広報よこはま 金沢区版 令和3年4月号 No.282 大学と地域が一緒になって キャンパスタウン金沢  金沢区では、関東学院大学、横浜市立大学と平成20年11月に協定を締結し、大学の専門的な知識や学生の行動力、斬新で柔軟な発想を生かしたまちづくり「キャンパスタウン金沢」を進めています。今回は、令和2年度に実施した活動内容を中心に紹介します。 横浜市立大学 〈ちちんぷいぷい〉  私たちは、横浜市大附属病院に入院している子どもたちを支えるボランティア活動を平成19年より行っています。活動14年目の令和2年度は、手作りのおもちゃ2種類を届ける活動を計画しました。 マジックワンダ…ひっくり返すとビーズが輝きます! オーシャンドラム…波の音が出ます!  完成したおもちゃは、感染症予防のため残念ながら手渡しはできず、病棟前で看護師さんへの受け渡しになりました。  後日、「サンタクロースからのプレゼントにしました」とのご連絡をいただきました。  間接的な触れ合いになってしまいましたが、コロナ禍で楽しみが減ってしまった子どもたちに喜んでもらえてうれしかったです。  また、私たち自身も制作を楽しみながら、子どもにとっての『遊び』の意味を学ぶことができました。 関東学院大学 〈道幸(みちゆき)ゼミナール〉  私たち「道幸ゼミナール」は、大学スポーツを通じてのまちづくりをゼミ活動の柱にしています。スポーツを通じて地域と学生が触れ合うことで、両者の理解が深まることを目的に、これまでもフットパス(まち歩き)などを開催してきました。 【ウェブでゼミ会議】  令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、ゼミ活動もオンライン中心となりました。令和元年度に引き続きラグビーのルール教室をウェブで開催しました。実演を交えた当日の動画はYouTubeで公開しています。 ・ラグビールール教室 ・ラグビーの試合の様子を撮影し投稿 ぜひ検索してください! ホームページ :「YouTube 道幸ゼミ」で検索 「キャンパスタウン金沢」とは  「キャンパスタウン金沢」では、大学の活力を活かした、学生の地域での活動を支援するための「サポート補助金」交付事業を行っています。12年目になる令和2年度も、両大学のゼミやサークルから多数の応募があり、申請内容も多種多様です。  毎年、審査会を開催し、地域団体や両大学の代表からもご意見をいただきながら、厳正な審査の上で補助金額を決定しています。  令和2年度は、今回ご紹介している2団体のほか、計9団体に交付し、コロナ禍の中での地域貢献活動を応援しました。 ●令和2年度「キャンパスタウン金沢」サポート補助金申請団体 ◎関東学院大学 団体名 新井ゼミナール 内 容 金沢区の今昔写真を通じて世代間を結ぶ活動 団体名 石井ゼミナール 内 容 金沢八景地区における変遷と歴史のデジタル表現 団体名 道幸ゼミナール 内 容 大学スポーツと地域の活性化 団体名 金沢区コミュニティFM設立委員会 内 容 FMラジオ局設立のための会議開催 ◎横浜市立大学 団体名 三輪中西ゼミ 内 容 つながる横浜金沢シーサイドプロジェクト 団体名 三浦半島研究会 内 容 ちいさな駅前半島マルシェ 団体名 ちちんぷいぷい 内 容 病気と闘う子どもたちへ手作りおもちゃの差し入れ 団体名 齊藤ゼミ 内 容 空き家リノベーション 団体名 CEBA(シーバ) 内 容 大学周辺の飲食店などに取材、内容を動画で公開 「サポート補助金」審査会に、地域代表オブザーバーとして参加されている岩負長にお話を伺いました。 六浦東地区町内会連合会 岩普iいわさき) 会長:「補助金の募集が始まった当初は、審査会で落とされるんじゃないかと、学生さんたちがすごく緊張していたのが印象に残っています。  現在では、毎年多様な団体からの申請があります。これからも、学生さんには活動区域を金沢区全体に広げて、区民の認知度をもっともっとあげていってほしいです。」 この記事に関する問合せ 地域力推進担当(6階601) 電話:788-7718 ファクス:788-1937