広報よこはま 金沢区版 令和4年12月号 No.302 保存版 心肺蘇生法 大切な人のためにあなたができること  もしも、あなたの大切な人(家族や友達など)が目の前で倒れ、心臓や呼吸が止まってしまったら・・・あなたならどうしますか?  何もしないでいたら、「救える命」も救えなくなってしまいます。  このような時、その場に居合わせた人から、救急隊へ、そして医師へと救命の連鎖が行われたなら、命を救える可能性は高くなります。  大切な人の命を守るため、救命処置の仕方を覚えましょう! ・救命の可能性が時間の経過で低下する ・応急手当が救命の可能性を高める ぼたんちゃん:時間との勝負なんだね! 【周囲の安全確認】 近寄る前に必ず自らの安全を確かめてください。 ↓ 【反応(意識)を確認】 両肩をたたきながら呼び掛け反応(意識)があるかないかを調べます。 :大丈夫ですか?  ↓  反応(意識)あり  【具合を尋ねる(必要な応急手当)】  必要に応じて救急車を呼ぶか医療機関を受診しましょう。  ↓  反応なしまたは判断に迷ったら  【119番通報とAEDの依頼】  大きな声で「誰か来てください。人が倒れています。」と助けを求めましょう。 ↓ 【呼吸の確認】 10秒以内で胸や腹部の上がり下がりを見て普段通りの呼吸をしているかを判断します。  ↓  普段通りの呼吸あり  【回復体位】  様子を見ながら、救急車を待ちます。  反応はないが普段通りの呼吸をしていたら、窒息しないように横向きに寝かせ、下あごを前に出して気道確保します。  ↓  普段通りの呼吸なしまたは判断に迷ったら  【胸骨圧迫(乳児・小児除く※)】  手のひらの付け根で胸の真ん中を  ・強く(胸が約5cm沈む程度)  ・速く(1分間に100〜120回)  ・絶え間なく(中断を最小にする)圧迫します。  ※乳児・小児について下記の二次元コードからご覧ください ↓ 【心肺蘇生(乳児・小児除く※)】 胸骨圧迫と人工呼吸の組合せを心肺蘇生と言います。  ※乳児・小児については二次元コードからご覧ください 【人工呼吸(省略可能)】 傷病者の口を自分の口で覆い鼻をつまんで胸が軽くふくらむくらいの息を約1秒かけて吹き込みます。これを2回行います。 30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸を繰り返す。 AEDが届いたら 1.電源を入れる 2.パッドを貼る 3.心電図の解析 4.電気ショックと心肺蘇生の再開 5.心肺蘇生とAEDの繰り返し ※心肺蘇生を中止するのは 1.救急隊に引き継いだとき 2.傷病者が目を開けた場合や普段通りの呼吸をしたとき 横浜市消防局マスコットキャラクターハマくん: AEDは電源を入れるとメッセージが流れます。ふたを開けると電源が入るタイプもあります。メッセージに従って操作してください。 心肺蘇生法の動画は、二次元コードからご覧ください。(乳児・小児の実施方法もご覧になれます。) また、実技の体験をご希望の場合は、下記までご連絡ください。 この特集に関する問合せ 金沢消防署 総務・予防課予防係 電話・ファクス:781-0119