広報よこはま 金沢区版 令和3年1月号 No.279 LINKAI 横浜金沢のものづくり  横浜市を代表する産業集積地が金沢区の臨海部にあります。その地域の愛称は「LINKAI 横浜金沢」※。  聞き慣れないかもしれませんが、優れた技術を有するものづくり企業が数多く立地しています。その中で横浜の味を支える縁の下の力持ちである企業をご紹介します。 横浜市金沢団地協同組合 事務局長 國場 幸高(くにば ゆきたか)さん ■株式会社武居商店がLINKAI横浜金沢へやってきた経緯  昭和50年(1975年)に南区井土ケ谷から、金沢区鳥浜町へ移転してきました。LINKAI横浜金沢の良さは、やっぱり海が近いことです。首都圏への交通アクセスも非常に良く、組合組織がしっかりしていて、さまざまな支援や横のつながりが構築でき、周辺にお得意様も多くいらっしゃいます。  LINKAI横浜金沢には多くの企業が立地しており、たくさんの仲間がいることは大変心強く、身近にCSR活動(社会貢献)をされている方々がいらっしゃることが刺激になり、活力となっています。いずれはCSR活動もやっていきたいです。 ■LINKAI横浜金沢に立地する企業として、目指していくもの  地元金沢区のお客様に愛されるものを作っていきたいと思います。自社の製品が金沢区にお住いの方の冷蔵庫にいつも入っているような、100年先も愛される味をものづくりの企業として目指しています。 ■LINKAI横浜金沢のものづくりへのこだわり  LINKAI横浜金沢に立地している企業は、有名な製品を製造する優れた技術やノウハウをお持ちの企業が多く、私たちもその情熱を見習いながら、ご家庭でどれだけプロの味付けを再現できるかを焦点に当てて、液体調味料の開発を日夜行っています。そして、地元の食材をできるだけ多く使用し、地産地消を追求しています。実際に横浜産こんぶや神奈川県産みかんを使用したドレッシングを開発しました。 専務取締役 武居 順平(たけい じゅんぺい)さん  この大きなステンレス攪拌(かくはん)機付製蒸気調合釡でさまざまな材料を調合していき、液体調味料に仕上げていきます。  このあと、冷却をして、製品となるように容器に充填(じゅうてん)・包装をして、出荷の準備をしていきます。 食品部工場長 藤中 勝(ふじなか まさる) さん 株式会社武居商店について  株式会社武居商店は、液体調味料の製造・販売を主とする企業で、明治5年(1872年)創業(横浜開港(1859年)から13年後です)、今年で創業149年となり、シーサイドライン「鳥浜」駅が最寄りの金沢区鳥浜町にあります。  お客様の叶えたい味を再現した製品は行列のできるラーメン屋さんや焼き肉店、ショッピングモールのフードコートなどの飲食店でお使いいただいています。 ■LINKAI横浜金沢の味を区民の皆さんにもお届けします  オリジナルドレッシングなども手掛けており、ここで製造されたこだわりの液体調味料を味わいたい!購入したい!と思いましたら、LINKAI横浜金沢内にこだわりの液体調味料を使ったランチが食べられる直営の食堂があります。また、南部市場内にある直営店や、本社工場前などに設置をしている自動販売機でも購入可能です。ぜひLINKAI横浜金沢発の味を発見してください。 代表取締役 武居 正則(たけい まさのり)さん ※「LINKAI横浜金沢」とは  金沢区の臨海部に立地し、昭和42年(1967年)に根岸湾埋立事業をはじめとして実施された3つの埋立事業により、海から生まれた地域です。(現在の金沢区福浦・幸浦・白帆・鳥浜町が該当します)ここには、1,000を超える企業・事業所が立地し、製造業、卸・小売業、運輸・物流業を中心に、主に中小企業が集積しています。 LINKAI横浜金沢の詳細はホームページにて ホームページ:「LINKAI 横浜金沢」で検索 この特集に関する問合せ  企画調整係(6階602) 電話:788-7726 ファクス:786-4887