広報よこはま神奈川区版 5ページ 2020(令和2)年10月号 No.276 ◯特集 きちんと手洗い、 感染症を予防しよう!  感染症は新型コロナウイルスだけではありません。冬場を中心に流行するインフルエンザとノロウイルスも忘れずに! 〈手洗い・消毒で清潔に〉  新型コロナウイルス感染症を含め、さまざまな感染症予防に手洗いや消毒が効果的です。皆さん、一人ひとりが感染症にかからない、うつさないという意識をもつことで、日々を元気に過ごしましょう。 ◆正しい方法で手洗い  正しい方法で手洗いをすると、付着したウイルスがこんなに減ります! ◯手洗いなしの場合・・残存ウイルスは約100万個 ◯手洗いした場合(ハンドソープなどで10秒もみ洗い後流水で15秒すすぐ)   1回・・残存ウイルス約0.01%(数百個)   2回繰り返す・・残存ウイルス約0.0001%(数個) (出典:厚生労働省資料、参考:森功次他:感染症学雑誌) ポイント 正しい手洗いは新型コロナウイルス感染症予防策としても効果的。食事・睡眠・適度な運動も大切に! 【正しい手洗いの方法】  手を流水でぬらし、ハンドソープをよく泡立ててから洗い、最後はしっかり洗い流しましょう。 「コロナ 横浜市 手洗い」で検索 1.手のひらをこする 2.両手の甲を指先までこする 3.指先、爪の間をこする 4.指を合わせて指の間を洗う 5.親指と手のひらをねじり洗いする 6.手首をこする ポイント こまめな手洗いが大切。帰宅後、調理の前後、食事前は特に重要です。  事前準備・・爪は短く、時計や指輪は外す  終了後・・清潔なペーパータオルなどで拭き取る 専用液が白く光って洗い残しを確認できる手洗いチェッカーを区役所本館3階308窓口で団体に貸出中(数量限定・要予約)! ※詳細は福祉保健課へ ◆家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による消毒  家庭内感染を防ぐためにも、家の中を清潔にしましょう。 「横浜市 消毒液の作り方」で検索 ※手指消毒に次亜塩素酸ナトリウムは使用できません。 〈これからの季節に気を付けたい感染症〉 1.インフルエンザ  インフルエンザは、ウイルスが咳やくしゃみ、汚染された手を介して鼻や口に入り、感染します。急な高熱、頭痛、全身倦怠(けんたい)感、筋肉痛・関節痛、乾いた咳などの症状が現れます。 予防策 ●手洗い、手指消毒・・手洗いはハンドソープ、手指消毒はアルコール消毒がおすすめです。 ●流行期に人混みを避ける、マスクを着用する・・咳やくしゃみをすると、飛沫(ひまつ)が1~2m飛ぶと言われています。咳が出る人は必ずマスクをつけ、体調がすぐれない時は外出を控えましょう。 ●予防接種・・感染する可能性を減らし、発病しても重症化を防ぐ効果が期待できます。 高齢者インフルエンザ予防接種 令和2年度は自己負担が無償化されます。詳細は12ページへ 問合せ  市予防接種コールセンター 電話330-8561 ファクス664-7296 ※受付時間:9時〜17時(土日祝日・年末年始を除く) 2.ノロウイルス  ノロウイルスは少ないウイルス量でも感染する、感染力が非常に強いウイルスで、感染すると下痢、おう吐、発熱などの症状がみられます。通常1~2日で回復しますが、症状を繰り返すうちに脱水症状を起こし、重症化することもあります。 ポイント ●感染経路は「人→人」「人→食べ物→人」「食べ物→人」 ●回復後もウイルスが排出される(1週間~1か月程度) 予防策 ●手洗い・・不特定多数の人が使用するドアノブやスイッチに触れた後や、感染者のおう吐物等を処理した後に手指についたウイルスが口に入り、感染することがあります。 ●健康管理の徹底・・下痢やおう吐などの症状がある場合は、食品を直接取り扱う作業は避けましょう。感染者が調理した食べ物を食べて感染することがあります。 ●食品などはしっかり加熱(食材や調理器具は85~90℃で90秒以上)・・二枚貝等、ウイルスが付着した食べ物を十分に加熱せずに食べて感染することがあります。 ●消毒・・感染者のおう吐物や便が付いた部分には家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による消毒が効果的です。 かめ太郎「ノロウイルスは冬場(10月〜3月)に流行するんだ。感染経路を知ってしっかり予防しよう」 問合せ 福祉保健課 電話411-7138 ファクス316-7877 生活衛生課 電話411-7141 ファクス411-7039