区長瓦版 平成28年12月 (区長からのメッセージ)
最終更新日 2018年11月27日
民生委員・児童委員委嘱状伝達式を開催しました
皆様のお住まいの地域に、民生委員・児童委員と呼ばれる方々がいらっしゃるのをご存じですか。
「民生委員」は、民生委員法に基づいて厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。社会福祉の増進のために、地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行っています。また、全ての民生委員は児童福祉法によって「児童委員」も兼ねており、妊娠中の心配ごとや子育ての不安に関する様々な相談に応じています。民生委員・児童委員の中から厚生労働大臣に指名されて、児童福祉に関する事項を専門に担当する主任児童委員がいます。
超高齢社会、少子化社会のなかで、地域社会とつながりが薄い核家族などの世帯が増え、子育てや介護の悩みを抱える人や、障害のある方・高齢者などが孤立し、必要な支援を受けられないケースが生じています。そのため、地域の身近な相談相手として、支援を必要とする方と行政や専門機関をつなぐパイプ役を務める民生委員・児童委員の存在がとても重要性を増しています。
12月1日、神奈川公会堂において、塩崎恭久厚生労働大臣からの委嘱状、林文子横浜市長から神奈川区担当としての委嘱状を296名の方に伝達し、そのうち35名の方に主任児童委員の指名を伝達させていただきました。民生委員・児童委員、主任児童委員をお引き受けいただいた皆様には心から感謝を申し上げます。3年間の任期期間中、地域の福祉活動の取組について、どうぞよろしくお願いいたします。
【神奈川公会堂で行われた民生委員・児童委員委嘱状伝達式の様子】
神奈川区には、18の地区民生委員児童委員協議会があり、日頃の民生委員・児童委員活動に加えて、全体研修会や交流会の開催、「神奈川区民まつり」での児童虐待防止オレンジリボン運動などの活動を行っています。また、民生委員のやりがいなどを伝え、様々な活動を紹介する「神奈川区民児協だより」も発行しています
昨年度、地域の皆様と策定しました地域福祉保健計画「かながわ支え愛プラン」の基本理念である「誰もが住み慣れた地域で、安心して、心豊かに、いきいきと暮らせるまち」を実現するために、神奈川区民生委員・児童委員協議会をはじめ自治会町内会など多くの関係団体や地域の皆様と顔の見える関係のなかで、地域の課題について一緒に考え汗を流す協働の取組を進めてまいりますので、皆様のお力添えをお願いいたします。
誰もが安心して暮らせる地域づくりのために、様々な活動をされている「民生委員・児童委員」についてぜひ知っていただき、活動へのご理解とご協力をお願いいたします。
平成28年12月
神奈川区長 二宮 智美