広報よこはま神奈川区版 5・8・9ページ 2019(令和元)年9月号 No.263 ◯特集 減らそう!食べ物の「もったいない」 -家計にもやさしい食品ロス削減- 横浜市では、10月を食品ロス削減に重点的に取り組む月間としています。 日々の生活を見直すことで食品ロス削減に繋がるだけでなく、お財布にも優しくなれるかも? 今すぐできる食品ロス削減方法を紹介します! ●日本の状況 日本の年間食品ロスの発生量は約643万トン(平成28年度農林水産省推計)。 飢餓(きが)に苦しむ国への世界の年間食糧援助量約380万トン(2017年)の約1.7倍! 廃棄量の方が多いなんてもったいない ●横浜市の家庭ごみ 家庭から出る生ごみの約60%は可食部です。まだ食べられるものを捨てるなんてもったいない (平成30年度組成(そせい)調査) 1人あたりの食品ロスの年間発生量は、なんと、1人あたり年間約28キロ、おにぎり約280個分になります。お金に換算すると約2万2,000円分もの食料を廃棄していることになります。 お金ももったいない 〈食品ロスとは〉 本来は食べられるのに、廃棄される食品のことを指します。 ◎食べ残し ◎手つかず食品 例:安売りなどで大量に買ったが、食べきれなかった食品 ◎ 過剰除去 例:野菜や果物の皮を厚くむき過ぎたものなど 〈食品ロス削減に向けレッツトライ!〉 家庭でできること STEP1 冷蔵庫確認と買い物リスト作り♪  食品ロス削減の第一歩は買い物に行く前から!まずは冷蔵庫の中身をチェックしましょう。お店に行くと「安いから」と、買い過ぎてしまうことはありませんか?買い物リストを事前に作り、食べきれる量を購入しましょう。 冷蔵庫の中を確認 「どの食材が足りないかしら・・」 「今週の献立何にしようかな・・」 リストを見ながら買い物 「リストがあると買い物する時間も短縮できるね」 STEP2 賢く使い切りましょう♪  買ってきた食品はきちんと使い切ることを心掛けましょう。  保存方法によって日持ちが良くなったり、旨味が増す食材があります。たとえば大量のジャガイモを購入した際はリンゴを一緒に入れると長持ちし、キノコは冷凍すると長期保存できるうえ、旨味が増します。このような食材のまめ知識や残り野菜を集めてできるレシピなどを区役所で配布中の「まるごと旬野菜〜使い切りレシピ〜」で紹介しています!ぜひ参考にしてください。 「保存方法を工夫して長くおいしく食べよう」 ◆「まるごと旬野菜〜使い切りレシピ〜」は区役所本館5階505窓口で配布中です。 「横浜市 まるごと旬野菜」で検索 ◆メニューに迷ったら、レシピは・・「横浜市 クックパッド」で検索 ●3R夢(スリム)クッキングに参加した親子に感想や食品ロス削減に向けた取組を聞いてみました! ※3R夢クッキングとは・・ごみを出さない調理方法を体験できる料理教室 竹内(たけうち)さん親子 「お菓子など、スーパーでの買いすぎに気を付けようと思います。」 寺島(てらしま)さん親子 「切り方を工夫すれば捨てずに使える部分がたくさんありそうだと思いました。」 石井(いしい)さん親子 「ナスの皮のむき方(ヘタのぎりぎりを切る)が参考になりました。」 岩佐(いわさ)さん親子「肉など必要な量だけ買うバラ買いを実践しています。」 【もったいない まめ知識】 「賞味期限」と「消費期限」の違いって?  賞味期限は品質が変わらずにおいしく食べることができる期限、消費期限は安全に食べられる期限(袋や容器を開けないまま、書かれた保存方法を守って保存していた場合)です。  ただし、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。 「ヨコハマ3R夢」マスコット イーオ 「賞味期限切れはまだ食べられる場合があるんだね!加熱するなど工夫して、おいしく大切に食べよう!」 〈食品ロス削減に向けレッツトライ!〉 外食時にできること 「3010(さんまるいちまる)運動」を実践してみましょう  3010運動は、宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンです。 1. “乾杯後30分間”は席を立たずに料理を楽しみましょう。 2. “お開き10分前”になったら、自分の席に戻り、再度料理を楽しみましょう。 と呼びかけて、食品ロスを削減するものです。  一人ひとりが「もったいない」を心掛け、楽しくおいしく宴会を楽しみましょう。 ◆環境省のホームページから三角柱ポップのダウンロードができます。「3010運動 環境省」で検索 かめ太郎「食べきれる量を注文することも大事だね」 【もったいない まめ知識】 「食べきり協力店」を知っていますか  横浜市では食品ロスを削減する取組(①小盛りメニュー等の導入 ②持ち帰り希望者への対応 ③食べ残しを減らすための呼びかけ実践 ④ポスター等の掲示による食べ残し削減に向けた啓発活動の実施 ⑤それ以外の食べ残しを減らすための工夫)のいずれかを実践している飲食店や宿泊施設に「食べきり協力店」として登録していただいています。神奈川区内には58店舗(2019年7月時点)あります。 「横浜市 食べきり協力店」で検索、神奈川区をクリック ●和洋中などジャンルを問わず、より多くの店舗に取組に協力していただくために、食べきり協力店のロゴが今年度から新デザインになりました。 デザイン協力:学校法人岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校 〈食品ロス削減に向けレッツトライ!〉 フードドライブの活用  各家庭で食べきれない未開封食品を持ち寄り、地域の福祉団体や施設等へ寄付することで「もったいない」を「ありがとう」へ変えていく取組がフードドライブです。集めた食品は子ども食堂やひとり親家庭への食料支援、地域ケアプラザ等で開催する高齢者の食事会等で活用されています。 【受付できる食品】※2か月以上賞味期限が残っている常温保存可能なもの ●お米 ●お茶漬け・海苔(のり)・ふりかけ ●パスタ、そうめんなどの乾麺 ●調味料(しょうゆ・食用油など) ●缶詰・レトルト・インスタント食品 ●粉ミルク・離乳食・お菓子 など 【受付できない食品】 ●賞味期限が2か月をきっているもの ●開封されているもの ●生鮮食品(生肉・魚介類・生野菜) ●アルコール(みりん・料理酒は受付可) かめ太郎「受付できる食品が増えたよ!受付場所も増えたので協力お願いします」 区地域振興課資源化推進担当 伊藤(いとう)係長(左)と山田(やまだ)職員 「今年度はフードドライブを区民まつりで実施するだけでなく、区役所や資源循環局神奈川事務所でも食品を受け付けます。参加、お待ちしています!」 ◎(新規)区役所本館5階505窓口(地域振興課) 10月31日(木)まで受付中(土日祝除く)8時45分~17時 ◎(新規)資源循環局神奈川事務所(千若町3-1-43) 電話441-0871 10月31日(木)まで受付中(日曜除く)8時30分~16時 ◎区民まつり(反町公園)資源循環局神奈川事務所ブース 10月13日(日)10時30分~15時30分 ※11月以降の区役所等でのフードドライブの実施についてはお問い合わせください。 フードドライブに関する詳細は・・「横浜市 フードドライブ」で検索 問合せ 地域振興課 電話411-7091 ファクス323-2502