広報よこはま 金沢区版 令和4年1月号 No.291 迫りくる大地震!!「もしも」に備えて確認しましょう  発災時には自分で自分の身を守ること(自助)と地域での助け合い(共助)が大切になります。  それぞれの視点から、災害に備えて知っておきたい重要なことを紹介します。 自助:自分自身や家族を守るために行う備えや行動 ・情報収集 ・備蓄品の準備  ・家具の転倒防止 など 応急処置・救護 共助:隣近所で互いに協力し助け合う ・「顔の見える関係」づくり ・日頃からの声掛け ・災害時要援護者への配慮 など 発災前に、発災時に、「もしも」の時の情報ツール 【情報収集】 発災前に! 〈身近な危険や避難場所について確認したい!〉 わいわい防災マップ 市内の災害リスク等、防災に役立つ各種情報を見ることができます。 ホームページ:「わいわい防災マップ」で検索 〈非常時持ち出し品や事前の対策について知りたい!〉 金沢区ホームページ ハザードマップ各種や災害に関する情報を見ることができます。 ホームページ:「金沢区 防災・災害」で検索 発災時に! 〈正確な情報を知るために!〉 横浜市防災情報Eメール パソコンや携帯電話から事前に登録した人に、地震や気象情報、緊急のお知らせ等を送信します。 ホームページ:「横浜市防災情報Eメール」で検索 〈大事な人との連絡に!〉 災害用伝言ダイヤル(171) 発災時に通信がつながりにくくなった時に開設される声の伝言板です。 ホームページ:「災害用伝言ダイヤル(171)」で検索 ぼたんちゃん:日頃から自分で情報を集めたり、必要な情報が届くようにしておくことが大切なんだね もしも、震災時にけがをしたら… 震災時の医療体制  震災時には、医療機関に多くの負傷者が殺到するため、特別な医療体制となります。  震災時、診療可能な医療機関は「診療中」の旗を掲出します。緊急度・重症度に応じて医療機関を選んで受診してください。 まずは家族・隣近所で応急処置を 極めて軽度のけが:すり傷 など→地域防災拠点(小中学校(区内26か所))へ  地域防災拠点(避難所)では、医師・看護師・薬剤師などで編成された医療救護隊が巡回診療を実施します。 医薬品は普段から持ち出せる準備をしておきましょう。 ※普段飲んでいる薬や傷薬・風邪薬など 軽症:打撲、捻挫、軽いやけど など 生命の危険がなく入院の必要もない→被災を免れた診療可能な診療所(クリニック)へ ※「診療中」とかかれた黄色いのぼり旗を掲出します 中等症:脊髄損傷、四肢骨折、大きな切傷(要縫合)、中度のやけど など 生命の危険はないが入院が必要→災害時救急病院(金沢文庫病院、金沢病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、若草病院、横浜なみきリハビリテーション病院)へ ※「診療中」とかかれた黄色いのぼり旗を掲出します 重症:呼吸困難、意識障害、多発外傷、大量出血、多発骨折、広範囲のやけど など 生命の危険がある、生命の危険が迫っている→災害拠点病院(横浜市立大学附属病院、横浜南共済病院)へ 災害が起こる前に、お近くの医療機関をご確認ください。 ホームページ:「横浜市 災害医療」で検索 もしもの時に“命を守る”、地域での助け合い・支え合い〜災害時要援護者支援〜  過去の大きな災害では、自力や近隣住民等によって救助された人の割合は90%を超えています。発災直後の「助け合い・支え合い」が大きな力を発揮しています。  特に、高齢者や障害者など、災害時の避難行動や避難生活において助けが必要な人(災害時要援護者)との事前の関係づくりが重要となります。  普段からのあいさつや声掛けが、いざというときに大きな防災力となって、被害を減らすことができます。  みんなの命を守るために、今できることからはじめましょう。 