広報よこはま 金沢区版 令和4年5月号 No.295 東京2020大会を振り返って 〜金沢区出身パラリンピアンにインタビュー〜  新型コロナウイルス感染症の影響により、1年の開催延期となった東京2020パラリンピック大会に出場された金沢区出身のお2人の選手に、大会の感想等についてインタビューしました! ゴールボール女子日本代表 欠端 瑛子(かけはた えいこ)選手 パラ馬術GRADEV 日本代表 稲葉 将(いなば しょう)選手 Q.東京2020大会に出場した感想を教えてください。 稲葉選手 A.実際に出てみて、舞台の大きさや周囲の方々からの応援の数々を改めて実感することができました。自身の名前が書かれた横断幕やのぼりを多く掲げていただき、そういった応援を力に変えて頑張ることができました。 欠端選手 A.大変な状況の中でしたが、開催されてとてもうれしく思っています。無観客ではありましたが、テレビの配信やネットで話題になった事で、ゴールボールだけではなく他のパラ競技も注目され今後に向けての支援などにつながったと思います。 Q.現在、どういった夢がありますか? 稲葉選手 A.パラ馬術をよりたくさんの方々に知ってもらいたいと思っています。そのために今年デンマークで開催される世界選手権や、次のパリパラリンピックに出場して良い結果を残したいと思い、練習を続けています。 欠端選手 A.選手の間に、またパラリンピックで金メダルを取りたいと思っています。この夢を叶えるために、コートでの練習、筋力や体幹を鍛えるトレーニングなどを続けています。 ぼたんちゃん:「お二人には他にもインタビューしたよ♪ 内容をまとめたパンフレットを作成したので、ぜひご覧ください!」 ホームページ:「金沢区スポーツ振興」で検索 問合せ:区民活動支援担当(6階601)  電話:788-7805 ファクス:788-1937 金澤歴史万華鏡 県立金沢文庫へのいざない 第五十一回 中世鎌倉の法華堂 県立金沢文庫 学芸課職員 櫻 井 唯(さくらい ゆい)  現在、鎌倉市にある源頼朝や北条義時の墓は「法華堂跡」と呼ばれていますが、「法華堂」とは本来、天台宗で『法華経』に基づく修行法を実践するための施設を指す名称でした。なぜ、修行道場であった法華堂が墓所となったのでしょうか?それには、『法華経』によって現世での罪を懴悔(さんげ)する儀礼と、死後に極楽浄土に往生することを願う信仰とが、平安時代に流行したことが深く関わっています。特別展「名品撰品―称名寺・金沢文庫の名宝への学芸員のまなざし―」の一角には、法華堂にまつわる資料を展示したコーナーがあり、そこでは県立金沢文庫が管理あるいは所蔵する文化財から、中世の人々が法華堂に込めた思いを読み解いています。 特別展 名品撰品(せんぴん) ―称名寺・金沢文庫の名宝への学芸員のまなざし― 日時:3月26日(土)〜5月22日(日)9時〜16時30分(入館は16時まで) 費用:一般400(300)円、20歳未満・学生250(200)円、65歳以上200(100)円、高校生100円 ※中学生以下・障害者は無料 ※( )内は20人以上の団体料金 休館日:毎週月曜日(ただし、5月2日は開館) 問合せ:県立金沢文庫(金沢町142) 電話:701-9069 ファクス:788-1060