広報よこはま 金沢区版 令和3年3月号 No.281 地域防災拠点での 感染症対策  東日本大震災から10年。震災時の行動や備蓄を再確認するとともに、感染症にも備えましょう。 地震が起きた時の避難の流れ @自宅からいっとき避難場所へ A自宅が無事であれば在宅避難 B火災が広がっている場合は広域避難場所へ C家屋の倒壊等で自宅に住めない場合は地域防災拠点へ ●いっとき避難場所とは?  地震発生後、避難の必要があるときに集まる避難場所です。自治会・町内会が任意で決めています。 ●広域避難場所とは?  地震による延焼火災から一時的に身を守る場所です。 地域防災拠点とは? ・大地震の際の避難所で、区内26か所の小中学校を指定しています。 ・市内1か所でも震度5強以上が観測されたら、全拠点を開設します。 ・地域防災拠点運営委員会(主に地域住民で構成)を中心に、避難者が協力して運営します。 ・拠点に避難する際は、自宅から非常持出品を持参しましょう。 地域防災拠点が持つ4つの機能 @家屋の倒壊などにより家に住めない人が生活する A避難者や地域住民に必要な水・食料などを配付する B行政との情報交換を行い、避難者などに情報提供する C備蓄資機材を使って救助・救出活動を行う コロナ禍における拠点での感染症対策 @消毒・検温・健康状態を確認 ↓体調に不安がない場合 A避難者カードの記入 B一般避難者用スペース(体育館など)  飛沫感染を防ぐため、避難者同士の間隔は少なくとも1m空けます。 @消毒・検温・健康状態を確認 ↓体調に不安がある場合 発熱等の症状がある場合 A健康状態の聞き取り B有症者用専用スペース(教室など)  飛沫感染を防ぐため、間仕切りダンボールベッドを配置します。  金沢区では、地域防災拠点の感染症対策を進めています。体調に不安のある人などへの専用スペースの確保、避難者スペースのレイアウト作成など開設・運営方法の確認を行いました。  新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためにも、自宅が無事な場合は在宅避難、倒壊などで自宅に住めない場合でも、親戚・友人宅に避難することをご検討ください。  マスク・アルコール・間仕切りなどの感染症対策物品も各拠点に配備しています。 ぼたんちゃん:地域防災拠点以外にも避難先を考えておくことが大切なんだね。 震災時の医療体制  災害時には、医療機関に多くの負傷者が殺到するため、特別な医療体制となります。  災害時、診療可能な医療機関は「診療中」の旗を掲出します。  緊急度・重症度に応じて医療機関を選んで受診してください。 ■極めて軽度のケガ すり傷など、まずは家族・隣近所で応急処置を  医薬品は普段から持ち出せる準備をしておきましょう。 ※普段飲んでいる薬や傷薬・風邪薬など ↓ 地域防災拠点へ  地域防災拠点(避難所)では、医師・看護師・薬剤師などで編成された医療救護隊が巡回診療を実施します。  小中学校(区内26か所) ■軽症 打撲、捻挫、軽いやけどなど生命の危険がなく入院の必要もない ↓ 診療所へ  被災を免れた診療可能な診療所(クリニック)へ ■中等症 脊髄損傷、四肢骨折、大きな切傷(要縫合)、中度のやけどなど生命の危険はないが入院が必要 ↓ 災害時救急病院へ  金沢文庫病院、金沢病院、神奈川県立循環器呼吸器病センター、若草病院、横浜なみきリハビリテーション病院 ■重症 呼吸困難、意識障害、多発外傷、大量出血、多発骨折、広範囲のやけどなど生命の危険がある、生命の危険が迫っている ↓ 災害拠点病院へ  横浜市立大学附属病院、横浜南共済病院 災害が起こる前に、お近くの医療機関をご確認ください。 ホームページ:「横浜市 災害医療」で検索 金沢区の避難所や近所の危険な場所など、災害関連情報はこちらから収集できます ●金沢区ホームページ  避難所やハザードマップなど、災害に関する情報を見ることができます。 ホームページ:「金沢区 防災・災害」で検索 ●わいわい防災マップ  自分の家の近くがどのような災害に弱いのかを調べることができます。 ホームページ:「わいわい防災マップ」で検索 《区内の危険箇所を事前に確認しましょう》 ●ハザードマップ  区役所広報相談係(1階101)・庶務係(6階603)で配布しています。 ●金沢区の地域防災拠点における感染症対策  令和2年の8月から11月に並木第四小学校で実施した新型コロナウイルス感染症を踏まえた拠点運営の確認・検証結果を見ることができます。 ホームページ:「金沢区 地域防災拠点 感染症対策」で検索 ●動画で防災を学ぼう  地震や風水害に備えるために、自分の命は自分で守る「自助」、隣近所で助け合う「共助」が欠かせません。自宅などでも防災を学べる動画です。災害へ備えてご活用ください。 ホームページ:「横浜市 動画で防災を学ぼう」で検索 ●緊急速報メール(エリアメール)  一定のエリアにある携帯電話に対し、災害情報や避難情報などを配信します。登録は不要です。 この特集に関する問合せ  防災担当(6階603) 電話:788-7706 ファクス:786-0934/事業企画担当(4階409) 電話:788-7824 ファクス:784-4600