したが言うことを聞かないので頬を叩いた ・いたずらをしたので長時間正座をさせた ・宿題をしなかったので夕食を与えなかった すべて体罰です! しつけは、子どもの人格や才能等を伸ばし社会において自律した生活を送れることを目的にした、子どもをサポートし、社会性を育む行為です。 【なぜ体罰がいけないのか?】 体罰が子どもの成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっています。体罰が繰り返されると、心身にさまざまな悪影響が生じると言われています。 体罰の影響 ・落ち着いて話が聞けない ・我慢ができない ・感情がうまく表現できない等 【体罰がなくなるためにおとなたちにできること】 子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、困ったことがあれば下記の専門相談機関などに相談しましょう。地域の皆さんは、保護者が孤立しないよう温かいまなざしを向けましょう。社会全体で子育てを行っていく必要があります。 体罰によらない子育ての工夫のポイント 1.子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう 2.触られたくないものは手の届かない場所へ置くなど、叱らないでよい環境を作りましょう 3.気持ちの切り替えをするために、場面を移すなど注意の方向を変えてみましょう 4.肯定文で分かりやすく、具体的に伝えましょう 例:「〇〇しちゃだめ」→「○○しようね」 5.子どものやる気が増すように、楽しく取り組める工夫をしましょう 例:子どもの興味があるものを取り入れる 6.できていることを伝えて、具体的に褒めましょう 例:「○○できてすごいね」 【地域の皆さん】 虐待かな?と思ったら・・・ 虐待は早い段階で周囲が気付くことが解決の第一歩です。心配だなと思ったら、まずは相談・連絡ください。 ・こども家庭支援課こどもの権利擁護担当 電話:788-7709(平日 8時45分〜17時) ・南部児童相談所 電話:831-4735(平日 8時45分〜17時) ・よこはま子ども虐待ホットライン 電話:0120-805-240(24時間365日) 【保護者の皆さん】 悩んだら、ぜひ相談!! 金沢区内の子育て専門相談機関 ・こども家庭支援課こども家庭相談(区役所4階404) 電話:788-7792(平日 8時45分〜17時) 保健師・助産師・社会福祉職が、妊娠中から思春期までの子育てに関する相談に応じます。 ・金沢区地域子育て支援拠点とことこ(能見台5-6 2階) 電話:780-3205(火〜土 9時30分〜15時30分) 就学前の子どもと保護者が一緒に遊んで過ごせる親子の居場所です。 子育てパートナーが子育ての相談に応じます。 ・こども家庭支援センターさくらの木(能見台通16-25) 電話:355-0006(平日・土・日・祝日相談可 10時〜18時) 子育ての悩みや親子関係の不安など、子どもに関するさまざまな相談を受け支援をしています。 【「オレンジリボン」を知っていますか?】 パネル展示とオレンジリボンを配布します 期間:11月20日(月)〜24日(金) 場所:金沢区役所1階 「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子どもの虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。 この特集に関する問合せ こどもの権利擁護担当(4階404) 電話:788-7709 ファックス:788-7794