広報よこはま 金沢区版 令和元年11月号 11月は児童虐待防止推進月間です しつけのつもり…でも虐待かも ~体罰は法律で禁止されます~  児童虐待防止法等が改正され、「親がしつけに際し体罰を加えてはならない」と、体罰の禁止が明記されます。(令和2年4月施行)  「しつけ」と「虐待」、子どもとのかかわり方について、考えてみましょう。 しつけと虐待 〇しつけ ・大人が落ち着いて対応している ・子どもと同じ目線、立場で教える 〇虐待 ・大人の都合、大人の感情にまかせた行動 ・力を濫用している ・子どもの心や体を傷つけるような教え方 ポイント 「親が一生懸命にやっている」 「親は子どものことをかわいいと思っている」 それでも… 子どもにとって有害な行為であれば虐待です! 体罰・暴言は子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼします  脳画像の研究により、子ども時代につらい体験をした人は、脳にさまざまな変化が生じていることが報告されています。 社会生活に極めて重要な脳部位(前頭前野) 役割  考える・行動や感情をコントロールする・コミュニケーションをする・やる気を出す 等 →厳しい体罰で萎縮 声や音を知覚する脳部位(聴覚野) →暴言で変形 出典:『子どもを健やかに育むために~愛の鞭ゼロ作戦~』平成28年度 厚生労働科学研究費補助金 健やか次世代育成総合研究事業「妊産褥婦健康診査の評価および自治体との連携の在り方に関する研究」(研究代表者 立花良之)「母子の健康改善のための母子保健情報利活用に関する研究」(研究代表者 山縣然太朗)を引用し作成。 試してほしい しつけのコツ! しつけのコツ① 期待値を合わせよう 何度も言うのにしない、できなくてイライラする、そんな時は子どもへの期待が高すぎるのかもしれません。高すぎる期待は、子どもの自信とやる気をなくします。コツは子どもをよく見てその子ができそうなことをつかむことです。 しつけのコツ② ホメる時は具体的に 具体的に伝えることで、子どもは何が良かったかを知ることができ、良い行動を続ける可能性が高まります。 しつけのコツ③ してほしいことを前もって教えて練習しよう  本番ですぐに上手くできないかもしれませんが、まず練習をして、練習をほめます。練習をほめることが実際にできるようになる近道です。 しつけのコツ④ イライラした時は大人がまず落ち着く  大人はいつでも子どものモデルです。子どもは大人から落ち着く方法を学びます。 リーフレットを作成しご案内しています。 詳細は、下記「子ども・家庭支援相談」(区役所4階404)まで、お問合せください。 ホームページ:「金沢区しつけのコツ」で検索 <子育てに関する相談機関> 保護者(親)自身も、地域の皆さんも、一人で悩まず、ぜひ相談をしてください。 〇子ども・家庭支援相談(区役所4階404) 平日8時45分~17時 電話:788-7728  保健師、保育士、教育相談員、学校カウンセラーなどが、乳幼児期から思春期までの子育てに関する相談に応じます。 〇地域子育て支援拠点 とことこ(能見台東5-6 2階) 火~土曜日9時30分~15時30分 電話:780-3205  就学前の子どもと保護者が自由に集い交流したり、相談したりできます。 〇こども家庭支援センター さくらの木(能見台通16-25) 10時~18時 電話:355-0006  相談員や心理士が、子育てに関するさまざまな相談に応じます。 虐待だと思ったら 虐待しそうなときは 南部児童相談所 電話:831-4735(平日8時45分~17時) よこはま子ども虐待ホットライン 電話:0120-805-240(24時間 365日) この特集に関する問合せ こども家庭支援担当(4階404)  電話:788-7787 ファクス:788-7794