🔶自己紹介 カンボジアから参りました。横浜国立大学大学院国際社会科学府のヤーリーと申します。来日したのは2019年4月です。大学院では、法学を専攻しており、物権法の研究について興味があり、不動産に関する物権変動について主に研究しています。カンボジア民法は、法整備にあたり、日本の支援を受けて制定されたものであり、不動産制度も日本民法の概念と議論を受け継いでいます。日本の登記制度や判例研究についてもっと学びたくて、日本への留学を決心しました。 🔶カンボジア王国の紹介 カンボジア王国は東南アジアに位置し、面積は約 18万㎢(日本の約半分)です。南はタイランド湾に面し、西はタイ、北はラオス、東はベトナムと国境を接しています。国民の90%以上がクメール語(カンボジア語)を話します。また、仏教(上座部仏教)を奉ずるクメール人(カンボジア人)がほとんどです。通貨はリエル、人口は約1,600万人で、首都はプノンペン都です。 カンボジアといえば、絶対に紹介せずにはいられない観光地が、世界遺産であるアンコール・ワット遺跡です。カンボジアの中にも、最も有名なスポットで、私もこのエリアが大好きです。カンボジアには、文化遺産の素晴らしさだけではなく、綺麗な田んぼや、山から眺められる壮大な景色などの大自然、カンボジア独特の文化や伝統料理なども魅力があって、それぞれについて簡単に紹介したいと思います。 🔶おすすめの観光地の紹介 既に述べたように、一番のおすすめはアンコール・ワットです。アンコール・ワットは、カンボジアの北西部であるシェムリアップに位置し、12世紀末に構築が完成され、1992年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に指定されました。2番目に、カンボジアの南部の海もおすすめです。海は素敵で、小島がたくさんあって、白い砂浜に豊かなシーフード、夕焼け、日の出、いずれも美しくて絶対おすすめです。それから、大自然を体験する観光にはカノンプサー(コンポンスピュー州)がおすすめです。特に、ハイキングが好きな方は是非行ってみてください。現時点では、道が未整備のため、アドベンチャーを体験しているような気分になりたい方にぴったりです。 最後に、カンボジアの首都であるプノンペンです。観光客もたくさんいて、お店がたくさんあります。屋台で食べられる食事や新鮮な野菜、果物も美味しいし、メコン川から見えるプノンペン市の景色も素敵で、船遊びがおすすめです。他にもたくさんお勧めしたい場所があります! 🔶カンボジアの伝統文化 カンボジアでは挨拶をする時は、手を合掌するマナーがあります。年齢等により合掌の仕方が違い、年下や友達に対しては胸のあたりで手を合わせてしており、年上の人に対しては、顔の前で手を合わせます。そして、国王に対しては、頭の上で手を合わせます。必ず、子どもたちはお年寄りの方を尊敬し、両親の勧告や忠告等に従わなければならないという伝統があります。文化については、アンコール・ワット遺跡の装飾の美しさ、シルクを使った織物、歌謡や古典舞踊等がカンボジア最大の魅力と言えます。 中でも、古典舞踊というと、アップサラ―ダンスという有名な舞踊があります。他には、ロバムチョンポーというお祝いの舞踊があります。私は大学3年生の時に踊ったことがあります。また、結婚式やお正月パーティー、お祭りなどの時には礼服を着用します。 🔶カンボジアの伝統料理 カンボジア人はお米が大好きで、ジャスミン米は一番好まれ、2018年にも世界最高の米だと評価されました。カンボジア料理に欠かせない材料といえば、プロホックという魚ペーストです。プロホックは魚の発酵食品で、クメール料理には必ず使われる調味料であり、その魚ペーストを使って色んな料理が調理できます。例えば、ソムローココ-(Samlor korkor)、ノム バニョジョック(Nom banh chok)、トォク クルン(toek krueng)等はこの調味料が使われています。ここに挙げた料理は全て私の大好物です!最近もよくチャレンジして作っています。カンボジアも、ストリートフードと果物が美味しくて、安く購入できます。私の好きなストリートフードは「ノムパン シアメイ」という、甘辛いソースがかかった肉団子を挟んだ調理パンです。果物では、ドリアンが好きです。果肉はクリーム色で、特殊なにおいがありますが、非常に甘いです。カンボジアに来たら、是非食べてみてください。 🔶保土ケ谷区についての感想 日本に来てから、色んな事が体験できて、本当に楽しかったです。たくさんの外国人の友達も作ることができて、大学での勉強も順調に進んでいます。2020年から新型コロナウイルスの影響で色んな活動が中止され、大学でもオンラィン授業が開始されました。自宅で過ごす時間が多くなり、自粛しながら、自習や手料理をする時間が増えてきました。このような状況が落ち着いたら、保土ケ谷区内でまだ訪れたことがない場所を探したり、ボランティア活動なども参加できたら良いなと思っています。