横浜国立大学留学生による自国文化紹介 第24弾!中華人民共和国(重慶市)の紹介 ■自己紹介 中華人民共和国出身の呉 俊儀(ご しゅんぎ)と申します。 横浜国立大学で経済学を専攻しています。日本に来て2年が経ちました。 趣味は音楽鑑賞・読書・旅行です。 僕の出身地である「重慶市」をご紹介しますので、ぜひご覧ください! ■重慶市の紹介 重慶市は中国内陸部の南西部に位置し、長江(ちょうこう)上流で最大の都市です。 人口は約3,205万人、その内、都市部人口は約2,112万人です。 重慶市は山に囲まれているため、山の都市「山城」と呼ばれ、 冬はかなり暖かいですが、夏はとても暑く感じます。 最高気温40℃になることもあります。 また、日照時間が短い大都市の1つで、霧の深い日が多いため、 「霧の都」とも呼ばれています。 ■おすすめの料理  重慶市で一番有名な料理は、何と言っても「火鍋料理」です! 重慶市は火鍋料理発祥地の1つで、多様な材料を使って新しい料理を創作することが特徴です。 皆さん、「麻辣(マーラー)」という言葉を知っていますか?実は、「麻」と「辣」はそもそも違う味です。 「麻」は四川産胡椒の味・「辣」は唐辛子の味です。 火鍋料理はこの「麻辣」と牛脂をベースとした鍋つゆ、野菜、鶏肉、魚、牛センマイ(ホルモン)などを入れて煮込み、薬味を入れたごま油をつけて食べます。  「烤魚(カオユ)」もおすすめです。それぞれのお店(家庭)で独自のレシピを持っていますが、一般的な作り方を紹介します。 魚は揚子(ようす)江(こう)の淡水魚を使用し、まずグリルの上で焼きます。香料・唐辛子・山椒・ソース・野菜を一緒に煮込みながら食べます。 ■おすすめスポット 「天生三橋」はおすすめの場所です。 2007年の世界遺産「中国南方カルスト」の一部となっている 天生三橋は、1億年前の地殻変動で天然アーチ状となったカルスト が3カ所集まっています。峡谷には3つの橋がかかっており、石橋 のスパンと峡谷の底までの距離はいずれも100メートル以上あり ます。3つの石橋が峡谷の両岸の山を一つにつなぎ、「三つの橋が 二つのくぼみを挟む」という奇妙な景観を形成しています。石橋 の間に挟まれたくぼみは、「天坑」とも呼ばれており、「トランス フォーマー4」等の映画のロケ地として使われたことでも有名です。 ■私から見た横浜市の魅力 みなとみらいの夜景は日本一と言っても過言ではないと思います。 街全体が川に囲まれた重慶市は、横浜市と同じく「都市夜景」が有名で、違った雰囲気を味わえますが、横浜市の夜景は重慶市以上だと思います。 横浜市の街並みも大好きです。友人と中華街で食事をした後、海辺を散歩したり、山下公園を通ってみなとみらいまでよく歩きます。 また、春になると、山下公園にバラの花が咲き、私の一番好きな景色です。 ■一言 横浜市はとても住みやすい都市だと思います。海も山もあり、美味しいものも美しい景色もいっぱいで、横浜は私が一番好きな日本の都市です。 保土ケ谷区は静かでのんびりしていて、夜、山から見る横浜の景色が印象的です。