あいさつをしたり、地域の行事等に参加して、近所の人と顔見知りになりましょう 近所に支援を必要としていそうな人がいたら、声を掛けましょう 阪神・淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体等(平成30年版 防災白書より引用) 自力で 34.9% 家族に 31.9% 【自助:自らの生命・財産を守る】 友人・隣人に 28.1% 通行人に 2.6% 【共助:地域で支えあう ・初期消火 ・救出救護 ・避難支援 など】 救助隊に 1.7% 【公助 ・ライフラインの復旧 ・支援物資の提供 など】 その他 0.9% この特集に関する問合せ   情報収集・その他防災全般について 防災担当(6階603) 電話:788-7706 ファクス:786-0934 震災時の医療体制について 事業企画担当(4階409) 電話:788-7824 ファクス:784-4600 災害時要援護者支援について 高齢・障害係(4階402) 電話:788-7774 ファクス:786-8872 LINKAI横浜金沢のものづくり  横浜市を代表する企業集積地が金沢区の臨海部にあります。  その地域の名称は「LINKAI横浜金沢」。  今回は、この地域のうち鳥浜町に所在する「横浜市金沢団地協同組合」に所属し、私たちの日常生活を支えるものづくり企業「株式会社パーマケム・アジア」をご紹介します。  横浜市金沢団地協同組合は、鳥浜町に立地する企業がより良く操業するための環境づくりや、地域と行政との橋渡し役として設立されました。同組合は、今年で設立から50年を迎えます。  今後も変わらず立地する企業を支え続けていきます。 横浜市金沢団地協同組合 事務局長 國場 幸高(くにば ゆきたか)さん 株式会社パーマケム・アジアがLINKAI横浜金沢へやってきた経緯  昭和50年に工場を西区平沼から、金沢区鳥浜町へ移転し、平成4年に研究・開発・各種試験の施設も新設しました。  移転当時はシーサイドラインが開通しておらず、道路も整備中だったため、通勤には苦労しましたが、シーサイドライン開通後は大変便利な場所となりました。社屋からは海が望め、海が身近にあることは社員の憩いとなっています。また近隣に大型商業施設もあり、仕事帰りに買い物も楽しめます。首都圏への交通アクセスも非常によく、職域接種をはじめとしたさまざまな支援をしてくださる心強い組合組織があり、操業環境として恵まれています。 ものづくりへのこだわり  調査・研究を日夜続け、お客様のご要望に応える製品を開発するために何度も試験を繰り返す研究室では、女性社員が大活躍をしています。  製造業のメーカーが主なお客様ですが、お客様の叶えたい品質を追求し、努力の末、たどりついた品質が認められ、信頼を勝ち得て再びご注文をしてくださるお客様が大変多いことが何よりのうれしい瞬間です。化学の着実な実践こそがものづくりのこだわりでもあります。 株式会社パーマケム・アジア 取締役R&Dセンター長 廣重 栄子(ひろしげ えいこ)さん 鳥浜工場 副工場長 国定 宏至(くにさだ ひろゆき)さん どんなものをつくっているの?  皆さまが小さな頃から身近な普段お使いになっている各種紙製品や衣料品、ボールペンのインクや絵の具などを長持ちさせることができる魔法のような化学製品をつくっています。  せっかく購入された製品もすぐに劣化等により使えなくなってしまわないように、私たちの技術が皆さまの楽しい日常を支えています。 株式会社パーマケム・アジア R&Dセンター 副センター長 木内 保行(きうち やすゆき)さん 研究開発室 山口 俊幸(やまぐち としゆき)さん 株式会社パーマケム・アジアについて  工業用薬品や医薬品原薬等の製造販売を主とする企業で、昭和31年(1956年)に設立、今年で創業66年となり、シーサイドライン「鳥浜」駅が最寄りの鳥浜町に所在し、化学の力で私たちの生活を支える縁の下の力持ちです。 株式会社パーマケム・アジア社員: ・新幹線や航空機にも実は製品が使われています。 ・社屋はベイサイドマリーナのすぐ近くにあります。 ・社屋には高度な分析ができる実験機器がたくさんあります。 ・日夜、物質の構造や性質を解明しています。 ・明るい未来のために、マジメに化学しています。 ご紹介した企業の詳細はこちら ホームページ:「パーマケム・アジア」で検索 プレミアム探検ツアーin LINKAI横浜金沢  金沢区が主催している企業見学会「プレミアム探検ツアー」では、横浜市金沢団地協同組合に所属している株式会社パーマケム・アジアのほか、株式会社三和化成工業や株式会社グーンなど、普段は見られない工場の裏側等を見学しています。今年度の開催はありませんが、興味がある人は次回の開催をお楽しみに! この特集に関する問合せ  企画調整係(6階602) 電話:788-7726 ファクス:786-4887